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面白い、って言うのかなあ。
[むにっ、とか左右に引っ張ってみた。
引っ張られたふわふわは、ふるふるしている]
でも、『世界樹の子』の番人っていうなら、コレに護られてるあれって……。
[何となく、視線は窓の方へと向いていたり]
綿毛っぽいから、案外、『世界樹の子』の綿毛だったりして。
[それから、もう一度ライトグリーンを見て。
思いっきり、適当言った]
ぅーん…過去にもこんな前例ってあったかしらぁ。
[胸の谷間からごそごそ、ふわふわを取り出し、びろーんっと頬を伸ばすように弄くる。『やめてー』とかいってそうであるが]
…だってわからないことが起きてるのよぉ…わからないことがわかるって面白いじゃなぁい。どうやって閉じ込めたのかしらねぇ…
[思案気に、釣られる様に窓を見つつ]
世界樹の子は…寒がりなのかしらぁ
[びろーんびろーん]
「大増殖なら、前にもあったかしら。
マナの暴走事故とか、昔はよくあったし」
[前例、という言葉に、最強寮母がぽつり。
物騒なこと言ってます]
あー、わかんない事がわかる、かぁ。
あたしは、あんまりそういう……研究的なとこには、興味ないけど。
知らない事がわかるのは、楽しい、ってのは、あるかなあ。
[何せ、先に異界接触ありきでしたから。
魔法を学ぶためにここに来たのではなく、異界龍との接触を期にここに来た事は、一部では有名なお話]
寒がりな樹……あったまるために、ふわふわ増殖させてるとか?
[ふにふに、もふもふ]
そっかぁ…でもマナが暴走してた頃はふわふわのことを考える余裕なかったんじゃないかしらぁ
[それよりももっと違うこと考えていただろうし。とか寮母の呟きに答え]
ふふっ。私だってそんな深く考えてないわよぉ。でも未体験なことや、見たことのないものを見る驚きとかってゲルダちゃんもあるでしょ?
それが楽しいのよぉ
[にこにこと噂のことはうっすら聞いていたのか特に言い分を気にも留めずに、びろんびろんふわふわを伸ばして]
えぇ。冬に備えてふわふわを…でもぬくもる前に飛んでってるわよね
[カルメンの言葉に、寮母は「そりゃそうね」と頷いた。
かなりあっさりと]
んー、まあ、何となくわかるかなあ。
[山からここに来た当初は、そんなのばっかりだったし、とか呟きつつ。
ライトグリーンをもふもふ。
手触りは気に入っているらしい]
風が吹けば散っちゃうんだし、暖房には向かないんじゃないかなあ……。
やっぱりそうよねぇ…マナが暴走してた頃って…もっと施設とかも整ってなかった印象があるものぉ
[とあっさり頷く寮母にいつもの甘ったるい声で返事して]
でしょでしょ…今回だってそういうものよぉ。結界張られてふわふわに潰されるなんて私読んだことないわぁ…ふふっ…でもすこぉし…飽きてきちゃった…かなぁ…夢か想像みたいなものかしらねぇ…
[面白いとか飽きたとか勝手なことをいいながらも、最後はほんの少し残念そうな声音で、ふわふわを丸めるようにもふもふして]
そうよねぇ…じゃあたくさん増殖することで意識を反らさせて、世界樹の子は安全を確保するのかしらぁ
[ふわふわダミーを少し想像]
「設備揃ったのは、機鋼学科と影輝学科が出来た後だからねぇ」
[なんか、昔語りモードで遠い目をした後。
お茶でも淹れようかしら、と寮母は厨房へ]
普通にないと思うんだけど、こういう事態って。
むしろ、あったらアーデル姐さんが対処法知ってそうだし。
[あっても助けてくれるとは限りません]
飽きた、かあ……あたしは、ふわふわ掃除するのには飽きたかも。
あと、ここだと思いっきり高く飛べないし。
[言いつつ、翼をふぁさ、と動かす]
うーん、仮にそうだとしても、世界樹の外敵って、なんなんだろ。
樹だから、蟲とか?
あらぁ。そうだったんですかぁ。あ、私のもお願いねぇ。アーデルハイトさぁん
[さすが創立当初からいる人と感心しながらも甘えた声でお茶をおねだりして]
えぇ…普通にないわよねぇ。占術で読み取ったときもこんなのあるなんて出なかったものねぇ
[だから余計に新鮮な感じ。でも鮮度も落ちてしまったけれど]
こうやってどうなのかしら?って考えるのは楽しいけど、この子教えてくれないものぉ…けちねぇ。
[びろーんびろーんと伸ばしつつ翼を少し羨ましそうにとろんとした眼差しで見て]
うーん…蟲よりも。…人系かしらぁ
[系というのは人間だけではなく、エルフだとか獣人有翼人も含めてだが]
不届きな輩ってどっかに少しぐらいはいるものだものぉ…ねぇ?
占術って、えーと。
色んな未来から、一つを当てるんだっけ。
[首を傾げつつ、確かめるように問いかけて]
教えるつもりがあっても、あたしらが読み取れないだけなのかも。
読み取れる子たちは、外出てるし。
[言いながら、むにっ、とした。
翼に向けられる視線の意味には、気づいた様子もなく]
あー……世界樹、って、力のカタマリみたいなとこあるし、そういうのもありかあ……。
そうよぉ。正確には一番起こりえそうな出来事を…ね。完璧じゃないけどねぇ。そうだったら事前に誰かがこうなるのに気づくもの
[因果律がどうだとかは抜いてわかりやすく説明。]
そうねぇ。ベッティちゃんやクロエちゃんならわかったのかしらぁ…でも、ゼルギウス君みたいにふわふわが出たおかげで新しい術式考えたりもあるから知らないでもいいのかもぉ?…私も…アーデルハイトさんの居ない間に…ちょっと試そうかしら
[いたずらっ子のようにふふっと笑みを浮かべ、ふわふわ片手にルーンカードを数枚胸からだしてみたり]
ええ…そういうことよぉ…一応…ふわふわも巨大化して応戦できるみたいだし…
[でも不届きな輩がふわふわに押し潰されて撃退されたと思うと少しおかしかったりと想像してふふっと笑みを浮かべる]
ねぇん…どういう結界なのか教えてぇ…
[甘えた声でふわふわに、何か言ってるようだが結局理解できなかったりで少し飽きてきてる]
あ、そうか。
完璧に当てられるんなら、こうなる前に導師が気づくよねぇ。
[気づいても放置しないとは、誰にも言い切れないのが怖い所。とかは置いといて]
ゼル先輩の術式……あー、さっきのあれかぁ。
って、試すって、何を!?
[引き出されるカードに、ちょっと焦った声を上げる。
力が篭ったのか、ライトグリーンが手の中でじたじたした]
世界樹狙って、ふわふわに潰されるとか、かなり喜劇っぽいというか……。
ふふっ…もちろぉん…焼き払ってみるとか、凍らせてみるとか色々よぉ。何が効果的かしらぁ
[窓のほうまでいきながら、おっとりした笑みをゲルダに向けて。ふわふわ拷問宣言してみたり。まあ実際はそのどちらでもないわけだが]
えぇ…でもそんなことないかもよぉ。今回とは逆で…潰して、結界の中に放り込んじゃうのかも?
[そして出るにも寮母さんが出れない時点でそうそう出れる人間はいないだろうし。なんて思いつつ、窓をそっと開けて]
集めて…押して…潰して…しまいなさぁい
[やはりいつもの甘い声ながらも、それに呼応してうっすら光るカード。
風が起こり…当然ふわふわも増やしながらも一箇所に押し込むようにして風の壁のようなもので包み込む
風の壁の中では大量にふわふわ増産中だが外側から問答無用でプレスして押し込んで…]
[巨大なのは無理だとしても細々したのや少々大きいのは一箇所に集えさせれて]
ふふっ…上手く言ったかしらぁ?
[笑みを浮かべ食堂の面々を見るが、その後ろでは押し込まれたふわふわの増える量が多すぎて、風の壁が歪み、危険に膨らんでいたりする]
何が効果的って、ね、ねえ。
ちょっと、ちょっと。
[窓を開ける様子にわたわたと。
抱え込んだふわふわが『きゃーきゃー』とか騒いだかも知れない。
何となく、無意識にそれを押さえ込みながら]
え、ええと……。
上手く行って……ない、と、思うっ!
[こちらからは、風の結界内のふわふわの様子は見えるわけで。
思いっきり、声が上ずった]
ぅぅん…そうかしらぁ?
[と、振り返る、ぴきぴきっと既に破裂寸前に膨れ上がっているのを確認して]
やっぱり難しいわねぇ。複数枚使うの初めてだけど…風に重さとかを付随してみたのは面白かったと思うんだけどなぁ
[呑気に首を傾げつつも、窓をぴしゃっと閉めた直後。パァンという破裂の音とともにふわふわ大噴火現象&巨大ふわふわが更に数匹追加]
もぅ。ゼルギウス君ったらぁ…その見事ってどっちの意味なのぉ
[噴火してるんだから褒められるはずない…という思考はなかったらしい]
……ひゃうっ!
[中まで響く破裂音に、思わず声を上げて座り込む]
……複数枚とか、それって、単純に魔力増強してるってコトになるんじゃないのお?
あんなに増やしてどうするの……って。
[ふと。
厨房の方から。
何か、感じたような気がした。
逃げた方がいい? という視線を向けたなら、肩の真紅は無言で頷いた。つまり、肯定]
ぅ〜ん。増強もあるけどちょぉっと違うかしらぁ。いろんな意味を組み合わせればより複雑な効果を及ぼすことも出来るのよぉ…まぁ。実験に犠牲はつきものよぉ
[と、座り込んだゼルダに説明しつつ、増やしたことにはまるで悪気がないとかはあるが]
じゃああとお願いねぇ
[ここまでも他人任せで遁走…といっても優雅に歩いてですが、だって逃げたって転移する人から逃げれるはずないのはわかってるから]
はあ。
[説明部分は、なんかよくわかんない、と思ったらしく惚けた声を上げ]
て、犠牲はつきもの、で済ませていい問題じゃないんじゃっ……。
[言いながら、じりじり逃げてます、逃げてます]
お願い、って、そう、言われてもー!
そうやって、魔法って言うにものは確立されていったのよぉ
[だからそういう問題でいいのよぉ。と言ってる直後にぴっしゃ〜ん]
あー……。
[見事な落雷に、抱え込んだふわふわがもふっと膨らんだかも知れない。
落雷の主の表情が見えないのは、多分、幸い。
きっと物凄く、いい笑顔をしてるんだろうけれど]
これもこれで、犠牲……なのかなぁ……?
[ちょっと意味合い違うような]
……もぅ。アーデルハイトさん。
髪や服が焦げたらどうするのぉ
[頬を膨らませてちょっと黒くなりながらも子供のように抗議。ただおしおき用の雷なのか、その辺りは大丈夫なのかもとか。ちなみに倒れないのは慣れであるが、やはりくらっときて*ぱたり*]
……あー、何やってんだか。
[ぱたり、と行った様子にため息一つ。
とりあえず、放置するのもなんなので、近くの長椅子まで引っ張っておく]
にしても、大分、増えたなあ……。
[それが終わると、窓際まで行って、跳ね回るパステルカラーにため息一つ]
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