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―二階廊下―
嬉しい。
[望む言葉を貰えて微笑む。
此の状況下で笑みが出る事は異常を感じさせるだろうか。最前に指摘されても其処まで考えが至らない。
本心からの想いは自然と顔に出てしまう]
ジーンさん。
お願い致します。
[キャロルが頼むのを聞けば視線は合わせず頭を下げた。
キャロルの部屋に入ると思い出した様に身体の痛みを感じ始める。青黒い内出血の痕が大きく背に残されても居た。
特に頑強でも何でも無いのだから当然の事だった]
―キャロルの部屋―
[痛みや不安を紛らわせようとする様に踊り子は物語る。
他愛無くとも其の話は緊張を解し落ち着きを取り戻すのに十分過ぎる程だった]
ええ。食べる物は余り欲しく在りませんけれど。
それならお手伝いを。
[答えながらの提案は何方も穏やかに拒絶された。
此方を気遣っての事とも判るから強くは言えず大人しく其の場で待つ事にした]
キャロルさんと一緒に私も旅をする。
何て素敵かしら。
ありがとう。
[続く名前は空気を震わせず囁き落とされた]
ありがとう。インサニア。アグリアス。
安心して旅が出来る。
[歓喜のコエに感謝と喜びを伝える]
アグレアスもインサニアも怪我は大丈夫?
私は少し痛いだけだから大丈夫。
二人は痛くないと好いの。
私は幸せ。
あの御本や母さまと違って一緒に居られるのだもの。
[一人きりの部屋に響く小さな笑い声。
其処に宿る物を人間は「狂気」と呼ぶのだろう]
私本当に気付いて居りませんでしたの。
教えて下さった事には感謝致します。
あの人達はきっと私と母さまの事を知っている。
だから捕まえに来たのでしょう。お父様も知っていらっしゃるのかも。
だから母さまは逃げる様にと教えて下さったのでしょう。
感謝は致しますけれど貴方は邪魔でしたの。
[死者は天に昇るもの。
其方に語り掛ける様に窓越しの空を見上げた]
貴方達がいけないのです。
「私達」の邪魔をしようとするのですから。
[歪んだ月が唇に浮かぶ]
本当の価値を知っているのは人間では無いのですから。
[キャロルが知らせに来るのは如何程後の事になるだろうか。
聞いた最初は驚きを示し後は仮面の様な無表情を*作った*]
―客室―
[どのくらい眠り込んでいたのだろうか?
目が覚めたときは日は既に高く、少し寝すぎた所為か少し頭痛もする。軽く頭を振りながら、ゆっくりとベッドから下りた]
少し寝過ぎたか・・・。
そうだ、皆はどうしておるだろう?
[今日は何もない事を祈るような気持ちで、部屋を出て階下へと下りる。その思いは、すぐに無残にも打ち砕かれた]
―客室→1階玄関―
[階下に下りると、すぐに新しい血の気配に気付く。既にこの屋敷全体に血の匂いが立ち込めているも同然であったが、新たに感じたそれは今までは違う場所のようであった。]
・・・っ!
童っぱ!!
[玄関の傍らに白いシーツが敷かれ、そこに横たわっているのは紛れも無いあの少年であった。
その無残な傷跡は、それが間違いなく人狼の手によるものである事を雄弁に物語っていた。]
何と言うことだ・・・!
ギルバート殿やラッセル殿に続いて、お主まで・・・!!
必ず我の国まで連れてゆくと約束したのに・・・。
すまぬ・・・!
[トビーの亡骸の傍に屈み、その冷たくなった手を握る。その口から出るのは謝罪と後悔の言葉。その目からは、大粒の涙がこぼれだしていた]
―玄関―
[どれくらいの間そうしていただろうか。
もはや言葉は意味を持たない嗚咽となり果て、誰かが来たとしても見向きもしなかった。
ややあって、ひとしきり泣いた後ようやくトビーの手を離し、腰から脇差を抜く。彼の髪を、なるべく血に汚れていない所を選んで、一房切り取って紙に包んだ]
童っぱ、不甲斐ない我を赦せ・・・。
せめて遺髪だけは、我の国まで持って帰るゆえ。
[紙包みを懐に大事にしまい、トビーの手をそっと体の上で組ませた。]
―館内―
[トビーの傍を離れた後、井戸で軽く顔を洗い、他の者達を探しに館内をさ迷い歩く]
ギルバート殿、ラッセル殿、そして・・・童っぱ。
あの日書庫にいなかった者は、もはや我だけと言う事か。次は我の番かも知れぬな・・・。
[これは果たして偶然だろうか?セシリアが死んだ日のことを思い出す。一度は収まった疑念が、再び頭をもたげ始めた。]
しかし、これでようやく人狼が誰なのか、分かりかけてきたでござるよ、童っぱ・・・。
[そう、小さく呟く。誰にも聞こえぬように。
トビーが死んで得をするのは、彼女以外にはいない。]
味方が、必要でござるな・・・。
[間違いなく、キャロルは邪魔立てするだろう。他の者も事情を知らねば止めに来るのは必定だった。
では・・・闇討ちか?
否、それこそ相手のもっとも得意とする領分ではないか。同じ土俵に立てば、こちらが負けるのもまた必定。]
せめて、ギルバート殿が生きておれば・・・。
[2番目に死んだ、気のいい青年の事を考えて溜息をつく。
キャロルは論外だろう。シャーロットも話すら聞いてもらえないかもしれないし、頼めるような相手ではない。
残るはユージーンかハーヴェイだろうか。
だが、ユージーンはあの書庫の一件以来、どうにもどす黒いわだかまりのようなものが自身の心から消えることはなかった。]
ユージーン殿には話しにくいでござるな・・・。
ここはハーヴェイ殿に尋ねてみることにいたそう。
インサニア、風呂から上がったら部屋で休んでおいで。
[怪我を負った身、一応安静しておくよう――そのフリをするよう告げた。]
ああ、ピュエリアが気になるようならそちらに行ってもいいし、ユージーンに話があるなら向かばえいい。
ここを出たら、二度とは戻らないからね。
[あぁ、こっちに来てもいいけど、と付け加えながら。]
ピュエリアは、キャロルのそばをなるべく離れないよう気をつけるんだ。
[流石にピュエリアの事を感ずいている者もいるだろう。
もっとも、何かあれば動かざるを得ないのであろうが。]
―厨房→外―
[厨房で一息ついてから、足は外へと向けられる。
トビーの亡骸はもうそこにはなく、赤い彩りが残されるのみ。
館の周囲に咲く白い花が、獣が手掛けた人の赤に染められていた。
可憐な白き花を染めるは、人か獣か――
ふとそんなことを考えながら、暫くその場に留まった。
雨はすでにやみ、地は少しずつ*乾いついた。*]
―浴場―
うん、一人でもできたよ。
[血を拭い終えて一人愉しそうに笑っている。その雰囲気はコエにのって伝わるかもしれない。]
そうだねアグレアス。
人が私達を狩るだなんて間違ってるよね。
[自分の手によって二人の人を手にかけ、そして意識して自分の得た獲物を口にした。
人としての意識や考えは、薄らぎ思考は人狼としてのもの。
けれども表では今までとそう変わりはないのかもしれない。
人としての自分がなくなったわけではない、ただ人狼としての自分が強くでているだけのこと。]
とうさんに感謝しなくちゃ、人を教えて、人として私を育ててくれたとうさんを。
うん、一旦部屋に戻るよ。
ユージーンとはお話はしておきたいかな、邪魔になるようなら…。
でもそうじゃなければ、ユージーンのことは殺さなくてもいいよね?
[部屋に一旦戻ったらどうしようか考えながら]
ピュエリアが危ないって思ったらすぐに呼んでね?
そのときはすぐにいくから。
―自室―
[着ていた衣服は血が乾いていたので一旦それを着て自室へと戻った。
着替えを済ませると部屋に置かれたぬいぐるみに視線をやる。
窓の傍にはひつじさんのぬいぐるみとうしさんのぬいぐるみ、ねずみさんのぬいぐるみをつかむと窓の傍に置いた。
ねずみさん今日はひつじさんとうしさんに用があるみたいなの。
羊、牛、鼠、3匹は狼のお腹の中。
机の上のりすさんのぬいぐみのとなりにねこさんのぬいぐるみを置く。ねこさんはりすさんと仲間だったみたい。
栗鼠と猫は刺された。
ベッドの傍にはとりさんのぬいぐるみとうさぎさんのぬいぐるみ。とりさんとうさぎさんは今日も仲良し、仲良しなのはうれしいこと。
いぬさんのぬいぐるみとくまさんのぬいぐるみ。いぬさんはくまさんが大好き、大好きなのはたのしいこと。
ぶたさんのぬいぐるみとうまさんのぬいぐるみ。ぶたさん、うまさんはどうしてるのかな?
熊と兎は犬の仲間、鳥は兎の仲間、豚と馬は敵かな味方かな?]
……
[ぬいぐるみの配置を終えユージーンに一度会って話すべきだろうか、自分の敵になるか味方になるか。
確かめる必要もあるかもしれないそう考えたりしながら、いまはまだ自室の中に*いる*]
[二人とも大丈夫と聞けば安堵して微笑む。
囁き会話する事も随分と慣れた。母とも或程度の意思疎通しか出来ないで居たというのに今では普通に話すのと同じ様にコエを紡げるようになって来て居た]
私も動けない程では無いの。
アグレアスがくれた牙のお陰…あっ。
[短剣を置いて来てしまった事に気が付く。
其の場で気が付いたとしてもキャロルと居たから持って来られなかったかも知れないが]
キャロルさんはお茶を取りに行かれたの。
私は此処に居なさいって。
[離れないでと言われると少し困った様に囁いた]
追い掛けた方が好いのかしら。
ええ。何かあったらインサニアを呼ぶわ。
頼りにしているもの。
─館内─
[トビーの亡骸を見つけた後。
すぐには戻る気になれず、しばし、館内を歩いていた。
思い返すのは、ここを訪れてからの事。
馴染みのものとの変わらぬやり取り。
初めて会う来訪者との語らい。
思わぬ場所で再会した少女。
穏やかだった空気は紅によって断ち切られ。
そして、紅は塗り重ねられ]
……それでも、私は生きてる。
生きられているのか、生かされているのか。
[それはわからない。
何が正しくて何が誤りなのか。
それもわからない──否]
考えても、仕方ない、わねぇ。
[零れ落ちたのは、小さな呟き]
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