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[お互い様、との台詞には軽く笑って]
無理はしても無茶はしてないつもりだけど。
[屁理屈を捏ねる]
[そんな隙にゲルダは消えていた。
首を捻りつつも探したのは僅かな時。
教会に行こうと切り出した]
提案したのはミューラさんだし、
行き先はわかってるはず。
[アーベルがいる可能性が高い、との台詞も聞こえていただろうと。
答えは聞かず先へと促す]
昨晩、アンハルトさんが襲われたらしいの。
……それを、あの子が止めたんだって。
[二人になったのを良い機とばかり、歩みながら話す。
知ってはいても、止めはしなかった。
その事自体はハンスと同じ、けれど異なる理由]
場所は分からなかったから、
貴方みたいな真似は出来なかったけど。
[苦笑と共に告げて、髪絡ませる風の源を探すように歩んでいく。街でも特徴的な尖塔が近付いて来た]
[普段は人もさほど多くない教会の周り。
そこに集い始めた野次馬を自衛団員が制しており、同じく追い払われかけたが、彼らがハンスの姿を認めればそれも止んだ]
アーベル、
……それに、レナーテさん。
[礼拝堂へと赴き、何でも屋の女性と弟の姿を見つける。
真新しい血痕も見えたが、述べたのは恐らくは弟に連れて来られる形になったレナーテへの感謝ばかりで、仔細を問うことはしなかった]
[傍に寄り、アーベルの顔を下から覗き込むように見上げる]
……終わってないのね?
[それ以上の言葉はなく、問いを口にはしない。
蒼を映す翠は、想いを雄弁に語る。
彼が、自ら話すことを望むと]
[怪我のない片手を持ち上げる。
普段ならば耳を引くその手は、更にその上に。蒼い髪に指を通し、くしゃりと撫でた。
ほんの一時で離れたけれど、そうしたのも*久方ぶりのこと*]
[返された台詞にはどう違うんだと苦笑する]
[ゲルダから視線を外していた僅かな隙だった]
[まるで被害者たちのようにその姿は消え]
[暫し探すもエルザの提案には頷いた]
そうだな。
無事ならば会いにも来るだろう。
[でなければ今ここで探しても同じだろう]
[歩き出してエルザの話を聞き]
[目を瞬いた]
場所は分からないけれど止めた?
……ああ。
[アーベルが何を出来たのかは知らない]
[だが繋がるものがあった]
[もしゲルダがもう一人ならば]
[その邪魔をしたのがアーベルなのならば]
それならアーベルは確実に向こうにいるか。
教会だと分かったのは聞こえてきた声の響き方からだ。
魔法に慣れていれば会話の内容も取れただろうし。
[普段より低い声で返しながら]
どうしても後手に回るな。
[大した差はないと苦笑を返す]
[足を止めずに進めば神の家のシルエットが見えてきた]
『通してくれ』
[追い払おうとする自衛団員を逆に追い払う]
[今度は咳き込まなかった][痛みは当然強くなったが]
[後で起きるかもしれない厄介事は今は考えない]
[隣からは怒られたか呆れられたか]
[声は出さず誤魔化すように手振りで促して奥へと向かった]
レナーテさんが一緒だったか。
[礼拝堂に入れば軽く息を吐いて]
[血痕を見れば眉を寄せる]
ヴィリーは。
[姉弟のやりとりも横目に入れながら]
[掠れ気味の低い声でレナーテに*尋ねた*]
―――礼拝堂―――
……。
[慎重に、アーベルとライヒアルトの様子を見つめ続ける。
―――正直、ライヒアルトが無理にでもそこから逃げ出そうとするならば、どうしようかと考えあぐねてはいた。風の束縛を解く訳には行かない。さりとて、ライヒアルトを傷つける気も無い。
なら、その時自分はどういう行動をするべきか。それを考えながらも、指の先一本にいたるまで些細な動きも見逃さぬよう、二人の様子を見つめる。
まあ……アーベルの集中が切れ、風が暴走しそうならば、迷わずブン殴って止める気ということだけは確実だったが]
[―――そのような思いも杞憂に終わり、やがて自警団がやってきて、ライヒアルトの周りを囲み、アーベルが風の束縛を解くと、彼らと協力してライヒアルトの身柄を押さえた。
押さえた後に連行するのは自分のやるべきことではない。やるべきことの終わったレナーテが振り返り、覇気の無いアーベルの姿を見つけると、ゆっくりと近づき、その頭をポン、と叩いた]
……お疲れさん。
よく、頑張った。
[いつもの体育会系な調子ではなく、どちらかというならば、子供をねぎらう親のような調子でレナーテが笑う]
……もう一度言うが、一人で突っ走んなよ?
[そんな言葉を吐き、新たに礼拝堂にやってきた人影を見つめる。
一人―――エルザは自分にしきりに感謝の言葉を述べていたが、それは口実だと思った。彼女は、レナーテを通し、アーベルの安否を心配していたのだろう。
レナーテは笑い、たいしたことはしてねえよ、とだけ返し、その後の二人の様子を見守った]
[そして、次に自分に話しかけてきたもう一人―――ハンスから質問を受けると、困ったように笑みを浮かべる]
アタイに聞かれても、自分自身ちゃんと分かってねえから、ちゃんとした答えは聞けねえぜ?
ただまあ、ライヒアルトが犯人で、ヴィリーがここにいたというのならば、誰でも出来る想像くらいは出来るかな。
まあ―――。
[そこで、床に染みた血痕をチラリと見つめ]
不安材料はあるかも知れねえが、アイツのことだ。例え爆発しても、自分がなんとか出来るようにはしてるだろ。
一人で行くと聞いたときから……心配はしてねえ。
─礼拝堂─
[肩を叩く感触と、穏やかな言葉。
一つ、瞬いた蒼を向けた先から向けられたのは、突っ走るな、という言葉で]
……え、と……。
[しばしの沈黙、後]
……うん。
[一つ、頷いた]
[それから間を置かず、やって来た姉とハンス。
姉がレナーテに礼を言う様子を、しばし、ぼんやりと見つめ。
側にやって来た姉の、短い問い。
答えるより先、伸ばされた手が髪に触れるのに、思わずきょとり、とする]
…………。
[撫でられたのは、いつ以来だったか。
少なくとも、それはすぐには思い出せないくらい前の事。
いつからか、周囲に向けていたのは拒絶だったから]
……まだ、終わってない。
爺様が掴んだ情報によると、実行犯は二人だっていうし。
[小さな声で、話し始める]
あの、ローザって子が違うのは聞いた。
それで、カヤが違うんなら、あと一人いる、って事だよね。
……さっき、俺をここに呼んだヴィリーのにーさんの呼びかけの対象は、ここにいる四人。
そして、にーさんは、ここにいる四人は違う、って判断したって言った。
[声は、少しずつ確りとして行く。
何気なく使われる『にーさん』という呼び方。
同じ呼ばれ方をするハンスであれば、気づくかも知れない。
それが、強く信を置く者に対してのみ使われるものである事に]
……で。
今、この事件に何かしら関わりを持ってて。
それで、にーさんがまだ調べてないのが、人形師のゲルダ。
……俺には、風に手伝ってもらう以外の能はないから、この判断が正しいかどうかなんて、わかりゃしない、けど。
当たってみるつもり。
終わらせたいから。
[宣は、小さな声ではあったけれど。
それでも、確りと、響いた]
―礼拝堂―
……そうだな。
[同じように血痕を見ながら]
[レナーテの言葉に小さく頷いた]
つまりは。
[声が途切れ喉に手を当てる]
[その間にアーベルは決意を示す]
[息を吸い直す]
解決したいのはお前だけじゃない。
ここで逃げられるわけにいかないのは同じだ。
彼女はお前を探して、直接会いたがっていた。
だが一緒に居たのに途中で姿をくらませた。
何をしようとしていたかは、想像に難くないな。
[確認するようにエルザを見る]
[続けたのはあくまでも推測でしかない]
[けれど確信にも近いもの]
それだけの手段も準備もできているんだろう。
何か対抗する手段はあるのか?
[お前だけじゃない、という言葉。
蒼が一つ、瞬く]
うん……そう、だよ、ね。
それに、終わりにしないと、拘束された連中も、消えた連中も、帰れないだろうし。
[こくり、頷いて。
ゲルダが捜していた、という話に僅かに蒼を細める]
……実行犯が俺の事知ってるなら、昨夜邪魔したのが誰なのかは簡単にわかるだろうから、ね。
対抗手段なんて、大したもの、ないよ。
さっきも言ったけど、俺には風に手を借りるしか能、ないんだから。
[レナーテの言う想像に、
アーベルの語る決意。
確認を求める視線を受け、ゆっくりと頷いた]
そうね。
……前に、違和感を覚えたことがあったのは、
その所為だったのかしら。
[思案げに、呟きを漏らす。]
……。
[アーベルの説明を、ただ黙ったまま聞いた。
自分には説明を聞いても、いまだに何がなんだかよくは分からないが、きっと、それは間違っていないのだろう。
小さく、息を吐いて呟く]
ゲルダ、ね。
[関わりとしては少ないほうだ。
確か、ケンカの仲裁をした後に、少しだけ話した。それだけの関係のはずだ。
彼女の内の感情などは全く分からない。ただの悪人なのかも知れない。
だが、それでも、ライヒアルトの時と同様]
……気は進まねえな。
まがりなりにも、談笑した仲だ。
甘いってのは分かってはいるがな。
―――けど、仕事だ。
そんな安っぽい感情が必要な場面じゃねえってのも分かってる。
やるっていうんなら、アタイもある程度の覚悟は決めなくちゃな。
[甘い、というレナーテの言葉に、苦笑めいた笑みを掠めさせ]
……それは仕方ないんじゃ、ない、かな。
俺だって、あんまり変わんないもん。
[小さく呟き。
覚悟を、という言葉に苦笑は緩む]
正直なとこ、ねーさんはあてにしてるんだよ?
俺、直接何か殴るとか、あんまり出来ないから。
[手、傷めるとまずいし、と。
綴る声は、冗談めく]
[そこまで言うと、視線をエルザに向け、口を開く]
エルザ。
こっから先は危険だ。どっか安全なところに……って、言いたくはあるが、まあ、どうせ言ってもきかねえんだろうな。
[苦笑しながら、視線をそのままハンスへと向ける]
おい、師匠さん。
アンタ、エルザのことを守れるかい?
アタイが守ってもいいんだけど、多分、それはアタイの役目じゃあないから。
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