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おっと。
氷竜殿、それは正解に近いぜ。
[無尽蔵と言った彼女に、へらりと笑みを向けた。
変わらぬ軽い、常の笑み。
だから告げた言葉の真意は図れないだろうか。]
あぁ、ありがとうございます。
[ブリジットの手の動きに逆らう事なく、子供のように払われる。思えば仔竜の時から他者の心を覗き込む力を封じるレンズの作成で世話になっていたのだから、頭が上がらないとも言えた。髪に付くゴミを取る仕草に頭を下げながら青年は微かに笑む]
あら、影輝の。
[ひらりと手を振って、零れた感想には微かに苦笑を浮かべる]
さすがに多くの竜が集えば、色々と盛り上がったりするもので。
[主に生命と月闇を見やって、くすくすと微笑んだ]
あーらごめんね。
うちの子が迷惑かけて。
[誰がうちの子かと小一時間。
そして原因はお前だと以下略。
アーベルに軽く言いう様には、当然反省の二文字は見当たらない。]
あら、正解者には何かプレゼントがあったりするかしら?
[正解に近いと言われれば、そんな風に軽く告げるだろう。
そうこうしていると、アーベルから礼を告げられて]
ふふふ。もう大丈夫ね。
[ぽんぽん、とアーベルの背を叩いて。柔らかく笑み返した]
氷破。
件の事に関しては、何かしら情報は。
[ 仔竜を腕に抱えているから礼も侭ならず、成る程、親というものは情ありしとは言え、辛抱強きものと知る。尤も、苦にもならぬのかも知れぬが。
月闇の竜の視線の先を辿り、騒ぎの原因が何であるかを知った。]
いえ、役に立てませんでしたから。
[月闇の竜の言葉に首を振る]
次回は間に合えばいいのですが、それ以前に無いのが一番かな。
[なんとなく無理な予感を抱きながら柔らかく告げ、広口の袖から覗く指先を額に当てた。
『混乱』を司るとは言え、これほど立て続けでは過負荷であった事をおぼろげに理解する]
少し、失礼した方が良さそうです。
何も出来ぬまま申し訳ありません。
[面々へ一礼し、唯一は入れるであろう東殿へ*足を向けた*]
[夏玲にがめついと言われようが全く動じない。
わははと果ては殴られてるのに頭を撫でたりしながら。
ぜーはー言ってる様にはぽんと、頭からささやかな癒しを入れておいた。
体力を回復させるにはあまり向いていない癒力だが。
ないよりはマシ。
そうして、幼竜の様子を一旦見、へらりと笑ったあと結界に近づき後は省略。]
[ブリジットに頷いて、そのまま騒ぎを眺めて]
…動じられませんね、皆様。
流石ということでしょうか。
[ノーラに気が付けばそちらにも一礼を送る]
正直、殆ど何も掴めていないのが現状ね。
[影輝竜へ向かい、口元に手を当てながら呟く]
結界は今のとこ、外からも中からも破れない。
それと、少しずつ竜王たちが封印されている影響も出始めているみたい。
後は……「揺らぐもの」の影響かも、ってところかしら。
まだ、なんとも言えないのだけれど。
誰か、ね。
どこかに隠すよりは、預けた方が安全か。竜王にしてみりゃ。
俺ら3人を除いて、残った12…いや、13か?
一番の候補は、天竜と影竜だろうが――と。
アーベル?
[途切れた会話になお名を呼ぶが。返事は果たして返ったか。]
………。
[紡げぬ心話の代わりに刹那、心配そうな感情に心を沿わせる。
大丈夫だからと宥める優しさは夢まぼろしのように*儚く消えた*]
[頭を撫でる手をベシベシ、と叩き返していたらもう一人の仔竜をつれて現れた影の竜。
彼の竜と話しているもう一人の竜の言っていることがわからなくて、難しくて首を傾げる。
でも、なんとなくおもった]
…そとと、なかと、せーのでやってもだめなのかな。
[何となく、西殿の件だということはわかったぞ!
命の竜の傍から逃げて氷の竜へ*たずねてみた*]
まあ、長く生きてれば色々あると言うことで。
[比較的若い天竜へと微笑みかけた]
とはいっても、本当に早めに何とかしないとね。
[結界の奥の、西殿をそっと見やった、その瞬間。
建物の中から、椅子が飛んで行ったのが、遠巻きに見えた]
……風竜の長も、長いこと縛られ続けるのは苦痛でしょうし。
[中の状況を察して、ぽつり呟く]
そうだなぁ。じゃ次会うときまでに用意しとこうか。
[ブリジットにへらりと、本気かどうか笑い告げながら。
後からやってきた影竜と樹竜には、よーぉと手を振る。ひらりひらり。]
おや子守かノーラ殿。お疲れさーん。
[騒ぎの原因はとことんゴーイングマイウェイ。]
天聖、そなたも長く生きればそうなるであろ。
動じていられるのも今のうち、と言うべきか。
[ それが嬉しき事か否かと言えば、果たして分からぬが。
送られた礼に答える代わり、翠樹の仔竜の頭を撫でた。]
……「あれ」か。
永き時を継げどその名を公の場で聞く事になるとは思わなんだ。
余り知られてよいものでもないが、仕方無き事か。
[ 氷破の答えに、独り言に近い呟きを零す。]
多少は均して来たが、保つにも、如何せん影響が広い。
そう、長くは保つまいな。
あら、貴方は陽光帝の。
[幼き陽光竜に、ふわりと微笑みかけて]
それはいいアイデアかもしれませんね。
色々試して駄目でしたら、それも試してみましょうか。
[発案を褒め、そっと陽のにおいのする頭を撫ぜた。
生命竜には、楽しみにしているわと微笑んで]
[アーベルが立ち去際に、悪かったなーと背中を軽く、ぱんと叩く。
そこから先ほど夏玲に注いだものと同じ力を入れるものの、気休めにしかならないだろう。治癒とはそういうものだから。
例外があるとすれば、それは自身の回復力のみ。]
嗚呼。
生命か。
取り敢えず。
黙れ動くな息をするな。
[ 己が道を行く生命の竜に対して、言い放ったのはそんな言葉だった。
彼の知る「ノーラ」は静かに佇み、口真似をする影に過ぎず、斯様な言い様は一度としてしたことはない。]
それほどの非常事態、ということでしょうね。
[翠樹の仔竜の頭を撫でる様子を見ながら、ふるりと首を一度だけ振った]
均して……ああ。先程から、少し日が差すように見えてきたのは、貴方が?
[少しだけ空を仰ぎ、影輝竜へと問いかけた]
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