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[自分の疑問に対しての返答は修道士からは得ることは出来ず、困惑したままに入り口の掃除は終わっただろう。
手だけは洗ったものの、服にも赤は多少移っただろう。
着替えなど持ってきてはいなかったから、家に戻ろうと思うんだがと幼馴染に告げた。
帰ってしようと思っていることは着替えだけでなく、また一人を見定めるつもりでもあったけれど。**]
─ 宿・一階入り口付近 ─
[ゲルダの問うような視線>>48には応えない。
秘密の一旦――それは、自分のものではなかったが――をこれ以上出そうとはしなかった。
困惑する様子も、横目で見やるのみ。
表には出さないが、迷えばいい、という思いも内にはあった。
アーベルの返答には、まぁなと返す。
縁遠い者の印象なんてそんなものだ。
不思議そうな様子にも、曖昧な態度を崩さず。
片づけが済めば、道具を返して、少し休もうとした**]
― 宿・一階入り口付近 ─
ん、一緒にいくよゲルダ。
[ライヒアルトの態度にいろいろと不審に感じる点はあったが今はそれを突っ込むよりもゲルダのこととかを優先に思っており]
じゃあ、ライヒアルトさん、またね。
[ライヒアルトと別れるとゲルダと一緒に宿を*後にした*]
―その日の晩―
[目を覚ますのは妙な胸の辺りが熱くなるのを感じてのこと。
その熱源は短剣を模した銀製のペンダント、彼女のもとに近づく姿があることを告げるもの。しかもそのものは人狼であるということを]
あつっ…、父さんちょっとどころじゃないってこれ…。
[その熱はどんどん高まり、胸に軽い火傷を負いながら手で掴むとぎゅっと握る。
手にも軽い火傷を負い、後でゲルダになんて言うべきかとか考えたりもしていた]
この後は確か…
[目を瞑り、心に浮かべるのは純粋に守るべき相手の姿と守りたいと思う気持ち。
それ以外に混じり気のないよう、心は静かに沈めていく。
しばらくし、はじけるような手ごたえを握るペンダント越しに感じる。
きっと彼女を襲うとしたものは指一本すら触れることが叶わずに、自分の力に弾かれることになるだろうか。
しばらくして、向こうもあきらめたのだろう、手の中の熱が引いていくのを感じる。
手のひらの火傷は短剣の形が分かるほどになっていた]
しんどいよ、これ、思った以上に……
[そのままぐったりとベッドに倒れこむとすぐに眠りに*落ちた*]
─ 宿・入り口 ─
[その場の状況に思い切り眉が寄ったのは、団員と揉めていたのが気遣う対象たちだったから。
団員の気持ちの毛羽立ちの酷さに、状況の切迫を感じたから、というのもあるのだが]
はいはいはい、そんなに騒ぎ立てない!
君ら、じー様のやり方を踏襲するのを選んだんでしょ?
それでもって、じー様は容疑者だからって当たっていい、とか言ってた訳ですか?
[死した団長を使うのは気が引けなくもないが、団員を黙らせるには、これが一番効く、というのもわかっていた。
これで矛先がこちらに向けば、この場は何とかなるかな、と。
そんな事を考えていた所にやって来たヘルムートが、団員に向けた問い。
返された答えに対する言葉の意味は、最初はわからなくて]
……って、ちょっ……!
[その意味がわかった──目の前で成された時、上がったのは上擦った声]
待て、よ……!
[幾度も繰り出される剣と、それが広げる紅いいろ。
とっさに止めようとするより先に、腕を掴まれた。
振り返った先には、この状況でも冷静さを失していないように見える、友の姿>>16]
ライヒっ……!
[離せ、と言いつつ振りほどこうとしても、力では圧倒的に負けているため、それも叶わず]
……なん、で……。
[倒れたエリザベータを見て。
それから、ヘルムートに目を向ける。
返されたのは、常と変わらぬ態度での言葉>>22]
……そりゃあ、確かに、そう、だがっ……。
[決めろといわれた。選ばなければならない。
理性はそれとわかっているだけに、治まりつかない感情がタチ悪い。
ヘルムートがフォルカーに返す言葉>>26に、苛立ちは更に募り、ぎ、と唇を噛み締めて]
……ライヒ、離せ。
エリザ嬢、運ばんと。
[しばしの空白の後、友を振り返って低くこう告げる]
大丈夫だ……ここで、感情任せに暴走するほど、短慮じゃない、つもり。
[訴えに手が離されたなら、一つ、息を吐き。
騒ぎを遠巻きにしていた宿の主人か、もしくは他の誰かに頼んで、亡骸を包むものを用意してもらう]
……とりあえず、自衛団の連中が、引き取りに来るだろう、けど。
それまで、どっかの部屋借りて、寝かしといて、いいかな、親父さん。
[低く問い、了承が得られたなら、エリザベートが借りていた部屋まで彼女を運ぶ。
助力の申し出は、丁重にお断りしておいた]
……結局……礼。
言えずじまい……か。
[運ぶ直前、ふと、呟いた言葉には、果たして誰か気づいたか。**]
―宿の入り口―
[ヘルムートの顔についた赤が広がる。
あたりまえの口調で不思議そうに返された言葉>>20に反論することはできない。
差し出す人間を選べなかった事が、この結果を招いた一因なら、ヘルムートの行動を非難する権利などもっていないのだから]
それは、そう、だけど……
[それでも、せめてなにか疑わしいところがあるのなら、まだ納得させる事ができたのに。
運が悪かった、といえるような選び方での死は衝撃だった。
フォルカー>>17の瞳の色の変化や呟きに気づくことはなく。
こときれたエリザベータの身体を支えたまま、ゲルダやアーベルがやってきたのにギクシャクと視線をむける]
[けれど今は何かを言える状態ではなく。
オトフリート>>58がちかよってきて、エリザベータを部屋へと運ぶのをぼんやりとみやり。
一つ吐息を零して、何も出来ずに血に濡れた手に視線を落とした。
ライヒアルトに気遣われたなら『大丈夫』と軽く答えて、のろのろと汚れを落としに部屋に戻る。
そして夜が明けるまで、眠れない時間を過ごした**]
[宿屋の入口付近に居た少女は掃除に使った布切れを
片付けに行こうと水場の方へ目を向ける。
けれど、その逆。
フォルカーが向かった方向で何やら争うような音が聞こえた。
はたり、大きな眸が瞬かれる]
――…?
[何、と音なく紡ぎ振り返り
――少女は事切れた元歌姫の姿を目の当たりにする事となった]
……っ!?
[ひぅ、と悲鳴になりそこなった息が漏れる。
漂う血の匂いと元歌姫の姿に少女はきつく柳眉を寄せる。
血に濡れたもう一人の姿が目に留まり
凡その状況を少女は理解する。
集まりくる人。
その時、少女が手伝えることはなく――
否、手伝えるような心理状態にはなかった。
遺体を見るのは初めてで頭の中は真っ白。
動く事さえ出来ずに居た]
[我に返ったのは伝承学者が包むものを必要とした時>>58
遠巻きにみていた宿の主人が奥から大きなシーツを持ってきたのを
途中で受け取り、オトフリートへと差し出した。
白に包まれゆくエリザベートの姿。
白に赤が滲めばへなりと眉尻が下がる]
――…
[彼の呟きが微か風に混じり耳に届けど
その意味を少女は理解できなかった]
[家に帰りそびれた少女は宿で一晩過ごす事となる。
空いている部屋を借りたはいいが
このような状況で一人で休むのは何だか落ち着かない。
母親は如何しているだろう。
父親は今、どこら辺にいるのだろう。
あえて事件から思考を遠ざけて、目を瞑る**]
─ 自宅 ─
送ってくれてありがとう、アーベル。
アーベルには甘えてばかりで申し訳ないな。
[家に着いて幼馴染に礼を言う。
彼はしばらく一緒にいたか、それともすぐに自分の家へと戻っていったか。
出来るなら一緒に居て欲しかったけれど、そこまで甘えるわけにもいかないかと思い引き止めはできなかった。
けれど、彼が離れる際には気を付けて、と声だけはかけて。
一人になって、まず着替えようと服に手をかけたがそれについた緋を見つめると手をおろし。
胸元から鏡と、スカートの下から短剣とを取り出し、袖をめくって腕を露にした。]
─ 自宅 ─
[昨日切った傷は、もう血は出ないもののまだ生々しくあった。
その少し下に銀の刃をあてがい、横に引く。
緋が刃を伝い、黒へと落ちて揺らぐ。
その揺らぎに指を乗せて、金の髪の少女を胸の内に思い描きながら唇を開いた。]
我が思い望む者の 真実を顕さん
其の代償は我が血 我が命
其の身に映し 示し給え───
[一度紡いだ言の葉は、昨日よりも滑らかに落ちていく。
大きく揺らぐ黒に代わりその身を染めたのは─。]
……白…。
─ 自宅 ─
[鏡を染め上げた色は、人の証。
その色を小さく呟いて、詰めていた息を深く吐いた。
それは、少女が人であったことに対する安堵と。
人狼を見つけられなかったことへの落胆とが入り混ざったものだった。]
……ベアトリーチェは、人間、か。
[身体を襲う疲労感に、その場に座り込む。
少女を見定めることに決めたのは、ライヒアルトのあの呟きを聞いたからだった。
ライヒアルトには死者を見る力がなさそうにみえた。
けれど、彼の呟きがそれと関係無いものだとも思えなくて。
誰かが彼の側でそれを言ったのだろう、それは誰だと考えた。
単純に考えれば彼と親しい者の可能性が高く、彼の側に良く居るのを見たのは学者と宿屋の息子だったはずで。
もしも彼らのうちに力持つ者がいるのなら下手に見定めない方が良いと、選択肢から外した。
フォルカーとベアトリーチェのどちらかを見定めようと思っていたから、フォルカーを外すなら見定めるのは少女しかいなかった。]
…これ程酷いとは、思っていなかった、な。
[座り込んだまま、ぽつりと愚痴を零す。
昨日に増して身体が重い。
どうせ血を流すんだから着替える前にと思ったが、座り込んだまま立ち上がることもきびしくて。
しばらくこのまま休むか、と背を壁に預け。
目を閉じるとすぐ深い眠りに落ちた。]
─ 夜・自宅 ─
[時間はどのくらい経った後だったか。
何かの気配に気付いて眠りからは覚めたものの、まだ身体は眠りを欲している為に視界はぼやけて。
既に夜の帳が落ちていたために室内も暗闇に近く、何かが近付いてきているとは解るもののそれが何かは解らなくて。
ただ、殺気だけは強く伝わってきた。]
────…っ、
[逃げようにも、疲労と恐怖に身体が動かない。
なんとか腕を伸ばし、かろうじて机の上の鏡を掴んでそれを抱いてぎゅっと目を瞑って。
一緒に生きようと言ってくれた幼馴染に、ごめん、と。
心の中で謝った、が。]
───…?
[がきん、と。
何かが跳ね返されるような音が聞こえた。
それは一回だけだったか、それとも数回か。
目を瞑ったままだったために、何が起きているのかは見えなかったが。
音が聞こえなくなって、ようやく瞳を開いたものの。
そこにはもう、何の姿も気配すら残ってはいなかった。]
……今の、は…
[恐らく、人狼だったのだろうと思う。
姿を見なかったことが少し悔やまれるが、それよりも何故自分が無事なのかが気になった。
思い当たることと言えば、伝承にある。]
守護、者?
[ぽつり、呟く。脳裏に過ぎたのは、幼馴染の顔だった。**]
─ 昨日・宿 ─
[オトフリートがエリザベータを運ぶのにさほどの苦労が見られないようなら、手伝わず見送った。呟いた言葉には気づいたが>>58、みるに留めた。懇意にしていたしな、とは片隅で思う。恩があるとまでは聞いていたかどうか。
血塗れたままぼんやりしているイレーネに、『大丈夫か』と仕草し軽く肩を叩くと、大丈夫だと、一応の反応が返りはする>>59。
頭を撫でるような年齢では無い為、気遣うように何度か背と肩を叩くに留めたが。1人で動けるようなら、手は貸さずにこちらも見送るのみで、自身は入り口の血の後始末をつけた。
アーベルにどう思われたなど知る由もなく。
ゲルダに答えぬまま二人と別れて少し休み、食事はしっかり取ってから部屋に戻った。]
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