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……わりと、知ったのも多い?
[小さく呟いている間に、エーリッヒは先に行ってしまったようで。
とりあえず、突っ立っていても仕方ない、と西殿の方へと向かう。
竜皇殿の雰囲気に気圧されたのか、竜王たちの気にあてられたのか、ピアは少し、縮こまっていたりするのだが。
そんな相棒を腕に抱えて宥めつつ歩き出し]
……あれ?
[目に入ったのは、知った顔がいくつか]
[教え子の小さな笑みに広がるは安堵の念。初の随行役で気が張っているところにプレッシャーをかける事となった己の言動に僅か後悔の念が浮かんでいたために。
アーベルが紡ぐ虚竜王の名に、ふむ、と声を漏らし]
此度の会議に”全員出席”の義務をつけることとなった虚竜王、か。
彼の竜王は気まぐれとの噂であるが、途中気が変わったりして居らんじゃろうな。
そも此度の会議に参加しようと思うたには何ぞ理由でもあるのじゃろうかの。
[浮かぶは疑問ばかり。万年欠席だった虚竜王が参加すると言う事には、やはり何かしらの意図を勘繰ってしまう]
やーだって、ほっとくとどんどん痩せてくような気がしてこうやって毎日でも確かめておかないとおじさんは心配で心配で。
肉食ってるか肉。
[オトフリートの手にガードされればされたで、その手をとる。おそらく本人は指の太さあたりを見ているのだろうが。
指を丁寧にゆっくりなぞるそれは、はっきり言ってセクハラだ。]
元気してたか?こっちに帰ったって聞いてはいたけど。
そういやここに来てるって事は、オトも竜王のお付なのか?
肉食ってるか肉。
[事ある毎に肉とか言うのは、思いやってるのか何なのか。
当人の意図などお構い無しに、手を止めようとは全くしない。
ある意味いつものこと、なのだが。]
―西殿/回廊―
[ザムエルの懸念に伏せていた眼差しをあげる]
流石にそれはない…と思いたいものです。
いらっしゃられなければ理由も窺う事が出来ませんから。
[勿論、竜王達が尋ねぬ訳はないとの推測から出た言葉だが。
何も無いのが一番である事に異存はないが、何か起こった時の為に青年は此処にいる。その為には成すべき事があった]
では、私はこれにて失礼します。
ご挨拶に窺いたい所が幾つかありますので。
[各竜王の集う会議場には虹竜王がいるのだから青年のすべき事はない。だが彼等の随行者達を把握する必要はある。
交友を温める師弟等に深く一礼し、回廊から去っていく]
[少し遠く近く、対する翠樹の気配を感じ。
眼鏡をくい、と上げ、一度視線をそちらへと向ける。
王は知ってか知らずか、陽光の方を向いているけれど。]
[そうして、竜都へ再び降り立った彼女と虚竜王。
その出で立ちは先程とは僅かに異なる。
彼女──ユーディットの姿は、服装こそ変わらないものの、腰にいくつかのボーチバッグのついたベルト。そして、両太腿に巻かれたナイフホルダーとそこに挿されたナイフ一対。
そして、虚竜王はというと……明らかに縮んでいた。
手乗りサイズ……とまでは行かないものの、頭に載せて丁度いい位の大きさ。
というか、現在ユーディットの頭の上に鎮座しておられるわけで。]
……主様。威厳の「い」の字もありませんよ。
『相変わらずエグい趣味で。
…でも、うちの子に手を出したら───赦さないよ?』
[陽竜の長はにこやかながらも物騒に言い放つ。
クスクスと小さく、落ちた帽子を拾い上げて弟の頭にのせてやる手は王である前に確かに保護者だった。
両の手をたっぷりと長い袖がうずめてしまって、自分で帽子の角度すらなおせないのが苛々するのか、仔龍の頬はまあるく不機嫌そうに膨らむ。
───と]
。
[ぷす、とまあるく膨らんだ頬が、紙風船を強くたたいた時のようにぺしゃりとつぶれて空気が抜ける。
視線を感じて淡翠の視線を向けた先に、自分と同じくらいに見える存在]
──ちっさい!
[自分も小さい、という認識は仔龍の中にはない。
聞こえたミハル、という音にまた頬が膨らんで眼鏡の向こうにべえ、と舌を出した]
みはる、じゃない!明夏玲、ハリョン、だ!
えーっと
[なんか一人は知ってる相手のような気がした]
こういう場合はどうすればいいんだっけ?
[肩でカシャカシャと羽ばたいている機械竜の顔を見て、首を傾げる]
あ、そうか。
[インストールされている知識の中から、答えを引き出し、とことこと抱擁する生命竜と月闇竜に近付いていく]
お邪魔して、ごめんなさい。
[ぺこりと頭を下げた]
[まさかこの状況を見られているなど露知らず。
手を止めてもまだ続けられる行為に、毎度のことではあるが、堪忍袋が軽く切れてしまうのも仕方のない話であった。]
―― いい加減に
[片足に力が入る。もう片足を軽く持ち上げ、その間わずか。]
離してください
[口調だけは丁寧であれ、オトのまわりにはしっかり殺気が漂っている。
足はいつも通りに、吹っ飛ばすため、その腹めがけて繰り出された。]
……いえ。
[わざわざ近付いてきたエーリッヒが何の勘違いをしたのか、考えるのも頭が痛い様子。
声をかけられた瞬間に足は既に出ていたのだったが。]
邪魔なのはアレですから。
─西殿・入り口近辺─
[月闇と、生命の竜。
そこにいる双方、それぞれと知り合いではある。
月闇の方は、記憶違いでなければ、という前提があるけれど]
……なぁにやってんの、あんたら?
[とてとて、と近づいて問うのと、見事な蹴りが放たれるのは、どちらが先だったか]
─西殿回廊─
それはそうじゃがの。
[返されるアーベルの言葉に肯定の頷きを見せ]
今は竜王が集まり、会議が無事に終わるのを待つしかあるまい。
会議の間は儂らは特にやることも無いしの。
今から気構えることもあるまいて。
[少しでも不安を取り除ければと思っての言葉だったが、果たしてどこまで効果があっただろうか。立ち去るアーベルに頷きに似た会釈を返し]
うむ、承知じゃ。
[その後姿を見送った]
/*
ところで、中発言ですみませんが
1.いつ揺らすものと出会いますか?
2.場所どこにしましょうか?
挨拶が遅れましたがどうぞ宜しくお願いします。
―少し前、命竜王―
[生命の竜王はゆるり差し出された手を掴む。離さないで欲しいと言わんばかりに、ほんの少しだけ力を込めて。
些細な優しさが嬉しくて仕方ないといった様子で笑み返し。
影王に連れられ、会議場のある西殿へと向かっていく。
今だけは、傍らに随行者が居ない事をささやかに感謝したことは。心の内の内のその奥に閉まっておいたとか。]
……!
『随分だな雷撃殿。気付いてその仕打ちか。
それとも、雷撃の長とあろう方が、本当に気付いていらっしゃらない?』
[レンズ越しに向けられた視線に、仔は僅かに怯えたか。
主の下を離れて、今は幼子の傍に佇む影の後ろへと実を隠す。
巻きつく腕にも振動が伝わった。
尤も対なる属、――苦手意識を感じ易いのは詮無き事か。
対する少女の父は、それすら楽しげに笑みを零す。
…此処まで平気になれとは云えねども。]
…リーチェより、ちいさい。
[叫ぶように向けられた言葉に対抗してか否か、ぽつりと一言。
相変わらず影の後ろから離れぬまま、
しかして仔竜の視線はやはり興味深いのか、陽光の仔竜へと注がれる。
一時も逸らさない注視具合は、先ほどの影を思い起こさせるが
…幼子故、仕方なかろう。恐らく。]
[そう言われたのが堪えたのか、そのあとはふわふわと空中を浮かびながら移動していたわけで。
そうして、竜皇殿へとたどり着く。
するとそこには幾人かの人影。あ、綺麗な蹴りが入った。]
……あ。
[そこらへんでエーリッヒの存在に気づく。
一瞬足が止まるが、虚竜王はお構いなしに中の方へと。
ああ、随伴者たる私が立ち止まっては。ああでも。
とかそんな葛藤があったのかなかったのか。結局の所、間も無く虚竜王の後を付いて歩いていき。]
こんにちわ……と先ほどぶりでございます。
[そう言って深く一礼。]
/*
此方こそよろしくお願いします。智狼担当精神です。
もうお一方が来てからにしようと思っていましたが、希望だけでも書いておきます。
1、自由時間になった後の白昼夢で影響を受けるつもりです。
2、揺らすものは無意識の内に揺らすので場所は関係ないと思っておりました。
3、囁きの理由。
よろしければ揺れた心を感じ、此方から心話で話しかけようかと。
[陽光王の言葉には、楽しそうに裂けた口をあけて笑う蛇。
小さな仔龍に舌を出され、赤い髪の少女は驚いて目を丸くした。
こほん、と、軽く握った拳に小さく咳払いをし、眼鏡を人差し指で上げて]
ハリョン殿、でしょうか。
宜しくお願い致しますね。
[頭を下げ、お辞儀をする。
それから、ちっさい、と声をあげられた翠樹の気配のする方向へと目を向ける。]
[腹を蹴られればげぶら!とか、奇怪な声をあげながら後ろにもんどり返り、軽く倒れた。
きっかり3秒。
経てば瞬時に立ち上がる。]
はっはっは。うん元気そうで何より。
でもやっぱりもうちょっと肉食ったほうがいいぞ。前よりやっぱ軽い気が。
[殺気も蹴りも何処吹く風。
先ほどと同じようなイイ笑顔でびしっと立てた親指をオトフリートに向けた。]
/*
嗚呼、此方は呪狼です。いれわすれました。
なるほど、場所は関係ないですね。了解しました。
私の方も、では適当に空白の時間でやっておきます。
一緒に、という指定はなかったと思ったのですが、一緒にするかどうなのかなーと思った次第でした。
3について 了解しました。揺らされてから、囁き使用かな。揺れる前でもゆらゆらなので、まあお好きなように。
はい、ではまた後程に。
[挨拶に行くというアーベルを見送り]
特にすることは無いのですか。
我君はこれを機に学べと申されましたが、それならば私も他の随行者の方々へと挨拶に行くのが良いでしょうか。
[師の言葉に軽く考えて、心竜の消えた方を見ていた]
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