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……なんか、ええと、セイサン?
[よくわからなかったらしい。首を捻って]
私は、桜にききにきたんですー
ええと、桜花でしたっけ?
[具合の悪そうなマコトに、だいじょうぶですかー?なんて]
イタイ。
いたい。
イタイ。
ひどい。
ヒドイ。
ひどい。
[泣きながら走る。
校舎裏から校内へ。
向かう先は、葉子が慣れ親しんでいた、生徒会室。
どうしてそこを目指したのかは、自分でも知らなかった]
「……一口貰えれば。」
[そのコエにやっと気が付く。
夢中で逃げていた小さいのは、コエにすら気がつけていなかった]
音色…どこ?
[少しだけ不安そうな響き]
…間違いねーわ。
[大惨事、とのマコトの言葉に緩く瞬きながら
短く、同意の言葉を返して。]
…セイサン、…清算?
[マイコの更に続く言葉に、聊か困惑の表情を向ける。
笑顔のまま聊か物騒な言葉を継げるマイコに疑問を持ったものの、
桜の傍に横たわったままのサヤカの身体を見せるのは何となく憚られて
マイコの視界から遮るように、僅かに身体を移動して]
ああ……俺は、なんとか……。
[大丈夫か、という問いに、頷いて答えつつ]
桜花……に?
[マイコがここに来た目的と──何より、また変化したようにも感じられる様子に、眉を寄せる]
[保健室。
ガラスの引き戸がついた戸棚を開き、
中に或る幾つもの物品を引き出して眺めては
不要な物を床に落とした。
包帯。バンドエイド。サージカルテープ。消毒薬。鋏。刃の長いハサミ。簡易メス。頭痛薬。風邪薬。]
[僅かに風に混じる、生臭い匂い、そして、目に入る三人の姿…何かが、終ってしまったのだと感じ、軽く拳を握りしめる]
………?
[ふいに、校舎の一角に明かりが灯ったのが見えた]
それならよかったですよー
[あたりのにおいには気付いているのかいないのか。
アズマからマコトへ視線を移してにこりと笑う]
あ、せんぱいにお礼言おうと思っていたんです。
……昨日はありがとうございました
[ぺこりと頭を下げて、次に戻した先に、求める少女の姿があった。]
『こんなのを望んでいたはずじゃ』
ちがうよ、いっしょになれたんだよ。
『一緒になれた』
そうだよ、ヨウコがねがったからだよ。
『私が願った』
だからだいじょうぶなんだよ。
[交じり合ったはずの意識が不意に乱れる。
ただそれも一瞬のこと、再び意識は混ざってゆく]
ああ、うん……。
……昨日?
昨日、俺……何か、したかな?
[言葉を交わしたのは覚えている、けれど。
逆に言えば、それだけの事で、それは礼を言われる類の事とは思えず、困惑は募る]
色々言ってくれたのに、感謝してるんですよー
[一度桜に向けた目を、マコトに戻す]
いってくれなきゃ、まだあのままだったと思いますしー
だからショウせんぱいにも感謝ですよ
[にこにこと。
嬉しそうな、えがお]
[首を傾げる様子に答えることも出来ずに、言葉につまる。
マコトと会話を交わす様子を眺めながら、
ともかく、気付いていない…とも取れる様子に内心、安堵して。
ふと、マイコの向ける視線を辿ってゆるりと視線を上げ]
音色!
うん、だいじょうぶ。
ありがとう。
[嬉しそうな笑顔を浮かべて答える。
だがその気配はどこか不安定さを抱えているか]
音色もだいじょうぶ?
たすけてくれたのでしょう?
[一度完全に忘れていた矢の存在。
貫かれずに済んだのは単なる幸運ではないのだろうと思って]
[入り口の脇に仔犬を控えさせて、壁際へと歩み寄る]
ん、…と。
[そこに数多引っ掛けられた鍵束から、
目的の物を見つけると、ポケットの中にねじ込んだ。
それから、ふと思い当たって机や戸棚を漁り、
懐中電灯を探し出す。
スイッチを押すと、人工の光が広がった。]
うん。
ウミに殺意を持たれてるけど。
私たちのことは
ふたりの間の秘密にしておこうと思ったのに
勘が良かったみたい。
[わざとらしすぎたかとも思う。]
薄紅に包まれて、桜花は楽しげに笑むのみ。
ほんの一瞬、力ある二人に目を向けて、眩そうに桜色の瞳を細めるか。
しかし、言葉は紡がれず、そこにはただ、笑みあるのみで。
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