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カルメンさん。
鎮痛剤が一人一錠分が見つかりました。
ご自分でもっておかれるなら、お渡ししますよ。
[少女が箱を受け取ったなら、ぼぅっとしてる風に見えたカルメンに、そう声をかけて。
是と云われたなら、1錠手渡した後、リディにかけた言葉通り薬品庫に向かうだろう。]
……ちょっと、やばいかな。
ま、人に分りやすい位置でないだけマシかな。
[二人の女性に見えない位置で、先ほど口元を覆った方の手を確かめる。
――紅混じりの砂が少し付いていた。
起きたばかりのときは、全体に感じていた倦怠感。
今は背から前へと進む痛みが勝る。
今現在、自分が一番パーセンテージが進んでいるとは知らないまま、手の砂を払うと、薬品庫を再度確かめ始めた**]
は?
[ぼうっとしていたら急に聞こえた]
[名前]
───アーベル。アーベル=シャハブレッド。
[それがどうしたのだろう]
[問われるまま、答えた]
シチュー。
[ふうん]
[ベアトリーチェの頭を撫でる]
[ありがとう]
───そう言えば、食べてないな。
[起きてからどれぐらい時間がたっているのか]
[食事はおろか]
[水分すら]
[すっかりわすれていた]
……、見に行きましょうか。
いばらは噛み付きはしないし
石像も――動かないでしょう。
[膝をついたまま、イレーネを見上げた。
程なく金の少女と新たに目覚めた青年の姿も見えるだろうか。]
ぅ、うん。
[触れる手にぴくりと身を竦ませるけれど、それで少し戻ってきたのかユリアンの方を向いて。]
壊して取れ、って。
でも…そんなの痛いよ。
[もう一度撫でられたアーベルの手を振り返り、又前を向いて。こつん、と階段に杖の先が当たる]
…手すり。
[階段の端を探し当てて、手を突くと、一段を慎重にのぼる]
ヘルムートさん、先に行っていいよ?
間隔がわかれば、もっと早く登れるだろうけど、きっと遅いから。
登る方はね、まだ楽なんだ。
[二段目、三段目と杖を先について足を片方ずつ、段に乗せていった]
嗚呼、ベアトリーチェ。
確かに、医務室と厨房の間のこちら側に部屋がある。
反対側はまた別の部屋のようだが、あちらの扉には見覚えがある気がするな。
……最初冷凍睡眠に入る前、荷物を預けた金庫と言うべきか、ロッカーだったか。
[何を預けただろう。思い出そうとする頭は常よりも鈍く。やはり頭痛は続いていた。
階段へ向かいながら、ふとアベールを振り返った。]
貴方は無口な人だな。
否、だからどうと言うわけでもないが。
[階段に立つと、二階の声が僅かに反響して来る。人が居る事が分かるだけで、内容までは聞き取れない。これなら目が見えずとも、少女が迷う事は無い気もしたが。やはり共に階段を。
茨が渦巻き、人間であったモノの白い石片が散らばる荒れ果てた古城の内部。見えない方が、気丈でいられるかもしれない。感傷に耽る習慣の無い彼の脳裏にも、そんな考えがよぎる。]
ベアトリーチェ。
私は、急がない。
手を握るより、手すりの方が楽なのか?
[エーリッヒがフッと笑う(>>633)のを、むぅと心外そうに見ていたが、]
別にいい……とか言っても、止めはしなさそうか。
なら、私ももう少し探してみるとしよう。
[そう言って、私はケースを受け取る。だが、その時のエーリッヒの乾いた咳を私は見逃さなかった。
スッと目を細め、苦言を吐こうと口を開き、]
……………っ。
[だが、その直後の笑顔で面と向かって追求することは出来ず、]
…………人のこと言えた義理じゃないじゃない。
自分こそ、もっと回りに頼りなさいよ。
[薬品庫へ入っていく背中に聞こえない程度の声で苦々しく呟くと、私も*薬品庫の中へ*。]
ふぅ……、落ち着いた……ですね。
[少し落ち着いた様子に安心する。
身をすくませる様子に急いで手を離した]
おっと、ソーリーソーリー。
しかし、壊して取れです、ね。
貴方様が出来ないなら僕やってもいいですが?
[相変わらずの飄々とした言葉だった]
[階段を上がっていく足音]
[ベアトリーチェの白杖の音]
気をつけて。
[足元には色々転がっているし]
[まあ、議員も一緒に行くようだったからいいだろう]
[大広間]
[残っているのはもう、自分だけだろうか]
うん。ただの床ならいいけど、階段だと、手を引くペースに足が合わせられないから。
だから、手すりの方が楽なの。
でも、ここの手すりは痛いのね。茨かな。
[右手に取った手すりに、茨が這う。見えずに指を置いて、棘が刺さる。
壁のほうがいいだろうかと、手すりから手を離し、壁に手をついた]
急がないなら、いいけど。でも、何かあったら先に行っていいから。
───あまり、喋るのは得意じゃない。
[無口]
[懐かしい評価]
貴方が雄弁だから、かもね。
[そう返した]
[ベアトリーチェと議員を見送りながら]
[緊張の所為か、今、空腹は感じない。喉は乾いてる。
消えない頭痛。重い手足。だが、目の前の盲目の少女の首輪が示す数字は6%。無口な青年の首輪は18%。オトフリートは11%だった。──彼の方が明らかに症状が軽い。
ゼルギウスとやらに、己は何を投薬されたのだろう。
問いに答える者は、目の前には居ない。]
雄弁か。
さて、如何なものだろう。
職業だからな。
[首輪の数字の部分を指先でアーベルに指し示す。無言で無理に階段をのぼる必要は無いと告げた。]
では、任せてくださいです。
もったいないけど砕いちゃいます。
[石像に近づいていく]
名も知らぬ石像さん……、
ごめんですよ、そして有難うです。
[目を瞑りながら石像を地面に叩き付ける。
顔にはきっと切ない表情が浮かんでいただろう]
……………、次はこれです。
[砕け散った石像から腕の部分だけを拾い上げた。
自分の行っている行動を考えると自然と歯を食いしばっていた]
くっ……。
[湧き出てくる感情を無理やり捨て去って腕を地面に叩き付けた。
腕は地面にぶつかると簡単に砕け散った……。
その場に残るは、もはやただの石の欠片と鍵だけだった]
…っぅ!
[思わず身を抱いて押し殺した悲鳴。
まるで、砕けて割れる痛みを感じているような。]
ごめんね…でも、ありがとう……。
[白い砂のように砕けた破片をジッと見つめた。]
[上のほうから聞こえる、話し声と、次いで何かが砕ける音]
又誰か、石像でも壊したのかしら。
[大広間で始めに壊された音と、同じ音がした。
隣を行くヘルムートの足取りはゆっくりで、歩調を合わせているように感じた]
どうして、こんなに茨が這ってるんだろう。
眠る前は、こうじゃなかったと思うのに。
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