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や、ほら。おまぃさん甘いもの好きだし?
[さらっと。]
あー、俺はキャベツとソーセージの煮込みー。
キャベツてんこ盛りで。
[マフラーを解きつつ注文。]
ミリィはだいじょーぶっ!
というか、逆に痩せすぎてて大丈夫ー?って気分。…ちゃんと食べてる??
[僅かに眉を寄せつつ。確かめるようにミリィの腰周りに腕を伸ばしながら問い。
ベアトリーチェが苺飴を手に笑って言えば、その言葉に大きく頷いて。
手の中の苺飴に、一瞬だけ視線が釘付けになったかもしれない]
そりゃー引率者のユリアンにぃが隊長ですよ!
それで、副隊長がヴィントね! ……あ、逆でもいい!
[ちなみに、ユリアンの「考えたほうが良い」という言葉は
華麗に彼女の耳を通り抜けたようだった。]
これが、妖精祭りの始まり、なのか。
[……悪くないと、小さく。]
ふむ。
立ったままよりも、そちらの方が楽しめる、か。
[僅かに、思考。しかし、興味が勝ったか]
そうしよう。
[手元の、食べかけのりんご飴をくるりと回して。
一応、レンガを払ってから、其処に腰掛ける]
[俯くミリィにまた、きょとん、として]
……どした?
祭りの熱気にでも当たったか?
[どこまでも素で聞いている。
相棒が、処置ナシ、と言わんばかりにへしょった]
ていうか、リディ、あれだ。
人にゃそれぞれ見合った体躯っつーもんがあるんだから。
無理に進めるな、な?
[ミリィとじゃれる?様子に苦笑しつつこんな事を言って]
……逆でもって、なんだこら。
[最後の一言には、さすがにむぅ、と]
甘いものが好きなのと悪食は断じて違う
[額に手を当てて盛大に溜息をつきつつ
…溜息でコンデルスミルクの表面がちいさくタプン。
いっそ、となりの金髪に「病み上がりに体力つけろ」と
この紙袋の中身を流し込んでやろうかと思案]
ぇぇ。そう。
毎年、使えるお金が、増えてるかは知らないけど…
どんどん、凄くなってくわ。
[小さく頷くと…また一つ花火は上がり…]
んー、座ってる方が、疲れない、でしょ?
人混みの、中で…立ってるのも、辛いし。
[隣に腰掛けるミハエルの手に林檎飴があるのを見ると小さく微笑み]
…楽しんでるようで、何より。
[結局は目覚める要因となった空腹を満たそうかと。
この酒場の食事も美味いけれど、やはり祭りなら出店だろう]
[白い姿はふいと人波に乗り、適当に屋台を物色を始める。
人波に乗り過ぎてまた迷子になるだろうことは*今は忘れて*]
[少し目を見開いて]
[それでもそのあどけない笑顔に、口許は綻んで]
…そう。
[ベアトリーチェの目線の高さまで屈んで、頭を撫でようと]
[飴を持ちかえ、右手を伸ばした]
僕の、きょうだい。
[子供は、口の中で呟いた。]
妖精になったきょうだいが、
僕をあわれに思ったのかなぁ。
[言葉は、子供の口の中だけに止まった。
子供の頬笑みは、いつもより、幸せそう。]
えと…そんなに不健康じゃないと思うわ。
森で野宿しても平気だし。
[相変わらず、少し戸惑い気味だったが、明るい友達の声に励まされるように、少女の顔に微笑みが戻る]
ヴィント隊長…素敵かも。
[少女は夢見る瞳をネズミに注いだ]
[伸ばされた手を、おとなしく受け入れる。
子供の金色の髪が、優しい人に従って、
さら、さら
零れる。震える。]
ええと、あのね。
ノーラさん。
[長い栗色の髪には、雪のように白い花冠を乗せ。
身に纏うのは、ふわり、ふわりと何枚も薄絹を重ねた、花弁のような真白の衣装。
そして背中には――淡い淡い紫の…蝶のような羽根。
妖精である本当の自分の姿とは全然違う、華やかな衣装に、ほんのり頬を染めて。出番を…待つ。]
[他愛ない会話をしつつ、内心ではため息状態で]
……間違いねーよな、この感じ。
あのバカ親父の力、感じる……。
あー、ついに見つかっちまったかぁ……ここ、居心地最高にいいから、動きたくねぇんだけどなぁ……。
『仕方ないよ、フェーン』
[肩の相棒の突っ込みも、なんか微妙に、虚しく響いて]
体躯、かぁ。………うー…そーだよね。
ゴメン、ミリィ。無理に食べなくてもいーよ?
……って、野宿ってすごいね!あたしした事ないや…。
森で野宿するぐらいなら、多分、あたしより健康的。
[ユリアンの言葉に、漸く思い当たったのか
戸惑う少女へと小さく頭を下げて。
むぅとした様子には、きょとんと首を傾げた]
え、だって隊長の立場に不服そうだったから、
ヴィントとの2択にしてみたのだけど。
無闇やたらに豪華にするのは、資金の無駄遣いだと思うが。
[そうは言いつつも、矢張り視線は、花火へと]
立っているだけならば、問題は無い。
……この人の波は、確かに、少々厳しいものがあるが。
[その後に付け加えられた言葉に、きょとんと、瞬き。
イレーネの目の向いた先を見て、……バツの悪そうな表情に]
店主に勧められたんだ。
[自分は悪くない、と言いたげ。一口、齧る]
「…フェーン?」
[見つめていたネズミが、そう言った気がする]
「フェーンってだあれ?ヴィント」
[いつも、人の言葉の通じない友達にそうしているように、心の中だけで、囁きかける]
そっか、ならいっけど。
[ふるふる、と首を振る様子に怪訝なものを感じながらも一先ず納得して。
夢見る瞳には、何となくやれやれと]
いや別に、不服とかじゃねーけど。
[何となくため息をつく肩では、当の相棒がぴょい、と立ち上がり、思いっきり胸を張っていたりする訳だが、それはスルーして]
……ま、いいや。
とにかくいこーぜ、今日は特別、奢ってやっからさ。
[にぱ、と全開の笑顔で言い切った]
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