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―西殿結界内・回廊突き当たり―
おっとこりゃ失礼。
でも原因はそこの風竜だからね!
[したたかに頭を打ち付けて、きゅぅと倒れこんでいるエルザの頭を、労わるように軽く撫でた。無論癒しは入れてあるが、揺れた頭の中身まではすぐに戻らないだろうか。
その間、怒涛の勢いで近づいてくる疾風の竜。
一瞬、視界からは消える。そしてジャンプした瞬間、上を見上げれば目が合っただろうか。]
…残念。ここでフェイントは悪手だぜ?
[ぺろりと舌をだし。その場から、瞬時に掻き消えた。]
まっすぐ首を取りに来るのが正解だなーという声と、琥珀の煌きだけがその場に残された。
わからない。
剣の存在そのものが分かるわけではないから、
力が抑え込まれただけかもしれない。
< 先程まで首飾り――もう一振りの剣を有していた腕を掴む。
黒布の下の手は、傷痕こそないものの、痛みを残していた >
ともかく、行ってみましょう。
残滓は辿れる、筈。
< 言うなり、先へ進もうと一歩踏みだす >
もし、二つが手に渡れば、どうなるのでしょうね。
―東伝・回廊―
……お願い。
もしかしたら、まだ何か対応できるかもしれないから……。
[こくりと頷いて、先に進みだした影輝の竜へと続く]
二つが、揃ったら――
確か、一つになるんだったかしら?でも、殆ど扱い切れないと……
……世界の終わりでも、やってくるのでしょうかね。
―西殿結界内・何処かの部屋―
[居所がすぐに知れたのは、おそらく部屋にかけられていた封印のせいだろう。自身の対の一つ。その残滓に引き寄せられたかのように、部屋の中央に突然現われて。
窓際のオティーリエに情緒の欠片も無く飛びついたのは、最近飛びついてなかった分が多分に含まれております。
確かめるように触れたら。
まぁとうぜん床に沈められたわけだが。]
< 揺れる焔が積み重なった惨劇の跡を照らす。
生まれた影を踏み、影輝の力を遡る >
終わりが訪れれば、次は、始まり。
今の理のない、新たな世界がつくられる――
< 確証のない、疑問交じりの科白。
氷破の竜よりも、歩みは幾らか速い >
そうであれば、良いのに。
< 距離は幾らか離れつつあった >
―東伝・回廊―
終わりと始まりは、表裏一体――か。
[幾分歩く速度の早い、影輝の竜の後に続きながら]
……もし、そうだとしたら。
新しい世界が見れなさそうなのは、残念ね。
[ゆるり首を振り、少し開いた差を埋めるべく、早足になる]
終わり自体は、恐ろしくないですか?
< 不意に、振り向いた。
その瞬間、詰まりかけた距離、
足下で揺らめくのはブリジット自身の影 >
―東殿・回廊―
[急に振り返られ、ブリジットは瞳を瞬かせて]
ああ、そうね。
なんだか、気付いたら終わってそうだったから。
痛かったり、苦しかったり、熱かったりするのは、ちょっと難儀かしらね。
[井戸端で話すかのように、どこか苦笑めいて呟いた]
この世界には、良いところもある。
……良いところがある分、その裏には悪いところもあるのだろうけれど……。
[心竜の青年の事を思い出しながら、呟く]
―西殿結界内・何処かの部屋―
まーた痩せてきてないか?肉食ったか肉。食堂ちゃんと行けよ?
[へらり床に沈んだまま笑う様子に、相変わらずの月闇の対応。
立ち上がり攻防はいくらか続いたろうか。
調子にのっているのは、きっと二人しか居ないから。…というよりは、少々気が抜けたからか。
まぁそんな些細な違いは、オティーリエには限りなく関係なくどうでもいいことなのだろうが。
いい加減青筋どころか殺気以上の何かががはっきり見えかけてきた所で、危機感感じて離れ逃げ。服の中に入れておいたものをテーブルに置いた。
直接渡さなかったのは、なるべくなら触れずにいたほうがいいという思いの表われか。
先ほど受けた頭痛は、まだ鈍く頭に残っている。
それは、けっして表に出しはしないけれど。]
ノーラ殿からお土産だ。取られないように気をつけな。
…んじゃ、聖魔剣、任せたわ。
[ひらり手を振りながら…アーベルがやられたかもしれない、とは言わなかった。
何事かを聞く前に、再び姿は消える。]
……そうですね。
全ては表裏一体。
光があるから闇があるように。
< 氷破の竜の足下の影が、地面から剥がれ宙に浮かび上がる。
ブリジットそっくりの姿を象った黒は、ゆらゆらと揺らぎ、形を変える。一時大きく膨れ上がり、ぐるりと渦を巻いた。主たる彼女に襲い掛かるような動きを見せるも、一時視界を覆ったのみで、直ぐに霧散する。
灯りをともす焔は弱まり、光と闇の境も縮まる。
影も大分、薄らいでいたようだった >
自身が消えるから、ではないの。
< 何事もなかったかのように、言葉を続ける。
今まさに、消えた影を見詰めながら >
ひとりの力で為せることなど、知れているのに。
―東殿・回廊―
[己の影に、目を瞬かせて。
影が襲い掛かるように見えると、僅かに身構えるも。
間も無く霧散して、目の前に再び、影輝の竜の姿が見えた]
ああ……自身が消えてしまうから、か。それもありといえばありね。
[苦笑して呟き、そして続けられた言葉に、こう答えた]
そう。ひとりの力じゃ出来ることなんて高が知れている。
だから、手助けする。協力しあったりもする。
[少し目を伏せ、呟く]
それが第一に来るとばかり。
< 実を言えば、襲う気はあった。
それを止めたのは、力が足りなかったか、自身の意志か。
真意を口にはせず、前へと向き直る。
影もまた、いつの間にか、ブリジットの足下に還っていた >
剣の力を使わねば叶わない程の願い、
どれだけの者が集わなければいけないのか。
< 掌に視線を落とす。
願いの事など、ブリジットは報せていない筈だった >
―東殿・回廊―
よく変わり者と言われますから。
[あまり理由になっていない気がしたが、それでもそう返答し]
……そうですねえ。
願いの種類にもよるとは思うけれど。
願いが分かれば、誰か叶えるのに適した人も、居たかもしれない、とかね。
……奇麗事過ぎるかしらね、色々と。
[眉を寄せて、苦笑気味に呟いた]
綺麗事に救われる者も、居るかもしれません。
……眩しいとも、思うけれど。
< 独りごちるように言うも、前方に発見した姿に警戒も薄く歩みを速め、その傍に膝を突いた。意識は無い。しかし、手には、しっかと握られた黒の腕輪 >
―東殿・回廊―
[最後の呟きは、微かに聞き取れず。
影輝竜の後を追うように、早足で向かう]
……腕輪がある、という事は……。
[老地竜の姿を思い浮かべ、辛そうな表情を浮かべる]
手から……外せそう、かしら。
剣にしては、力を感じな――…
< 氷破の竜より先に手を伸ばす。彼女に渡さないために。
しかし結果として、それが仇となった。
青年の心によって、剣の力が抑え込まれていたとは知らず。
触れた指先から流れ込むのは、その一端。それも己に近しい影輝の属と、混沌を齎す精神の属。暴走のひとかけらを受け、弾かれるように手を引いた >
……、っ…………!
< 伸ばしたのが、聖魔剣を手にしていた方であったのも、悪い方向に運んだか。
剣の怒りは暴走を促進させ、体内を駆け巡る。
腕を押さえ、身を縮こまらせて目を瞑った >
―東殿・回廊―
ノーラ!
[影輝竜の手が弾かれるように、腕輪から離れる。
その後もうずくまるように身を縮みこませ、目も伏せられて]
……ッ、何が……力を押さえ込んでいる?
暴走をか、それとも剣自体をか……。
[そこまで呟いたところで、首を振って]
大丈夫?ノーラ、ノーラ!
貴方は私を罰するか……
< 低く、抑えた呟き。
ブリジットを振り仰ぐと、微かに右の髪がずれる。
螢火の瞳が明滅していた >
触れては、いけない――
―東殿・回廊―
罰する……?
[眉を寄せ、倒れている心竜を見やったが、直ぐに首を振り。
影輝竜を見ると、蛍火を思わせる瞳が、闇の中から覗いていた]
触れては――、剣が暴走しているから?
[忠告は聞き入れたが、それでも焦る様にして]
< 今は黙して答えない。
剣もまた、伝える言葉を持たない >
暴走、しているだけならば、影輝の力は容易に感じ取れるはず。
ゆえに恐らく、封を施されているものと。
これ以上、下手に働きかけるのも、危ういかもしれない。
< 確証を取れぬ侭に呟く。他の手に渡らぬための言も混じって吐いたが、あながち間違いでもないだろう。
根幹から揺り動かされる感覚。
果たして、剣の暴走にのみ因るものか。
灯りのつくり出す影が、先とは異なり、意図せず蠢いた >
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