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[一旦眠りに落ち、再び目が覚めても疲労は完全には取れていなかった。
だが寝台からは起きだし。ゆらり、転移し向かう先は。
首の後ろ、刻印が薄く光る。温かみは感じたが、痛みはなかった。]
[老兵が結界の中で混沌のカケラを退治したのと、クレメンスがそこに現れたのはほぼ同時。
ギュンターは現れた一応は顔見知りの竜に顔をしかめた。]
よぅギュン爺。景気はどうだい?
[いいはずあるわけないが。]
[老竜はいくらか怪我をおい疲れていたようだった。
クレメンスと口をきくのも億劫だといわんばかりにぐったりと壁を背にし、座り込む。無理に腕をぐいと取ると、直ぐさま振り払われた。
まぁまぁと言いながら、肩を叩く。二度三度。
それも直ぐさま振り払われたが、触れた所から粒子―すなわち癒しは流れ込み、ギュンターの傷を治した。
傷が癒えても、老兵は俯いたまま、立ち上がることはしなかったが。]
とりあえず大事な事だけ言ってとくわ。
その辺ふよふよしてる黒いやつには触んない方がいいぜ。触らなければ、モンスター化して襲ってくるこたぁない。
ま、早めに結界は解くようにするから…大人しく待ってろ。
あんまし暴れるようなら、大事な卵姫にもちと痛い目見てもらう事になるぜ?
[そうへらり軽薄に笑いながら言った後のギュンターの顔は――滲み出る怒りを隠そうとはしなかった。]
[ちなみに。
何度も本人が言っていたが、他人を傷つける事はできない。
ギュンターがあまり暴れないようの配慮もあったが、なにより
怒れる老竜はエルザを傷つけるなと声を荒げ。
何より強い憎しみをこちら側に向けた。
へらり、笑みは、相手をより煽る。]
…まぁ大人しくしてな。
俺の願いが叶ったら…全部解放してやるさ。
[言い方を変えた物言いは、さも自分が原因と言わんばかりで。
じゃぁなと再び消える時まで、笑みは絶やさず道化のまま。
ギュンターの怒れる表情は、消える直前まで見つめていた。
心話に落ちない会話は、夜の合間に静かに始まり、*終わった。*]
―東殿―
[暫し、雷光の残滓が目に焼きついてチカチカとする。
そのまま窓を開けて、長い時間外の空気を愉しんでいた。
闇夜を切り裂く鋭い光とは対照的な柔らかい朝の光が照らしだす頃、身支度を整えて中庭へと出た。
ゆったりと、老婆がそうするようにベンチに座って空を見る――見た目はせいぜい20手前の少女なのだけれど。
張り詰めた空気の中、上空にふよふよと浮く混沌の欠片を見上げて溜息をついたりしつつ、それなりに色々思案を巡らせては飛沫のように弾けさせ、独りの時間をすごしていた。]
―東殿中庭―
[バサバサという音に顔を上げた時には、既に周囲も明るくなっていた。立ち上がると手を差し伸べて、白い鳩を抱きとめる]
リース、戻っていたの。
離れたままの方が良いのかと思ったわ。
[クルル、と喉を鳴らす白鳩の頭を撫で、小さく微笑む]
[目の端に、白い鳩が入りゆるりと顔をそちらへと向ける。
天竜の女性の手に止まる白が、パサパサと緩やかに羽根を揺らして閉じる様子が目に入り、少しばかり目を細めた。]
…綺麗な鳩ですね。
[届くか届かないか、小さな声で呟く。]
―竜皇殿:本殿裏―
[陽より闇の方が――まだ影の方が良い。
静かに一人、朝の散歩をしていたのだが、ちょうど西殿が見える場所でうつらうつらとしていた。]
[それでも頭を振って身を起こすと、西殿の裏を回って東殿へと戻ろうと考えた。]
[のんびりとその通りに道を行く。
天気は悪くも無いが、普段とは違った。]
[小さな声は、それでも届いて]
エミーリァ様。
おはようございます。
[スッと頭を下げた。
腕の中の鳩が身じろぎ、手を離すとミリィの方へと飛んでゆく]
―朝―
[あのような場所にいたのは簡単な理由だった。
一度、試してみようとやはり思い立ったから。]
[そっと触れ、結界内に入りたいと願う。
軽く抜ける感覚と共に、それはすぐに叶えられた。]
[飛んできた白い鳩と違いに、目を向けていて。]
エルザ殿もおはようございます。
お二人とも、お早いですね。
[挨拶をした後、白い鳩の様子を微笑んで眺める。]
オトフリート様もおはようございます。
[顔を上げればその視線はこちらに向いていて。
ほんの僅か首を傾げた。
白鳩はミリィの近くで一回り、二回り]
おはようございます、エルザ殿にオトフリート殿。
っと…
[白い翼が羽ばたき自身の下へと近寄ってきたので、回る鳩へとそっと手を差し出した。
その人差し指をきゅっと柔らかく掴むように鳥の足が泊まり、思わず顔を綻ばせてしまう。]
お2人とも良く眠れていますか?
こんな状況ではなかなか無理かもしれませんが…
きちりと休んでおかないといけませんよ?
[口から零れたのは、教師のような言葉。]
[先程あばれていた様子のギュンターは、今は大人しく。
何があったのかと首を傾げる。]
ギュンター殿。
食事を。
[台所の中から失敬した飲み物や食べ物を差し出す。
そうして、問いかける。]
剣をお持ちではないそうですが、
であらば、剣はどなたがお持ちですか?
[――無言。]
この時間の空気は好きなのです。
静寂の中にも溢れる力があるようで。
[オトフリートに答えたのは嘘ではない。
だが本当は眠れずにずっとこの場に居たりしたわけで]
え、ええ。
[ミリィの言葉には肩がピクリとなった]
[少しためらうようにして、それでもエルザを見て口を開く。]
ちゃんと
[と、エミーリェの言葉とかさなって、苦笑した。]
先に言われてしまいました。
エルザ殿が、良く休めていらっしゃるのか心配だったのです。
私は大丈夫ですよ。
あなたの方こそ、きちんとお休みできていらっしゃいますか?
[問いは白い鳩の留まる竜へと。]
朝になると清清しいと、良く聞きますね。
[エルザの答えに少し笑う。
闇の性分であるオトには、少々遠い感覚ではあった。]
[エルザの肯定の言葉は、少々やましい場所を含んでいるよう。
心をつかさどるわけではないけれど、感情が少し声に入り込むようで。]
――…ですが、闇の安らぎも、悪くはないものですよ。
眠れませんでしたか?
[エルザが肩を竦ませるのを見て名残惜しげにそっと手を振ると、
留まって居た白い鳩はぱさりとその白い翼で空を柔らかく叩き離れ、主へと戻るだろうか。
オトフリートの言葉には、きりと引き締めた眉の下、眼鏡の中央を人差し指で押し上げて]
年寄りは早起きなものです。
[少し口角をあげた。
それから視線は天の竜へと向け、耳は月闇の竜が言葉を紡ぐ方へと注意を向ける。]
[オトフリートも同じことを考えていたと知れば、目を伏せる]
[差し出された手を止まり木とした白鳩は、首をきょときょとと動かしながらミリィをまっすぐに見ていた。
柔らかな表情を見るとどこか嬉しそうにクルックーと鳴く]
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