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―if―
…わからない。
[戻ってこれるのか、という問いには曖昧に返した。
どこに行くのかは解らないが、きっと戻ることは、もう出来ない。
けれど、彼らにはそうとは告げられず。]
嫌だ…、って…
お願いだから、離してくれないか。
あまり困らせてくれるな、ジョエルも、ラッシュも。
[離されない手と口。
強引に振り払うことも出来るはずなのに、どうしてもそれは出来なくて。]
/*
どうしよう下手に頑固なせいで落としどころが見当たらない…(爆
とりあえずちゅーして良いと許可もらったからしたいんだが。(お前
─ 決着直後 ─
[通路に出て対峙する通信士と航宙士をバンダナの奥から眺めて。
実弾が緋を散らすのを確認すると、一度軽く瞳を閉じた]
───……Good night.
Son of my dear friends.
…終わったか。
[艦が目的地へと着港する。
生存者報告の後に到着の放送が入ったため、センサーがどうなったかの結果は聞けず終いだったが、航宙士と子供の二人が寄生されていることは無いだろうと、あまり気にすることは無かった。
二人が下船するのを確認すると、その先を見ることは無く背後を振り返る。
そこには生前の姿かたちのままの研究責任者が立っていた]
何だ、まだ居たのか。
「あら、随分な言い方じゃない。
折角待っててあげたのに」
お前のことだからとっくに消えてると思っていた。
[減らない煙草を口に銜えながら、研究責任者と軽口を言い合う。
それは上司と部下と言うよりは、馴染みの相手のようなやり取り。
ゆっくりとした足取りで彼女に近付くと、自分の言葉に笑いを零しながら彼女はこちらを見上げて来た]
「あの子達の行く末を見てあげなくて良いの?」
見守るのは俺の仕事じゃない。
「あの子供には随分と親切にしてた割に冷たいのね」
………ふん。
聞かれたから答えただけだ。
[研究責任者のからかいを含んだ声に、そんな心算ではなかったと言わんばかりに言葉を返す。
言いながら、瞳が誤魔化すかのように研究責任者を視界から外した。
それに気付いたのか、彼女はまたクスクスと笑いを零している。
それから、ふ、と彼女の表情に翳りが落ちた]
「──…皆には悪いことをしたわね。
こんなことになってしまうなんて…」
……………。
「ねぇスティ、私は間違っていたのかしら?
この研究が確立されれば、人類にとって大きな躍進になる。
だから、危険を承知で研究を続けて来たけど……」
[問われて、煙草を銜えた口の隙間から、紫煙交じりの息を零す。
バンダナの奥の瞳は翳りを見せる研究責任者を見下ろした]
……全てに於いてお前が悪いというわけでは無いだろう。
今回の発端は別の目的で捕らえてあった生物がPMCで、それが逃げ出したことにある。
研究のために捕らえていたものの管理はしっかり出来ていた。
第四階層に捕らえていた生物がPMCであることは気付いていなかった。
運が悪かっただけさ。
「…貴方らしい考え方ね。
でもそう簡単には割り切れないわ」
[研究責任者の表情は晴れない。
視線を自分の前方へと移すと、口許の煙草を手で拾い、大きく紫煙を吐いた]
なら巻き込まれた連中のところに挨拶回りでも行くか。
尤も皆がここに留まっているかは定かじゃねぇが。
──お前が悪いと言われるなら、俺も同罪だ。
PMCを持ち込むことを反対しなかったからな。
本当に挨拶回りをするってなら、最後まで付き合ってやるよ。
お前の気が済むまで、な。
[研究責任者がこちらを見上げる気配がしたが、視線を向けることは無かった。
だから、彼女がどんな表情をしていたかは分からない]
「……酔狂よね、スティって。
私に付き合う必要なんて無いのに」
俺を待ってたお前に言われたか無ぇな。
[言い返すと、研究責任者が笑う声が聞こえた。
それにつられて視線を彼女へと向ける]
「言ってくれるわね。
あーあ、告白してきた割に私が死んだ時に泣いてもくれなかったことに対して文句言いに来たつもりだったのに。
予定が狂っちゃったわ」
何年前の話だ。
自分の恋人は研究だと言って断って来た奴が何を言う。
「その後OK出したのに研究を理由に撤回したのはどこの誰だったかしら」
[言い返されて、バンダナの奥で面倒くさそうに顔を顰めた。
今言い合ったことは事実であるため、それ以上言い返すことは出来ない。
撤回した理由は、突発的にごたごたが起きたせいでもあったのだが。
それを知っていながら、研究責任者はその時の話を持ち出して来たため、自分はホールドアップせざるを得なくなった。
そんなことがあってから、研究責任者とはずっと微妙な関係が続いている。
尤も、仕事の間はお互い上司と部下の態度を取っていたため、周囲にはそんな様子を微塵も見えていなかっただろうが]
「まぁいいわ、それじゃあ最後まで付き合ってもらおうかしら。
死んだ後も若くて美人な女性と一緒に居られるなんて幸せねー、スティったら」
…………お前は俺より年上───っ。
[抜け抜けと自分を若いとか美人とか言う研究責任者に突っ込みを入れようとしたら、彼女の爪先で脛を蹴られた。
軽く表情を顰めて、バンダナの奥から彼女を睨む]
いてぇ。何しやがる。
「レディの歳は暴いちゃダメよ♪
私この間あの子にお姉さんって呼ばれたんだから」
お姉さんって歳かお前。
[また突っ込みを入れてしまい、結果反対側の脛まで蹴られる羽目となった。
無様な悲鳴等を上げることは無かったが、表情はまた痛みに歪む]
「スティ〜? 今度言ったら……」
Okeyクローディ、俺が悪かった。
怒ると皺が増えるぞ。
[研究責任者が何かを言う前に謝罪を入れて、皺が増えると一言添える。
それを聞いて、彼女は両手を顔に当てて、皺が出来ないように少し左右に引っ張った]
「もう、怒らせてるのはスティじゃない」
だから悪かったと言ってるだろう。
「謝られてる気がしないんだけど?」
[言いながら、研究責任者は楽しげに笑う。
自分も楽しげにくつくつと笑った。
その光景を見る者が居れば、色んな意味で珍しいものを見たと口を揃える*ことだろう*]
/*
ていうかたまらんな!
たまらないな!
これはいい
くそう この関係はいい この関係はいいぞ
やべーかわいい かわいいよ2人とも おねえさんひろってやがるwwww
―if―
駄目って、いや、だからな……
[ジョエルとラッシュ、二人から揃って見つめられると言葉に詰まる。
いなくては困るというジョエルから、メンテナンスのことも言われるともう必要はないんだと、そう言いかけたのだが。]
…え…
[歌が聞けなくなると。
その言葉に、呆けた声をこぼした。
聞こえていたのか、という思いと。
聞きたいと思ってくれていたのかという思いに、目の前が少し、歪む。]
―if―
…お前たちには、敵わないな。
[涙をにじませたまま、眉を下げて笑い。
掴まれたままだった手を緩く解いて、ラッシュの口から服の裾を離させた。]
私の負けだ、どこにも行かない。
許される限り、お前たちのそばにいるよ。
[そう言うと、それぞれの口に口づけて両腕を精一杯伸ばして二人ごと抱きしめた。**]
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