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うん、さっちゃんが行ったよ。
[ドアを見る。なかなか戻ってこないなぁ。色々、大変なのかなぁ]
雨だし、まってよっかなぁって。
それに何人も行っても邪魔だよねー。
ところで西行院って……?
[聞いたような、うーん。]
ああ、あそこにゃ蓮実もいるはずだしな。
[言いつつ、足を少し早めて。謝罪の言葉に、微かに苦笑する]
……まあ、確かに、玲や親父も心配だけど。
でも、お前の事だって大事だし、心配だし。
……だから、謝るな。
俺は、俺のしたいようにやってんだ……いつだって。
[通りすがり、人影は見当たらなかった。
本来ならば騒ぎで何人もいるはずなのに]
……。
[つまりは騒ぐことも出来無い程の、事態だということ]
可能性があるのは。
野崎さんのところかな、やっぱり。
[黒の番傘、白の上下。
勢いを増す雨の中を、ゆっくりと旅籠に向けて歩いた]
中/帰宅もう少し後、
吊りは晴実さんに入れてます。
私が玲さんに占われた気がしてならないのですが、気にしすぎですかね?
襲撃は希望あるならそちら優先で、ないときはどうしましょうか…?/
そうですか。それは助かります。
[なければ自分がいくつもりであった。
ちなみに内心ではさっちゃんで誰だ。と思っているが、名前的に聡だろう。と勝手にあたりをつけつつ]
あまり多人数でいっても門前払いでしょうからそれでいいですよ
[それにしても、孝博も遅い。と同じように扉のほうを見やり]
西行院というのは、この村をとりしきっている大きい家ですよ。
次期党首は晴美という人です…そこにいきつけば、普通に家にいれてもらえると思いますがね
[涼の年齢を知らないからか説明は小難しくなく簡単なもの]
うん…あり、がと…。
史人達が、居て、本当に、良かった。
こんな、私でも、大事だ、って、言って、くれる…。
私も、皆が、大事。
だから、少しずつ、でも、出来る、ことを、していく、つもり。
頼りに、ならない、かも、しれない、けど。
[史人を見上げ、小さく笑みかけた。頼ることが出来る者が居る安堵感に、身体の震えもいつの間にか治まっていた]
/*
そ、それは私も思わなくも無いんだけどでもないよねたぶん、う。
……わかりません。
帰宅時間了解しました。私は後ほどまた一時間・・・はかかんないけど落ちますのですみません。
[何か考え事をするように、コダマを撫で、ぼんやりと。
蓮実の姿に気付けば、ひらりと手を振り]
…聡も…だが、小百合も遅いな。
道に迷ったりしていないと良いんだが。
[覚めかけたお茶をすする]
…お邪魔します。
[旅籠の軒先、傘を閉じて扉を開いた]
あ…。
[最初に視界に入ったのは涼の姿。
小さく息を飲んで、それからスッと頭を下げた]
うーん、おおきい……
あー、はるちぃちゃんのことかー!
[はっちゃんの言葉に納得!]
じゃあ、はるちぃちゃんに言いにいったんだね、さっちゃん。
門前払いなんてないんじゃないかなぁ
[裕樹に手をひらりと振り替えし]
孝博も…遅いのですよね
[とはいえ、土砂崩れにくわえ、電話が通じないのが一時的なことなのか否かによってはそれこそ陸の孤島となるわけだが]
うーん、なんでみんなおそ――
[ドアがあいた。れーちゃんが入ってくる。
……ちょっとびっくりしちゃった。ぺこんと頭を下げる。
りきっちゃんがいないのが、いきなりつーんってきた。]
はい。そこのことですね。
晴美様にたどり着けばそういうことにはならないと思います
[はるちぃちゃんという呼び名に思わず苦笑するが
もしそれで門税払いになどなれば、この村の先は見えてくる。とも醒めた思考がいっているが。
その中扉が開く音。自然と向ければ先程遅いといっていた者の姿ではなく
声をかけようとしたが、頭を下げる様子。その方向を見て、軽く手を振るに留めた]
/*
おばーちゃんころしにいこーかと思ってましたが、狼さまにお任せしまs
うん、ええと、やりたければやっていいとおもいますがー。
[向けられる笑みに、笑みで返して]
焦って一度にやんなくてもいいんだよ。
少しずつで。
それに、頼りになんない、なんて事、ねぇぜ?
……今だって、わりと、助けられてるし、さ。
[冗談めかした言葉に未だ押し隠す本心は、不安定なまま。
それでも、こうしている事で、それは途切れる事無くそこに在り続けられるのだから]
……っと。
灯りがついてる、って事は、みんないるんかね……?
[進む道の先、目に入った旅籠の建物の様子に、小さくこんな呟きをもらして]
[聡と2人、来た道を辿る。自然と早足になっていたかも知れない。
見えてきたのは、先程来たばかりの西行院邸。]
・・・静か、だな。
[扉の前でふと呟きながらも、ベルを鳴らした。]
[雨は折り畳みの傘で回避し。煙草を取りに行ったにしては少し時間が経ってから、ふらりと丘から降りてくる。]
…血の匂い。雨が降ってるのにこんなに匂うなんて。
一体何人血を流してるのかしら?
[周囲に気配がない事を確認し、それでもなお小さく呟く。
口元には皮肉気な笑みが浮かぶも、視線は厳しいものだった。
慣れているとはいえ、血の匂いは色々なものを思い起こさせる。その事に様々な不快感を感じながら、ゆっくりと旅籠へと足を向ける。]
…昨日は…その、ごめん…なさい。
[涼に向けた視線は無意識だったが故に、その謝罪は少しずれたものとなってしまったが。走り去らせてしまうほどだったのは悪いことだったと思ったから、どうにかそう涼に言って]
他の人達は?
孝博さんとか、小百合さんとか…聡、さんとか。
[蓮実と裕樹にも軽く会釈をしながら、中を見回してそう言った]
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