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……流石に、ちょっと事態が急すぎて疲れたの
明日には、『元の私』に戻っていると思うから
あと、『後片付け』お願いね
[そう呟くと、一方的に通信を切った]
[頷くアーベルの様子に、何かを感じ取りはしたものの。
視線は彼の位置では留まらず、レナーテに定まった]
自衛団内、ねえ……
次期団長の座を狙っているのなら、
統率が乱れるのは少し、おかしい感じもするかしら。
ここぞとばかりに仕切りそうなものだもの。
なんて。
あまり、内部事情には詳しくないんですけどね。
内部犯を疑うのは、有りの線かしら。
……あ。
[不意に、ぱん、と手を打つ。
まるで名案でも思いついたかのような仕草だったが、]
そろそろ買出ししなくちゃいけないんだったわ。
[次いだ台詞は、あまりに庶民的だった。
練習は休めても、食事の支度は休めないらしい]
ほー。なるほど。
[アーベルとエルザの言葉に納得したように頷いた]
んじゃ、自警団の連中を消去して考えると、結構絞られてくるんじゃね?
団長が、有力な手がかりを掴んだっていう情報を知っている人間って。
[翠に覗き込まれれば狼狽えもしようか]
[それもほんの僅かの間だったが]
二人の言うとおりだと俺も思う。
それに元々がそこまで強制力のある役職じゃなかったはずだ。
団長さんだからこそ上手く纏めてもいたけれどね。
[考えをまとめている間に姉弟が答えていて]
[少しだけ付け加えた]
……買出しって……。
[唐突に手を叩いた姉の言葉に、きょとり、と瞬き]
ええと……もしかしなくても、荷物持ち……いる?
[恐る恐る、問いかける。
本音を吐くと、風の波長を固定するのには精神力を使うため、見た目以上に疲れていたりするのだが。
逃げられないかなぁ、なんて思いは*ちらりと掠めていたり*]
[エルザが食事の支度をすると聞けば]
お。
どっか移動すんなら、護衛してやるよ。
今んところ、あまり進展はねえし、それに優秀なブレーンが事件に巻き込まれてもらっては困るからな。ははっ。
家で食べないなら、手伝わなくてもいいけど?
フーゴーさんのところで皿洗いする?
[この、不良。
弟の疲労は、知ってか知らずか。
言葉は途中で打ち切られていたものの、
そう付け加えそうな雰囲気だった]
[少なくともレナーテの導き出した結論は聞こえていた筈なのに、
そのことに関して反応しようとはしなかった]
あら、ありがとうございます。
よかったら――
[その後は、恐らくは、食事に誘う文句。
続きが出て来なかったのは、彼女の食欲を思い出したからに違いない。
笑顔はやや、引きつっていたかもしれない]
……ええ、お願いしても構いませんか。
分かっている。
[そう返した声は、果たして相手に届いたかどうか。
周囲に人気のないことを確認して、細い路地へと身体を滑り込ませる]
[アーベルの仕草に教える気がなさそうだと今は諦め]
[エルザが手を鳴らすのに注意を向けて]
[続いた台詞につい力が抜けた]
まあ生活は変わらずにあるからな。
手は足りそう、だな。
[動く前にレナーテの疑問を少し考え]
[だが結論を口にしないうちに解散の流れとなってゆくか]
「よかったら」?
[鸚鵡返しに問い返しては見たが、実際のところさほど気になったわけではない。
なので、その後の言葉が出てこなかったら、それ以上問うようなことはなかった]
ああ、いいよいいよ。
報酬は、食事でな。
[無かったが、結果、同じことを言った]
ははっ。
まあ、冗談だけどな。
メシはまた露店巡りするか、フーゴーのところで食うからいいよ。
おや、レナーテさんは同じ宿だったのか。
[宿の食材も大丈夫なのだろうかと]
[一瞬思ったりもして]
俺も戻らないと。
昨日もかなり待たせてしまったからな。
へ。
師匠さんも同じ宿かい。
[少しだけ目を丸くした]
なんだいなんだい。
世間は狭いね。
[言ってから、不意に宙を見上げて]
……同じように、犯人も、アタイが関わった中にいるのかね。
そんなことになったら、仕事とは言え、嬉しくねえ事態だな。
甘いってのは、親父によく言われんだけどよ。
[最後には、一瞬とても色々な経験をしてきた大人びた顔が見えた]
[レナーテのさっくりとした返答に、一瞬、固まった]
……すみません。
両親も帰ってくるかもしれませんので。
忙しいものですから、家にいないことの方が多いんですけど。
お祭りも近いのに、今度は別の街に行くとも聞きましたし。
[微妙に忌避しているのは、あの食いっぷりを見た者ならば分かるはずだ]
甘くても、良いんじゃないかしら。
全てを疑って生きるよりは、信じて裏切られる方を選びたいです。
……そんなことにならないのが、一番ですけど。
[大人びて見えたレナーテの顔を見つめ、呟く]
ああ、そうね。
待ち合わせ場所決めておけば良かったわ。
そうしたら、ベティちゃんもやきもきせずに済んだでしょうに。
[戻らないと、というハンスに同意を示す。
大通りへ近づくと、何やら、先とは違う騒がしさに包まれていた]
[程無く指定の場所に辿り着き、作業は始められた。
暗い空間を小さな光が照らし、それをまた影が覆い尽くす。
影は生き物のように蠢き、目に付く足跡や痕跡を飲み込んで行った。
痕跡の綺麗に消えたその場所は、いっそ不自然なのかも知れない――注意して見る者がいればの話だが。
ほんの数分間、その間誰にも見られずに作業は終わり、彼は暗闇に紛れて*表舞台へ戻る*]
[ざわめきたつ人々に話を聞けば、理由は容易に知れる。
旅の香水売りが、被疑者として連行されたのだと言うこと。
思い出すのは、カヤの見せた瓶。
それの作り手であったと、エリザベートは知りはしない]
[安堵を覚えたのは、知人ではなかったから。
同時に、その事に気づけば微妙な表情にもなった。
すぐさま、振り払ったつもりではあったけど]
あー、いいっていいって。
別にんなもんの為に護衛するとか言ってるわけじゃねえんだから。
[エルザの言い訳めいた言葉を、ひらひらと手を振り適当にやりすごした。
その後の言葉には、笑ってるような悲しがってるような優しげなような苦いような、不思議な表情を浮かべ]
―――ああ。信じたいよ。
出来るなら、信じきって―――死にたかった。
……へっ。
なんか重っ苦しい話しちまったな。
行こうぜ。
[表情を戻すと、返事も待たずに、レナーテがさっさと歩き始めた。
こういうところ、あまり護衛向きではない。
やがて、買出しが終わり、家まで送り届ければ、またぶらぶらと街中を*練り歩くことだろう*]
[大通りに差し掛かる少し前。
死にたかった。
レナーテがその台詞を口にしたときには、目を見開いたが]
……生きていて下さって、よかったわ。
だって、おかげで、こうしてお会いできましたから。
[笑みを形作り、そう言った]
[大通りでの出来事の後、
道中の会話は、あまり覚えていない。
ただ、何があったとしたって日々の暮らしを捨てることは出来ず、
食材の買出しを済ませて、レナーテとも別れ、帰途に着いた]
[作る料理は、いつもより一人分多い。
出来上がった食事を容器に入れて布で包むと、
出かけてくると言い残して夕闇に包まれる街を行く。
思うのは、一人、家に残されたであろう少女の事。
自衛団長の家へと赴き、戸を叩く]
[返答を待つまでの間、皆との会話が胸中を過ぎり、*心に深く沈んだ*]
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