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[血と、それ以上の雨に濡れた服のまま、その場にべたりと座り込み]
…榛名先生は…、旅籠の皆は、まだ無事、か?
[熱に浮かされたような眼差し。
少しぼんやりとした声で]
俺の周り、皆……聡も琉璃も小百合も、一人ずつ居なくなって…っ。
小百合、は…そこに居たんだけど、もう……。
[ゆるゆると首を横に振る]
琉璃兄、が…?
[慌てていた心が。どこかでスッと冷めた]
どっち。
軽かった?それとも普通?
[淡々とした口調。蓮実が何かを言いかけたのも気付かずに]
小百合さんは?
[裕樹の姿に、思わず椅子から立ち上がり、駆け寄った]
その、格好…!
…ここに居る、人は、大丈夫。
今、涼ちゃんと、孝博君、が、厨房に、行ってる、けど。
[旅籠に居た者達のうち、姿が見えない者の居場所を教えて。続く言葉に僅か息を飲む]
居なくなって…って。
え…待って、それって…。
[おそらく頭の中に浮かんでいる可能性は、正しいのだろう。しかし否定したくなり、蒼白になる。
ぐるぐると考えていると、玲達が戻って来ていて]
玲ちゃん…史人、蓮実君…。
どうしよ──。
[言いかけて、玲が裕樹に訊ねる言葉に固まった。彼女の立場として、その行動は間違っているわけではない。しかし、自分にとっては衝撃的で。言葉が続かなくなる]
[聞こえてきた新たな声に視線を上げる]
…助けて。
あのままだと、小百合が可哀相……、
[なんとか腕を持ち上げ、道の方を指差す。
けれど、すぐに力が抜けて]
…軽い、って……何、が?
[身体がいやに熱い上に、瞼も重くて。
意識が*遠ざかって行く*]
[息を吐き出す。]
面白くねェの。
[取り乱した様子の涼とは対照的に、冷めた声を洩らし。
がらりと窓を開ける。]
・・・行くか。
[振り返りもせずに窓枠に足を掛け、雨降る中へと降りた。]
[やがて小百合の遺体が発見され、裕樹や他の者が旅籠へと戻る頃。
かれは既に、元の通り厨房に居る。]
・・・どーか、しました?
[表の騒ぎに、何喰わぬ顔で*扉を開いた。*]
…あ。
[崩れてゆく裕樹に、驚いた。
それでどこかが少しだけ崩れて]
裕樹さんも一度休ませてあげないと。
[彼の部屋はどこだったのだろうか。泊まっていた者なら分かるか。或いは孝博なら]
それで、確認にも行かないと。
[言ったら史人に怒られた。もう他の人が見ても確実に足を引きずっている状態になっていたから]
[裕樹が指し示す道の方。その先に、小百合は居る。しかし、足は動かなかった]
小百合ちゃんは、そっち…。
……琉璃、は……?
[居なくなったと裕樹は言う。その後は分からないと]
[すぐに戻るから。そう言って旅籠を出て行った琉璃。けど、戻って来ない]
琉璃……琉璃、どこに、行った、の…?
[琉璃のことになり、ようやく身体が動く。衝動のままに旅籠の外へ向かおうと]
[腕を掴まれて、引っ張られる形になり、すとんと床に座り込む]
琉璃……すぐに、戻るって、言ったじゃない…!
[不安が心を支配する。今の状態になって戻って来なかった者は、何者かの手にかかっている可能性が高い。頭は琉璃のことでいっぱいで、腕を掴んだはずの玲の手が緩んだことには気付けなかった]
落ち着いて、榛姉。
[座り込む榛名の傍に膝を突いて、声を掛ける。
同じように史人が傍に来る気配]
でなければ、大変なことになるわ。
村人は。ううん、村人以外でも人間は。
この結界を支える鎖でもあるんだから。
[他の者の耳を気にする余裕などなかった。
ただ諭すように。どこか絞り出すように告げる]
でも、琉璃、琉璃は……?
[不安そうな表情で視線を彷徨わせ。傍に来る玲と史人へ視線が向かう]
結界、を、支える、くさ、り…?
[要領を得ぬ様子で言葉を反芻し]
[兄と蓮実の相談する声。その向こうから響いた声]
孝博さん。裕樹さんを休ませてあげてください。
私にはお部屋がどこなのかも分からないので。
[不安そうな表情の榛名の手を握る。
自分の手も少しだけ震えてはいたけれど]
琉璃兄は、兄さんたちが見に行ってくれるわ。
…ここを封じているのは。私たちの命。
だからこそ、殺される前に殺さなければなの。
[大きく息を吸い込んで]
榛姉も。今出たら危険、だから。
[襲われる危険だけではなく。この天候もまた]
わたしたちの、いのち、が…?
[言い聞かされて、また反芻する。ぼんやりとした状態だったが、玲の言うことがどう言う意味か、何となくではあるが理解して]
…わか、った…。
ここに、居る…。
[自ら確かめに行きたい気持ちはあったが、出たところで何が出来るかは高が知れている。大人しく、ここに残ることにした。玲に握られた手を、ぎゅっと握り返す。不安は、拭えない]
うん。私もここに残るから。
[この足では、それこそ足手纏いにしかならないだろう。
それよりも自分にはやることがある]
でも、少しだけ待っててね。
視るのに…巻き込みたく、ないから。
[兄がよく自分にやるように。榛名の肩を軽く叩いた。
理由は小さな小さな声で。榛名にだけ聞こえる程度だったか。
それから奥へと向かい]
孝博さん、私にも少しの間部屋を貸してください。
窓のある部屋ならどこでもいいですから。
[持っていた箱を握る手は、また少しだけ*震えていた*]
[玲が残る。その言葉にやや安堵の色を戻したか。小さく告げられた理由には小さく首を傾げる]
[玲が傍から離れ、部屋を借りに行く姿を見やり。その後、椅子に座ったままで両膝を抱える。何をするにも足を引っ張ってしまう自分を呪いながら、膝に顔を*埋めた*]
[旅籠に戻るなり、飛び込んできた光景に息を飲む。
状況の説明。
戻らないという者たちと、その中に含まれた名前。
意識の奥、無理に押さえ込んでいた部分が揺れる感覚に、ぎ、と唇を噛んだ]
お前は、ここにいろ……そんな足で動き回ろうとするんじゃねぇ。
[確認に行く、という玲に低く、言い放つ。
場にいる親しいものであれば、声の異変には気づけたか。
冥い、陰りを帯びたもの]
[裕樹の言葉に駆け出そうとして、玲に押し止められた榛名。
その様子に、ほんの一瞬、冥さは影を潜め]
……琉璃は、俺が探してくるから。
だから、榛は、ここにいろ。
[静かに言って、宥めるように頭を撫で。
触れる感触に、微かな安堵を感じつつ、蓮実と共に、外へ]
[外へでたなら、蓮実から琉璃の事を伝えられるだろうか。
今、どうしているか。
そして、そこに魔の気配があるか否かも。
しかし、得た答えがどうであれ]
……例え、そうでも……。
琉璃は、放っておけねぇし、それに。
[ぐ、と。握り締める、右の拳]
琉璃が、誰かに殺されたんなら。
俺は……そいつを生かしちゃおけねぇ。
[低い呟き。
それに、蓮実がどんな表情をしていたかを確かめることもせず。
雨の中へと*駆け出した*]
―回想―
[やっぱり小言は無視しながら史人についていき、書庫に入り調べ]
何も知らないよりはマシ…ですかね
[玲のいっていた見分けるもの、晴美の徴に該当しそうなものは見つけた
己のは多分…これだろうか。というのだけ見つけた。それは魔を狩るためにか。そのような手法で処刑した人間が何者であるかわかるというものらしい…曖昧ではあるがこれ以上のものはなさそうと切り上げれば。外に…移動の最中玲とも合流して、ほっとして]
ええ、戻りましょう。あちらが心配ですし、心配かけてもいけませんし
それに…私も嫌な予感がします
[玲の言葉に頷く。
その予感のせいか古老などいないかのように扱っていれるのはいいことなのかもしれない。玲の足のことは気になったが、急いで旅籠へとともに駆けて]
……
[たどり着く前に顔を顰める。なぜかわかる。理由や原理は知らない。そんなものは暇になったときで構わなく。旅籠にたどり着く前に一つの死を知るが、口にするのは戸惑われた。それは単なる死ではなくて]
―回想終了―
[旅籠の中にいる人間のことは視認して、そうでない人間については榛名と裕樹から聞いて、一瞬裕樹を見遣り]
琉璃さんを探してきます。小百合さんのことも含めて任せて、ここで待っていてください
ちゃんと帰ってきますから…ね
[まだ安心させるような笑みを浮かべていられるだろうか。
それを旅籠にいる面々に向け、玲にも一度…後で。という意味を含んだ視線を送り、史人とともにもう一度外にでた]
[外に出て、旅籠から少し離れた位置で史人に]
聡、小百合さんの死はわかりませんでした。ですが、琉璃さんのことはわかりました。
[それだけで琉璃がどうなっているか伝わるだろう。己も直接口にしたくはない。
だがそれでも言わなければならないことがある。そう決意して]
だから琉璃さんは魔によって殺されたわけではないと思います。いえ…そもそもそんなことありえません。琉璃さん自身が…魔に属するものだったようですから…
[淡々と告げて、史人がどう想うか。それが容易に想像できて、だから顔を見なかった。
否。己もあまり余裕がないというほうが正しいかもしれないが]
場所はなんとなくだが…わかる…慣れかね。あっち
[軽く指し示しせば、そちらへと駆け出す史人。それに少し遅れて雨の中*駆け出した*]
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