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[ふいに表情を崩しニヘラと笑い]
ま、考えたってわかんないけどねー。
とりあえず白牛に『何かある』のは間違い無い…くらいかなー。彼の言が本当だとしても、それならそれで裏切り者が彼を狙ったわけだから。
とりあえず、亡骸をこのままにはできないねえ。
誰か安置したげなよ。
え?僕?僕はほら…。
[袖からまた紙がするりと滑り落ち、それを指でひょいとつまみながら]
『紙より重いモノを持った事が無い』って事で。
[にへらとした表情のまま皆に背を向け部屋を後にする。
─カツカツと靴音を鳴らせながら去る、その時の表情は既に笑みを浮かべてないが*其れは誰にも見せないままで*]
ま、どっちにしてもこんなもんだな。
これ以上証拠はでてこねーだろ。
……ただ、すごく今の互いに認識のしていない第三者の介入があった場合にのみ有効な説だが、もし、仮におっさん以外の第三者が『幻術』など幻を利用できる場合は、おっさんに気付かれずに殺すのは可能だろーな。
完全独自……か。確かに、連携してるとは限らん……な。
[レッグの説に、腕組みをしつつ、小さく呟く。
利害の一致はありうるが、深く結びつく可能性はそう、高くないような気もして]
ん……安置……。
[立ち去るノブの言葉に、す、と視線をシャロンヘ向ける]
……差し支えなかったら、オレ、部屋まで運んどくけど。
[どうする? と。場にいる面々に問いかけて]
[足を止めて振り返る]
まさか「か弱い」女にやらせるつもりじゃないだろう。
[横を通り抜けてゆくノブに笑みを含んだ言葉をかけ。
シャロンの遺体へ目を向け…その傍らのレッグを見る。
『幻術』の言葉に目を細め唇の端を一瞬上げて]
誰か、適当に頼むさね。
[今度こそ部屋へと歩き去ってゆく]
生きている側――エドガー殿、か。
…もし止めを刺した者が完全な単独犯だと仮定した場合、
つまりシャロンを裏切者だと見做した、のでしょうね。
[ディーノの言葉に、小さく言葉を返す。
しかし、止めを刺せる程の決定的な証拠を持ったのだとしたら、
逆に、何故名乗り出ないのか。――僅か眉を寄せたまま、思考を巡らし]
――…脚力、…
[ふと、カレンの言葉を反芻する様にポツリ呟いて。
口許に手を当てたまま、僅か黙り込む]
[ミュウの見せた反応に、こちらもぴくりと眉を跳ね上げ、それから大きく溜息をついた]
……そういえば、あの女、幻惑術が得意だったよな。
[そうぽつりと呟きながら、ミュウの後姿を見送った]
[ふる、と緩く頭を振って、廻らせていた思考を払う。
ディーノの言葉にあぁ、と小さく声を上げて]
――…それでは、宜しければディーノ。
シャロンを、お願いしても宜しいですか。
[シャロンの亡骸の傍に佇む白猫を再び腕へ抱え上げ。
レッグの言葉に、僅かに目を細めながら去るミュウの背中を見詰め]
[マイルズの小さな言葉に、一つ頷いて]
ま、そうだろうな。
とはいえ……『裏切り者』の定義は、立ち位置によって違うと言えるだろうから、ね。
[それがややこしいんだよなあ、と。
ぼやくように言いつつ、シャロンの亡骸に近づいて]
ん、任された。
ああ、部屋に運んだ後は、オレも部屋に戻るから。
御用の際には、いつでもどうぞ?
[でも、お楽しみは邪魔しないでねー、と。
冗談めかして言いつつ、亡骸を抱えあげる]
―自室―
[部屋に戻れば扉を閉めて長椅子へと足を運ぶ。
その間も周囲の空気は香気を孕んでゆく]
やれよ。
アレも聡いのやら疎いのやらわからんが。
確かに可能じゃあるからネェ。
さて、どう来るのかネェ。
[長椅子に身体を預けながらクツクツと低い笑いを漏らす。
部屋の中には更に強い香りが*漂い始めた*]
……幻術……か。
確かに、双魚の舞姫さんなら……。
[レッグの言葉に、ぽつりと呟いて。
ともあれ今は、とシャロンの部屋へと向かう]
─…→シャロンの部屋─
さって、んじゃ俺も一度自分の部屋に戻るわ。
ってーか疲れた。
んじゃ、また何かあれば、な
[気だるげにそう冗談を口にしながら、彼も血まみれの手を振りながら*退室した*]
それでは僕は先に戻りますが、お願いします。
…心配せずとも、お楽しみを邪魔する無粋な事は致しませんよ。
[亡骸を抱え上げるディーノの冗談交じりの言葉に、
くすりと小さく笑みを零し。]
それでは、お休みなさい。
――良い夢を。
[そう短く告げると、白猫を抱えたままその足取りは*自室へと*]
─シャロンの部屋─
[途中、メイドに場所を確かめ、その部屋へと向かい。
ベッドの上に、亡骸を丁寧に横たえる。
その横顔には僅か、苦いものが含まれるか]
……ったく。
考えてくれ、とは言ったが……。
[何も、死なんでも、と。
零れ落ちるのは、愚痴めいた言葉]
……ま。
とりあえず、無駄死ににはしないように、オレも無駄死にしないように。
……動かせてもらうよ。
[小さな声で呟き、振り返る事もなく、*自室へと向かう*]
―客室―
痛てて…やっぱ後ろとっときゃよかったか…?
[...はベッドの上でディスの手当てを受けていた。
壁に叩きつけられた背中は最後の攻撃の際背後から炎で炙られ変色し、避けきれなかった真空の刃が全身に浅い傷をいくつも刻んでいる―少しでも遅れれば死ぬまでいかずとも重傷は避けられなかっただろう。また、テレポーテーションの行使で体力も消耗している。
『今裏切り者が来たら…サスガにちと辛ぇな。』
そんな事をぼんやり思ってる間にも*治療は進む*]
[少し眠り、湯を浴びて新しい司祭服を来ている。そもそも後ろから銃で射っていただけなので、大した怪我もあるわけがない、見た目には全く戦闘の名残はない。]
フム。それは問題無い。来たなら、各個撃破してやれば良い。むしろ好都合だ。
彼らが連携…か。
いや、それはあるまいよ。元々そういった事を好む連中ではないし、何より彼らは「君ら」を知らない。
下手に他人と組むと、いざ私と戦うとき後ろから刺されかねない。彼らもそれはよく分かっているはずだ。
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