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干すのは平気でも、こういう毛羽立った羽根は落とすんだぞ。
[自分の毛羽立った毛をぷち、と千切って指先で抓んだ先を捻る。くるりと、羽根が回った。]
普段?仕事か?
色々だな、家で羊飼ってその毛や乳売りつつなんでも手伝いしてる。
昔は配達業やってたんだけど、親父の調子がしょっちゅう変わって見なきゃいけないんで、やめたんだ。
[言いながら、手の中の羽根はくるくると、回る。]
―回想―
[力を失い、床に崩れる体を、ただ、見るだけだった。
といっても、口元に浮かぶ笑みからは、愉しそうな様子しか伝わらないのだが。
強く服を掴む指。]
さて、どうするか。
[そのままにして、開いたままの翼を見やる。
ここに放置したとして、起きても大して驚くまい。
重力に逆らわない手に引かれるように、身を屈め、そのまま担ぐようにして持ち上げた。
たいして重くもないように、長いソファにつれていき、その背を倒して翼をつぶさないように体を置いた。
しかし手は離れない。]
仕方ない
[掴んでいるシャツのボタンを外し、脱いで、そのまま残しておく。
笑んでいるのを見る人はいないが――その後の反応をとても愉しみにしているようだった。]
[くるり、くるりと回る薄金に瞳を奪われ]
うん。……えっと、こう、かな
[毛羽立った毛を一枚、ちぎる。その痛みに顔を顰めて、うぅ、と小さく唸る]
へえ、今は羊飼い、なんだ
……お仕事、難しい?
[親父、と聞くと少しだけ瞳に影を落とす。調子が変わる、ということが、どういう意味なのかはわからず、眉根を寄せた]
[ オーフェンは昨日、食事も一緒だった男と一緒にいるようだ。]
こんにちは。
[ とりあえず、挨拶をして近付く。
何かを話している様子だったが、構わず。]
オーフェン、昨日は大丈夫でしたか?
心配したんですよ。
[ それから、今更ながらと思いながら。]
えーっと…そちらは…お名前伺っても。
[ あまり話をしたことはなかった。
避けられていることに気付きはしない。]
あは、また今度〜また今度〜
[よじ登って一旦後ろを見た後、どこかに行こうと駆け出して]
あぐぅ
[蔦をはずしていなかったためしっかりとこける。]
むぅ
[引っ張った。千切れない。ずっと自分の体を支えていた蔦がそうそう切れたりはしない。
だが、引っ張って引っ張って。岩にこすりつけて、引きちぎろうとする
解いたりすることを考えてないようだ]
―自宅―
[小川から水を汲んだ手桶を寝台の脇に置く。寝台の上には、結界樹の傍で、結局気を失ってしまったエリカが、眠っていた。アヤメの家に連れて帰らなかったのは、どうしてこうなったのかの説明が面倒だったこともあったが、収められぬままの異形の翼が人目につかぬように運ぶには、人のあまり来ないこの家が都合が良かったからでもあった]
落ちないところ、か。
[エリカの言葉の真意は汲み取れない。しかしここは湖からも海からも遠かった。どこにも「落ちる」ことはないだろう]
[振り向いた先にロザりんの顔を見つけて]
こんにちは、ロザりんさん。
昨日……?
[何のことかと首を傾げてしばし悩み、気がつくと手を口にあてて]
あ!……うん、ごめん、なさい。
……しん、ぱい?
[向けられた経験のない言葉に、目をぱちくり。続く言葉に、ラスの顔を見る]
痛いならまだだ、痛くないくらい毛羽立ったやつを千切るといい。
羊飼い…って程でもないなぁ、大した数いないし。
いや、全然難しくはないぜ。
[顔を顰めたオーフェンには笑みを漏らしつつ、頭を撫でようと手を伸ばした所で女性の声がかかる。
顔を挙げ、あぁお嬢様か、といった気持ちは顔に出さぬように。]
俺、ラス。
[だが声は少しだけ無愛想で低かったかもしれない。]
[そして今、狐はやはり海の所に。
めずらしくも手にするものは、赤い殻のついた実ではなく、橙色の皮。
やはり海の下に沈め、立ち上がった。]
[寝台の脇に開く窓から、やや日の傾いた空を見上げる。長老は今日にも結界樹への封じを始めると言っていた。それに意見を差し挟むべきかどうか、迷う]
少なくとも…この娘だけは……
[守護天将の素質を持つかもしれない娘。余所者であることから封じの対象になる可能性も高い。彼女を対象から外すように、長老に願い出ておく方がいいかもしれない]
理由は…、さて、どうするかな。
[真実を告げるにはまだ早いと思われた。何より確証が得られていない]
カルロスなら、可愛い女の子は疑えない、の一言で済むのだがな。
[溜め息混じりに、天敵とも言える男の名を口にした]
[岩にこすりつけて蔦を千切る
体にまだ巻きついているのがあるが、動く分に気になるまで忘れてしまう]
あは。あはははは
……どう――だろうね…あはは
[空を見る。陽光の下に舞う翼を見て笑う]
[ 心配の後についた疑問符に首を傾げる。]
―――――…。
お元気そうなら構いませんよ。
けど、リディアは怒っているかもしれません。
後で、お話してあげて下さいね。
[ そう言って笑みを向ける。
男からはオーフェンとは真逆のような反応が返される。]
嗚呼、貴方がラス殿ですか。
リディアからお名前だけは聞いておりましたが。
私はロザリンドです。ロザリーで構いません。
[ そう言ってオーフェンに向けた笑みと同じものを向ける。]
そう……なんだ。
[ラスに言われると、右の翼を覗き込んで、もっと毛羽立った羽毛を探している]
……羊飼い、僕にも、できるかな?
[頭に伸ばされた手にわずかに身を竦め]
……?
[名を告げるラスの声が、今まで話していた声色と変わったことに、目をぱちくり。ラスとロザりんの顔を交互に見る]
まぁ、グレイ殿と呼ぶわけにはまいりませんし。
改めてよろしくお願い致しますわ。
[ そう言って内なる声で語りかけた。]
うっ
リディアさん、やっぱり……怒って……た?
[最初にリディアに会った時の悪魔のような笑顔が脳裏に蘇り、ごくりと唾を飲み込んだ。額を汗が流れていく]
……う、うん。話、するよ。
[ちょっと気が重くなった]
─森─
……よしっと……こんなとこかな。
[淡い緑の詰め込まれた籠、その中を確かめて呟く。
詰め込まれた緑は、布に織り込む特殊な繊維の材料。
これから取り出したものを織り込む事で、翼の出し入れを妨げぬ衣類を作る事ができるという、ある意味ではとても重要なもの]
さて……んじゃ、帰る前に、旦那のとこ行ってくるか。
[包みを入れた下げ鞄を見やり、呟く]
……少しは、落ち着いたかねぇ……。
[そんな事を呟きつつ、ばさり、開くのは深紫の一対]
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