80 夜天銀月
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シスター ナターリエは、家事手伝い ローザの様子を一度見ると目を伏せて、声はかけずにいた。
2013/01/13(Sun) 01:42:38
─広間─
[傍に寄る人の気配に一度足を止めて、横目でそちらを見]
……了解した。
[小声で囁かれた>>35ことには、短く承諾の意を返して、再び足を進める。
告発の時も、そして広間を立ち去る今この時も、背筋はいつも通りに伸びたままだった]
(38) 2013/01/13(Sun) 01:44:01
[カルメンの傍にナターリエが来る>>37のに、
すぐ傍に来られるまで気付けなかった。
先に気付いたのはアーベルだろう。
修道女の黒服に気がつけば、
クロエもまた、ぐしゃぐしゃの泣き顔を彼女へ向ける]
シ ス、ター……
[しゃくりあげて、上手く言葉にならない。
ライヒアルト修道士が人と宣した修道女。
彼女が人か人狼かをクロエは未だ知らない。
だから拒絶をすることもなく、
思考が止まったような有様でぼんやりと床から彼女を見上げた]
(39) 2013/01/13(Sun) 01:46:15
─ 広間 ─
なら、続けてはしないで。
[ロザ>>36の肩をしっかりと掴む。
ライさんが広間を出るのを確認してから力を緩めて、息が詰まっているならと背中をそっと擦った]
ずっと動いてた?
何か飲んで。ちゃんと休んで。
(40) 2013/01/13(Sun) 01:50:42
─ 広間 ─
んじゃ、後で行きます。
[承諾の返事>>38が得られると、短くこう言って、立ち去る背を見送る]
……ユーリ、ビーチェ。
ローザの方は、頼む。
リネン室のどっかに、来客用の寝間着があったはずだから……必要なら、それ、使って。
ここの掃除とかは、俺がやるから。
……クロ姉も、休んで。
[それから、広間内に居る人々に呼びかけて。
は、とひとつ、息を吐き出した]
(41) 2013/01/13(Sun) 01:51:58
[クロエが泣きながらこちらを見るのに気付くと、そっと手を伸ばし、
拒まれなければ慈しむようにその頬をなで、次に頭に手をやさしく置き]
私からは…どういえばいいのか、うまい言葉は…見つかりませんが。
ただ…………
皆さんが恨み合う事になるのは…痛ましいです。
カルメンさんのことを思うなら……、一緒に冥福を祈っていただけますか?
[勤めてやさしく、いたわる声で。
アメリアのことを、自分はまだ聞いておらず、
そのためか、そちらは口にしていなかった]
(42) 2013/01/13(Sun) 01:56:24
[エーリッヒの声>>41を上の空で聞いた。
随分懐かしい呼ばれ方をしたように思う。
温かく広がった血は、床の冷たさにすぐに冷やされた。
掃除はきっと大変だ……と、意識の片隅が思考する]
(43) 2013/01/13(Sun) 01:59:21
─ →二階─
[広間を出て、階段を上り、男が最初に向かったのは己の個室では無く]
遅くなってすまなかった。
[シーツに包まれた遺体――薬屋の娘に向けて、祈りを捧げた。
昨日までと何ら変わりない様子でその死を悼んだ後に、男は部屋を出て己の個室へ。
暫く後、外套を着込み外へ出て行った男が戻ってきた際、その手には橋の残骸に括られていたはずの赤い布があった**]
(44) 2013/01/13(Sun) 02:01:52
─ 広間 ─
……分かった。
ビチェ、頼める?
[エリ>>41を横目で見て頷く。
再び血の流れた部屋にビチェを長く残すのもよくない気がして、寝間着が用意できるならと頼んでみた]
ロザ、部屋戻って着替えよう。
(45) 2013/01/13(Sun) 02:01:52
[いろいろとみんなに声をかけるエーリッヒの様子を見て、小さく礼をし]
すみません、後でいろいろとまた手伝ってもらってもいいですか?
[気遣わしげに問いかける]
(46) 2013/01/13(Sun) 02:04:07
─ 広間 ─
ぅ ん
[もううちはライさんの方は見てへんかった。
ナイフも落としてしもうてたし、これ以上なんかやろうゆぅ仕草は見せへん。
リアに肩掴まれてる>>40間も大人しゅうしとって、背ぇ擦られぇと呼吸整えんのに合わせて咳したりもした]
ッ ク けほっ
なぁん も 飲んでへん し、 なぁんも 食うて へん
ぅ ん、 やすむ こほっ
[顔には出てへんでも、身体は正直やった。
段々辛ぁなって来て、上手く呼吸整えられんで咳が多くなってく。
休むにしても何すんにしても、先ずは風呂ん投げられるやろか。
やってうち、もろに紅いん被っとったさかいな]
(47) 2013/01/13(Sun) 02:04:39
んー
[着替えようて勧めに返すんは>>45、素直な肯定やった**]
(48) 2013/01/13(Sun) 02:04:46
修道士 ライヒアルトは、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 02:05:07
[ふわりと柔らかな感触が頬に添えられた>>42
ぼうっと見上げる頬を、
涙に汚れた頬を慈母のような手が拭い撫でてくれる。
優しく頭を撫でられて、またじわりと目に涙が浮かんだ。
ナターリエを見上げていた顔が、徐々に俯いていく。
嗚咽。堪えようとすると、肩が細かに震えた]
…………。
[はいと言おうとして、声が上手に出せなかった。
鼻を幾度か啜り上げて、こくりと頷いて意を示す。
いたわってくれる声が優しく沁みた。
ミリィのことに言葉が及ばないのに気付く余裕は、この時なかった]
(49) 2013/01/13(Sun) 02:05:10
なので、手伝いが必要な時は…
代わりといっては変かもしれませんが、いつでも言ってくださいね。
[気遣わしげな目線を送りながらコエも送る]
(*6) 2013/01/13(Sun) 02:05:18
家事手伝い ローザは、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 02:06:42
[クロ姉、と。
懐かしい呼びかけをしたのは、半ば無自覚のこと。
12年前の出来事を『思い出して』から、抑えていた感情が、微か、発露したが故とは気づかぬまま。
ユリアンが承諾の頷き>>45を寄越せば、ベアトリーチェにもう一度、頼む、と声をかけて]
……ああ。
今までサボリ気味だったんだし、ちゃんと動くよ。
[ナターリエの問い>>46に、頷きで答える。
物言いは、以前と余り変わらないが。
声の軽さは、僅かに損なわれていた]
(50) 2013/01/13(Sun) 02:11:32
[クロエが落ち着くまで、そうして慈しむ様子は、
立派にシスターの勤めてるもの、以前を知る皆からすればずいぶんと成長したように感じるだろう]
すみません、いつまでもこのままではカルメンさんも寒いでしょうから。
[と、今度こそそちらの傍へと寄った]
(51) 2013/01/13(Sun) 02:12:02
……ああ。
ま、そうならないようには、したいけどな。
[気遣わしげな視線に重なる、コエ。
それに返す銀の獣のコエは、表の青年の声とは異なり、調子を変える事はない]
(*7) 2013/01/13(Sun) 02:14:19
[カルメンの目を閉じさせて、アーベルはそのまま傍にいただろうか、あるいは誰かのもとにいたか。
短い聖句を呟き]
ご冥福を……
[後何度呟くことになるか、呟けるのか、わからないがその言葉をこぼす]
(52) 2013/01/13(Sun) 02:19:46
[もっと冷静でいたのなら、
エーリッヒの呼びかけの違いにも…声の違いにも気付けたろうか。
彼が感情を平坦にしていたのを、
思えば目の当たりにはさしてしていなかった。
もっと余裕があれば、目も向けられていたのだろうに。
けれど色々なことが起こり過ぎていて、
彼へと気を配る余裕が失われていた。
───12年前。
かの出来事を片鱗なりとても知るならば、
或いは真っ先に疑うべき対象でもあっただろう。
それでもそちらに意識が向かなかったのは、
情、というものが介在したことを否定しがたい]
(53) 2013/01/13(Sun) 02:22:53
─ 広間 ─
そか。
[咳したりで本当に苦しそうだけど、ロザ>>47が少しいつものロザに近づいた気がした。
着替える前に髪から風呂で流した方がいいとは、肯定>>48の返事を受け取ってから気がついた。不調そうなのは変わらないので、どちらに向かうのも付き添った。
それから、パンよりは喉を通りやすいかと温室の木苺も分けてもらって、水と一緒にロザの部屋まで運んだ**]
(54) 2013/01/13(Sun) 02:23:51
[手や袖で涙を拭うことは出来なかった。
カルメンの傷口を押さえた手も服も全て、
鮮血の赤に染まっている。
だからぐしゃぐしゃの顔のまま鼻を啜って、
ナターリエが声を発する頃>>51には、
幾分落ち着きを取り戻していた]
ん…。そう、だね。
[カルメンの亡骸へと手を伸ばす。
血に汚してしまう心配はなさそうだった。
カルメン自身も、自らの鮮やかな赤に彩られていたから]
(55) 2013/01/13(Sun) 02:24:16
狩人 ユリアンは、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 02:29:04
シスター ナターリエは、細工師 クロエに話の続きを促した。
2013/01/13(Sun) 02:30:25
[ナターリエの呟く聖句>>52に目を閉じる。
少しでもカルメンの魂が安らげばいいと思った。
心からそう願って、瞼を伏せた]
汚れちゃったな…。
別なので、いい?あとで持っていく。
[カルメンのつけていた赤い花の髪飾りを拾い、
動かぬ女友達へ向けて囁きかけた。
赤い花は、カルメンの血に染まっている。
だから自分の銀細工を彼女の髪に飾ろうと思った。
一番気に入っていたやつを飾ってあげようと、思った]
(56) 2013/01/13(Sun) 02:36:00
─ 広間 ─
[ユリアンがローザに付き添って行くのを見送った後。
亡骸を包むためのシーツを用意したり、埋葬の手伝いや、広間の掃除をして。
合間、ベアトリーチェに声をかける機会があれば、休む時には、自分の部屋を使っていいから、と言っておいた]
……俺は、どこでも寝れるから、気にすんな。
[こちらの寝場所の事を言われたなら、きっぱりとこういいきって。
一通り、作業が済んだ後に向かうのは、話を、と望んだライヒアルトの部屋。**]
(57) 2013/01/13(Sun) 02:36:44
研究生 エーリッヒは、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 02:40:00
研究生 エーリッヒは、メモを貼った。
2013/01/13(Sun) 02:43:18
…ありがとう。シスター ナターリエ。
[そして顔を上げ、修道女へと礼を紡ぐ。
未だに顔は涙に濡れてひどい有様だけど、
幾分かの冷静さを取り戻したことは知れるだろう。
少しすれば、エーリッヒが埋葬の手伝いに来てくれた>>57
クロエはやはりまだ少しぼんやりとしたまま、
血を落としたり何かを少し口にしたりすることになるだろう。
カルメンが部屋に運ばれれば、一度彼女の元に赴いた。
そして銀の髪飾りを彼女の髪に飾りつけた。
目を開けて喜んでくれないのが悲しくて───、
また枕元で泣いてしまった。
彼女の声がもう一度聞きたいと、心から思った*]
(58) 2013/01/13(Sun) 02:44:37
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