情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[悩みがおをしながらゆっくり歩んでいって、
メインストリートで今日も配られるリーフレット、
その一枚を受け取ってはまたも考え込んで。
広場の方角から聞こえる歓声。]
なんだろう?
[そちらへと向けられる少女の足。]
[看護婦に扉を開けられ、ヴィンセントの顔を見るや、驚いたようなほっとしたような複雑な表情を一瞬で顔に浮かべ、促された小さな椅子など見えぬように思わずぱたぱた、と2,3歩歩いて近寄った]
ヴィンセントさん…!
ニーナ、どこにいるか知りません?ニーナ。
あぁ、その前に、ニーナ、知ってますよね?
昨日もここで話し、してましたし、顔覗かせてましたよね?
[早口で捲くる。]
[複雑な表情を問うよりも早く捲くし立てられ]
ニーナさん?
今日はどうやら遅いようですが、まだ来てませんか。
ええはい、もちろん知っていますとも。
[そこまで言って、訝しげな表情を見せる]
…何か、ありましたか?
[それはもちろん作られた表情、偽りの仮面]
くくっ…ニーナさんなら我らが偉大なる団長の元に。
彼女に会いくば、サーカスへおいでなさい。
貴女の魂の花も、永遠の美に奉げるのです…
[密やかな笑い]
[ヴィンセントの返答を聞き、力が抜けたようにトスンと椅子に座る。近くのリックは、彼女を支えようと手を貸しただろうか。
ほっとした感情とぞっとした感情、逆のふたつがうねり、更に冷たい汗が背中を流れるのを感じた]
…知らないって。
看護婦さんが。
ニーナ、アーヴァインさんと一緒…?
[焦点の定まらない目でヴィンセントの眼鏡を見つめる。
知らない?
でも今朝ニーナが遅れているようですねと言った時、何も――
[何もなかっただろうか、と口ごもる。
看護婦は適当な相づちを打っただけで、はっきりと名を聞いたわけではなかったろうか。
しかし、それよりも]
…まずは診察が先です。
体調のよくない状態で考えても、正しい判断は出来ませんよ。
[茶色のレンズ越し、焦点の定まらない目を覗き込み言い聞かせ。
淡々と診察を進めてゆく。
やがて下った診断は、疲れから来る風邪だろうとのことだった]
[診察中も心ここにあらずといった風で、そわそわしている。]
どうしよう、ニーナが。
コーネリアスさんが、占う、とか、消える、とか言ってたから…
聞いたら何かわかるかしら?
コーネリアスさん、サーカスに行ったら会えるかしら?
[レベッカの言葉は、なかなか興味深いものだった]
コーネリアスさんが、そんなことを……。
そうですね、一度聞いてみるのもいいかもしれません。が、
[心配そうな表情を向け]
今の体調で出歩く事は、あまりお勧めできませんね。
どうしても、というのならば…薬を飲んで効いて来てからご一緒しましょう。
[医者がいれば寄り道程度は対応できるでしょう、と穏やかな笑みを向ける]
私は大丈夫だわ、平気よ。それよりニーナが心配なの。
あ、お薬、ありがとうございます。
[看護婦から水と白い粉が包まれた紙を受け取って、それをさらりと口に放り込む。
グラスを口につけて上を向き、伸びた喉がこくり、こくり、と上下した。]
…え?
そうなの、ハーヴェイ君も。
[看護婦が、黒い猫を連れた青年も朝やってきて同じ事を聞いていた事を教えてくれた。
お礼をいいつつヴィンセントの笑みとリックを振り返り、直ぐにでも診療所を飛び出そうと立ち上がった。]
[立ち上がったレベッカを、咄嗟に止めてくれたのはリックだった]
…ダメですよ、レベッカさん。
薬はそんなすぐに効くものじゃありません。
[けれど他の患者を見ている間に、リックの制止を振り切って行ってしまうであろう事は明白で]
すみません、私はこれからエレノアさんの往診に行ってきます。
ついでにレベッカさんも送ってきますので。では。
[看護婦にそう告げて、慌しく白衣を脱ぎ鞄を手にした]
おれも行くけど。
ドク…ヴィンセントさんにだけ任してたら、絶対怒られるし。
レベッカさんは魅力的だしね?
…あ、ミズもそういえば体調悪いんだっけ。
ラッセルさんも悪そうだったし。
体調不良な人ふえて、お医者さまは儲かる?
えぇ、私は大丈夫よ?
私よりニーナが心配だわ。
ヴィンセントさんはエレノア奥様を見に行って差し上げて大丈夫よ?
[送っていく、と言われて子供のようにイヤイヤと首を振る。]
今は診察中だからドクターでもかまいませんよ?
そうですね、彼女はとても魅力的ですから。
[小さく笑ってから、真剣な面持ちに代わり]
…ええ、少々。
どうやら体調不良者が増えているようですね。
ラッセルさんもとは知りませんでした。一度見せてもらった方がいいかもしれません。
[拳をこつんとリックの額へ当てる振り]
そういう冗談は言ってはいけませんよ。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新