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―現在/教会 礼拝堂―
うん、おやすみなさい、クレメンス。
僕も僕で探すけれど。
[ひら、と左の手を振って。]
君も見つけたら教えてくれると嬉しいよ。
……また、明日かな?
[ふ、と笑み。]
まって。ねえ、まってー!
[必死に追いかける。
視覚よりも既に気配そのものを頼りにしながら]
やっぱり、ミハエルさん、足はやいよー!
あ、行くの? 気をつけて。
私は、ダメだから。
[アマンダはミハエルの背を追うブリジットを見送る。
書が無くなった不安定な遺跡には、まだ近寄りたくない。
それから、アーベルの「かれ」という言葉に首を傾げる]
もしかして、ハーヴかも?
今から寄るし、聞いてみる、ね。
…あ、図書館、閉じてる?
[今更]
―遺跡―
[崩れかけ、天をむけて斜めに立つ柱の上に片膝をつく。
半ば目を閉じ、出来得る限りの探査。探る事にはひたすら不得手だが、力があれば恐らく感じ取れまいかと、意識を澄ませ―――]
…………煩い!
[集中は呆気なく乱された。修行が足りません。]
……とりあえず、一度、Kirschbaumに戻りますかね、俺は。
取りあえず、追跡の結果を話しておきたい相手もいるし……。
[とはいえ、その相手にもどこまで話して大丈夫なのかと。
何故か不安を感じるのだが]
[嫌な気分を振り払いながら気配を追い続けて
そんな風に走っていれば、もちろん]
きゃう!
[石に躓いて思いっきり転んでしまうのだった]
うー、痛いー。
[そもこの姿にだって慣れていないのだ。
不安定なまま走ればあたりまえのことだった]
シスターはどうする?
[軽く首を傾げて]
僕は何かを食べにゆこうと思ってはいるのだけれど。
『食べる、といっても……まぁ普通の食事とは違うけれどね』
影の王のところなら、おいしいもの食べられるかもね。
―Kirschbaum―
[...は昼ご飯はさすがに食欲魔神の二人には及ばないものの、宣言通りにいつもの二倍食べた。ハインリヒが支払いが終わった後、財布の中を見て嘆いたとか...にとって全く関係ない話]
―夜・Kirschbaum―
……昼飯どころか晩飯まで奢らせるか、普通。
[すっかり軽くなった財布を懐にしまい、嘆息。]
で、遺跡に行けばいいんだったか?
アリバイ確認もしておきたいところなんだが。
いたいー。
[半べそになりながらも怒られれば]
だって、一人は危ないと思うのー!
[言い返してからはたと気が付く。
自分が来たからどうなるというのだろう?]
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