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[数日前、島にあがった直後に記入した書類にはつぎのように]
―――
■名前:ヘルムート・フォン・ティーク(Helmut von Tieck)
■年齢:26歳
■職業:作家
■経歴:名家(ただし没落しかけ)のうまれであるにもかかわらず、表舞台に立つとき以外は、女装をして過ごしているキワモノ。
村に来たのはつい数日前で、別荘のひとつに住んでいる。
使用人はごく少数しか連れず、自分で身のまわりのなにやらをすることも多い。
複数のものがたりを、本名で出版している。
■希望縁故
島外でおつきあいのあるかたが居てくださるとうれしいです。縁故の正負は問わず、どのようなものでも歓迎です。
―――
島の子供でこんくれぇの歳の子なんだったら知ってるはずなんだがな。
見覚えは、無ぇ。
[多分、と言う言葉が出かかったが、現状記憶には残っていないためにその言葉は飲み込む。口振りからライヒアルトも知らぬと察し、不思議そうな表情になった]
知らねぇのに恨まれるってぇのも可笑しな話だな。
ああ、聞くのにタイミング逃しちまったらずっと聞かないままになったりもするからな。
ともかくその子が起きねぇことにはどうにもならんか。
話にしても、飯にしても。
[ライヒアルトの返答には頷きを返す。一通りぶち猫を構ったところで掛け声とともに立ち上がり。そのお陰でようやくもう一人の姿に気付いた]
よぉ見習い。
んなところで突っ立ってどうした。
[その態度から一人前では無いと言う意味を込めてウェンデルを見習いと呼ぶ。揶揄いの笑みを浮かべた口元へパイプを運び、煙は吐き出した]
さて、と。
……ああ、そういや、入荷した本の整理が終わってなかったか。
今の内に、片しちまおうかね。
[ふとその事を思い出し、店の隅に積んだ荷を解く。
書物の需要は決して多くはないが、自身の趣味も合わせて、不定期ながら仕入れている。
新たに届いた数冊の本、その内の一冊を著した者が島に来ているなどとは、今は知る由も*ないのだが*]
まぁ、人というのは、
自分の知らないところで恨み辛みを買う動物ではありますけれど。
なんにせよ、この子が起きてからのようですね。
[立ちあがるフーゴーに視線を合わせ、
その後、彼の足もとに居るぶち猫に、
ほんの微か唇の端を持ち上げてみせた。]
ウェンデルさん、こんにちは。
[そしてぶち猫から視線を上げると、
先程視界の端に捕らえた神父見習いへ挨拶を向け、
つぃっと足を一歩前に。]
それでは、とりあえず、家に向かうことにします。
んぁ?
あぁ、買い物途中でね。
[疑問には包みを示した。
呼ばれ慣れているのか、呼び名にも特に気にした様子はない。
隣のライヒアルトにも片手を上げてから、ゆっくり近付いて行く]
つーかそりゃぁこっちの台詞だろ。
おやっさん達こそ何してんだ。
それに……ソイツぁ一体なんだ?
[担がれた少女を顎で示して首を傾げる]
[表情はいつもの無表情に戻り、
肩にある重みを感じさせない足取りで歩み始める。]
そこで、拾ったのですよ。
[フーゴーに近づくウェンデルと、遠ざかる生物学者。
交差する時に、やはりフーゴーに最初零したのと同じ言葉を返答として残し、さしてなんの問題もないと云う風に、その場を後にした。]
おぅよ、落とさねぇようにな。
[荷物を担ぐような状態のライヒアルトにはそんな言葉を投げかける]
まーた煙草か?
神父目指してるって奴がそんなんで良いのかね。
ま、砕けてた方が俺らも接しやすくあるが。
[ウェンデルに示された包みに視線をやりつつ、やや呆れたような声。けれどそれも一転、軽いものへと変じる]
俺ぁ仕事の合間の一服さ。
客も一段落したんでな。
その子については良く分らん。
[顎で示されるそれには大仰に肩を竦めた]
―→雑貨屋―
こじんまりとしたおみせねぇ。
[雑貨屋のとびらをおしひらくなり、つぶやいたひとこと。
女物の服のすそが、ひらひらとゆれる]
でも、それはそれで趣があるわねぇん。
ね、店員さぁん。
このおみせ、なにかおもしろいもの扱ってるかしらぁ?
[抽象的な問いをなげつつ、みせのなかを見まわす。
彼女の手にしているものには、*気付かぬまま*]
拾った?
[ぱちと瞬く。
そのまま相手は去ってしまったので、疑問の目はフーゴーに向けられることとなった]
あぁ、大丈夫大丈夫。
神様ってのは寛大でねぇ、ちゃぁんと信じて祈り捧げてりゃぁ、細けぇことは見逃してくれんのよ。
……って、昔世話になった神父様が言ってたんでね。
[呆れた声にはひらひらと手を振る。
それが原因でいつまでも見習いなのはさておき]
へぇ。
……なんだ、おやっさんも知らんのか。
見ねぇ顔だよな。
[ライヒアルトと少女が去って行った方を見遣った]
― 自宅 ―
[一応はある客室のベッドの上に、少女の身体を横たえた。
妙に安らいだ顔を相手が見せているので、
少なくとも命に別状はないようだ――と、
動かぬ表情のした思う。]
……さて、どうしたものでしょうか。
[相手がいつ起きるか分からぬ以上、
昨夜作った煮込み料理を温めるのは後で良い。
そして、起きるのがいつか分からぬ以上、
この場から長く離れるわけにもいかない。]
[暫く考えた末、本でも読んで待つことに結論を持ってきた。
その本は、学生時代取材を受けたことのある作家のもの。
クロエの店でも扱っているので、新刊が出れば、
なんとなく買って読んでいるのだった。
静かな部屋に時折響く頁を捲る音。
小さなテーブルの上には、先程まで学者の胸元を飾っていた花が、
ちょこんと所在なく硝子コップに生けて在る。
少女が目覚めたなら、名と恨みの理由を問うだろうが、
思い出せないようであれば、少し考えた末、
思い出すまで此処にいたらどうか?と*提案をするか*]
拾ったのはライヒアルトだがライヒアルトも知らんようでな。
恨まれてるとか何とか言ってたかね。
実際のところの事情はさっぱりだ。
ああ、見たことねぇ顔だった。
[少女についての話には同意の頷きを見せ。神についての話にはげらげらと笑い声を上げる]
おめぇがんな考え方するのはその神父の仕業か。
昔見た奴の中にゃ狂信的なのも居たが、俺ぁおめぇみてぇな考え方の方が楽で良い。
教会っつーのは基本かたっ苦しくてしょうがねぇ。
恨む?
へぇ、あの学者先生が。
……想像もできねぇな、そりゃ。
[少し考えるような素振りをした後で、やはり首を傾げた]
だろ?
大概その堅苦しい部分ってのは、後で人間が作ったモンだし。
俺だってそんな風に聞いてなきゃぁ、今頃見習いなんてやってねぇさ。
[一般の聖職者が聞いたら怒りそうなことを言ってのけた]
……っと。
ガキ共に飯作んねぇと。
じゃ、またそのうち寄らしてもらうわ。
リッキーによろしくな。
[ぶち猫の頭を一度撫でてから、片手を上げて、その場を*後にした*]
まぁなりがあんな奴だ。
知らぬうちにもしかしたら、っつー話をしてたわけだ。
[無表情のことやその性格のことを言っているらしい]
俺としちゃ、それを聞いててもおめぇが見習いやってる方が不思議でぇ。
おぅ、たまにゃガキ共連れて来い。
おめぇが作れねぇ旨いもん食わせてやらぁ。
[笑いが残る中、去り行くウェンデルを見送って]
んじゃおめぇにはミルクでもくれてやっか。
ちぃと待っとけ。
[ぶち猫にそう声をかけると中で暇をしているリッキーを呼び。小皿に入れたミルクを持って来させる。それを飲み切るとぶち猫はまた散歩を再開すること*だろうか*]
8人目、船大工見習い カヤ がやってきました。
えー?何?だから、私に言っても駄目だってばー。
そういうのは親父…じゃなかった親方に言ってもらわないとさ。
…何?何よ。『やっぱり女にゃ無理なんだろ』って?さすがにちょっと不機嫌になるわよ?岩礁乗り上げて折れかかってる竜骨は確かに私じゃ直せないけど、アンタの船が直った後で海のど真ん中でいきなり沈む程度の細工ならできるわよー?
と・に・か・く!親方は今、親戚の祝い事に出席してて後三日は戻ってこないの。漁に出る用の船ならうちのドッグにある奴をとりあえずは貸し出すわよ。勝手は違うから面倒でしょーけど、どっちみち竜骨の交換修理なんて1ヶ月はかかるんだから我慢してよね。んじゃ私急ぐから!
[通りを道具箱を抱えて走っているところを呼び止められていたが一気にまくしたてて言いくるめ、その場を足早に立ち去ろうとする]
とと、今度は何?自警団じゃ船は使ってないでしょ?
最近、海が荒れ気味で仕事が増えてんのに、あのバカ親父…じゃなかったバカ親方がタダ酒飲みたさに大叔母さんの誕生祝いなんかに出かけちゃって…て、ん。ああ、なんだっけ?身上書の更新?親父は今居ないけど…ああ、とりあえず私の分だけでもいいわけね。はいはい。
[道具箱をガタリと脇に置くと渡された書類にペンを走らせる]
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■名前:カヤ=メーア(Kaya=Meer)
■年齢:19
■職業:船大工見習い
■経歴:父親が船大工。母はカヤを出産した際亡くなっている。父親は再婚はせず、その為跡取りとなる人物がカヤしか居ない。本人としては木をいじるのは嫌いでは無いのだが、出来れば木工職人になりたいと思っている。
現在は見習いの為、船の簡単な修繕が出来るのみ。
■希望縁故:生まれた時から島で生活しているので大概の人とは知り合いかと。縁故はなんでも歓迎です。
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[書き終えた書類をポイと自警団に押し付けて]
これでいーでしょ?今日は後、4件は回らないとなの。親方が帰ってきたら役所に顔出す用に言っとくよ。書類預かっててもいいんだけど、汚したり破っちゃいそうだから。
んじゃ、急ぐから。
[再び道具箱を担ぎあげると再び通りを走っていく]
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