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[思考は冷静に。
水の如く冷たく。
一撃で倒せなかったジャイアントスラッグをとりあえず、警戒しつつも置いておき、先程よく見なかった周りの様子を伺う]
一人……月。
二人……翠。
三人……翠の付添い人。
―――ああ。天の姿も見えるわねぃ。
[周りに散らばる味方の様子を確認]
一つ。触手を持った、名も無き化け物。
二つ。重ねて三つ。でかいなめくじ。
[目の前と、オトフリート&ベアトリーチェのそばにいる混沌のカケラを確認]
っつ。
[だがその光が辿り着く前に、オトフリートの身体が崩れた]
ベアトリーチェ殿。
オトフリート様と共に下がっていてください!
[まだ仔竜と共に在る存在を確りとは認識しておらず。だから呼びかけたのは仔竜の方へ。
後ろから駆け込み、欠片との間に割り入ろうとした]
―東殿/回廊―
[回廊の角を曲がり目に飛び込んできた光景は正に混沌であり、青年の口元に僅か苦味交じりの笑みが浮かぶ。それでも倒れている月闇の竜の姿が目に入れば、それすらも霧散した]
まずいな。
[朱を散らす天聖流の向こう、両挟みらしい状況と庇護の必要な者達がその中心にいる事に舌打ち一つして、倒れた者の刹那の意識の狭間――白昼夢を介して飛ぶ。
音も気配もなく月闇と翠樹の竜の間に現れた青年は、月闇へ延びる聖なる光に一瞬目を留め翠樹の仔竜に手を伸ばした]
――此処は危ない、此方へ。
― 竜皇殿・中庭 ―
[ 竜都に辿り着いて後、影を渡り宮殿の木陰に至る。
予想よりも時間が掛かったのは、目に見えぬ歪みの所為だ。「あれ」の干渉か、虚竜王の不機嫌の影響かは分からぬが。]
…、………?
[ 一夜明け、雲間に覗く空は明るさを取り戻せど、何かが奇妙であった。されど何故か、原因は明確には判ぜられぬ。
何より気の流れの乱れに影の意識は向いたようだ。]
─果てなき境界→竜都への移動中─
[白んだ空は時が過ぎてもそのままの明るさで。常に見えるやや強めの日差しが現れない]
…珍妙な。
まるで人界の白夜のようじゃ。
[強すぎない明るさ。夜明けであるはずなのに、白夜の夜のような仄かな明るさが辺りを照らしている。
遠くで再び大地が揺れるのを感じた。微弱なそれが竜郷各地へ影響を出すのは今しばらく先ではあるだろうか]
ふむ……。
触手のほうは、ほおっておいても大丈夫そうねぃ。
ならば、私の当面の相手は、このなめくじだけでよさそうねぃ。
ま。元々、私の相手なんだけどねぃ。
[思考を巡らせているうちに、スラッグからの先制攻撃。
酸のツバが、二体同時に、雨あられとナターリエに降りかかる]
……水に、酸とは。
[思わず苦笑した]
あまりにも稚拙。
所詮、知性の無いものはこの程度か。
[まとわりつかせている水を一部移動。
そして、ナターリエが右手を上げると同時にそれは通路いっぱいに広がる水の壁となり、その攻撃をシャットアウトした]
─蒼天の座/前夜─
風刃裂牙……。
[低い、声。周囲に渦巻く風の唸りが鋭さを帯びる]
……破砕の陣っ!
[声と同時、地を蹴り、翔ぶ。
直後、手から離れた銀のロッドは巨大蠍の胴を直撃し、まとう風を解き放つ。風の刃が荒れ狂い、蠍を黒い霞へと変えた]
あー、も、あっぶねぇなぁ……。
[危険が去った、と認識して、最初に口をついたのは、こんな一言。
振り返った姉は、いつもの気丈な様子とは裏腹、色を失っているようにも見えた。
さすがに驚いたのか、と思った矢先、ぎゅう、と抱きしめられて]
ちょ、ちょ!? ねーさん!?
[突然の事にわたわたおたおた]
っ――!
[仔の声に、はっと後ろを見た時には遅く。
背をその手が払い、思わず床に崩れた。]
[けれど心配そうな様子を見上げ、口元に微笑をともす。
アーベルがやってくると、仔のことは任せて前を向く。]
[運良くと言っても良いものか、零れた血を指にすくい、廊下に指を付く。
そのままくるりと円を描くと、間に入ったエルザの後ろで、人の世の魔法、炎がのぼる。嫌がられるなど気にできる余裕もない。]
[火の玉が、勢いをあげて、それに向けて飛んでゆく。]
[とりあえず、どうにか落ち着いた姉や、蒼天の座にいた眷族たちに事情を説明する。
……やはりというか、王自身の安否よりも、周りへの影響が気遣われました。
もっとも、そんな反応も容易く倒れはしない、という自分たちの王への信頼あればこそ、なのだが。
ともあれ、その日は領域に留まるように、と言われ。
疲れが残っていた事もあり、それに従った]
あ、そーだ。
ねーさん、あのさ……。
[夜、食事の際にずっと感じている違和感の事などを話して聞かせる。
姉は、平静を装っているが、手つきが微かに震えているようだった]
……ねーさん?
[その様子に、スプーンくわえてきょとり]
「ティル……」
なーに?
「それ、多分……母様譲りの力、だと、思うけど」
あ……やっぱ、そうなんだ。
「ええ……」
[頷く姉の表情は寂しげで。その寂しさの理由は問う事もできず。
ただ、無理をせぬように、との諭しを刻み、翌日、夜明け前に飛び立った。
天候の事に関しては、蒼天の座に残る者たちで何とかできぬか、調整してみるから、と言われた事もあり。
今は、竜都へと常磐緑の翼を向ける]
オティーリエ、動けるか!?
[聖なる光が癒しか違うものかの判断が咄嗟に付かず、また天聖がオティーリエと欠片の間に入り込むのを見て、まずは戦いの邪魔であるだろう仔竜達を引き離そうと試みる]
[アーベルにかけられた声は、届いてはいなかった。
さすがに仔を守るために動いては、余裕など無かったのだ。]
[唐突に現れた――と、思ったアーベルにも、微笑を向けていたのには気付かれなかっただろう。]
頼みます――
[声を発するより、こちらの方が楽であった。]
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