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…、…っ!
[天竜殿から投げられる声に、幼子は弾かれる様に顔を上げる。
共にと云われ従う気持ちはあれど、体格差は埋められるものでは無い。
闇竜殿に笑みを向けられようと、幼き心には申し訳無さが先に来るか、
傍らに佇んだままただうろたえるばかり。せめてもと言うか、泣きこそしないが。
と、精神の竜から伸ばされた手を視野に入れたか、慣れぬ腕に仔は一度躊躇の素振りを見せ――しかし躊躇う暇など無いと判断したか、心竜へと手を伸ばした。]
[ 歩みを進めるも、どうやら見当違いの方向だったのか、勘違いであったのか、所々に浮かぶ欠片は見られるはするが静かなものだった。しかし踵を返そうとしたところで、他者の姿を見つけ、影はその者を真似て口を開く。]
雷撃の……エミーリェ・アパト殿?
[傍らを抜けて触手へと飛んでゆく炎。
驚いたのか怯んだのか、僅かに後ろへと退いた]
我が血を糧に、その動き、暫し留めん。
[左手を前に振り出す。流れる血の幾らかが触手へと飛んだ。
それは絡みつく網のようになり、触手の動きを鈍らせようとする]
大丈夫ですか。
[前を睨みつけたまま、オトフリートに確認の一声]
さて、と。
切っても意味無いなら、次はどうしようかし―――。
[相手の攻撃を防ぎ、次の攻撃手段を考えていたとき。
不意に。
後ろから。
血の匂いがした]
は。はははははははははははははは!!
匂う!匂いますわぁ!!
どんな美酒よりも甘く、人を酔わせる香しき匂いが!!
ああ……興奮してきますわねぃ……!!
[目つきは一層怪しく。
べろりと上唇を舐めた。
……濁っていて、体の各所がよく見えないのは幸運だったかも]
[結局あの後も問われたことがあれば、推測も含めて自分の知るところを答えていたわけで。
それが一段落した後、宛がわれた部屋で思考の海に沈んでいたのだが、外の物音と実体化したカケラの気配に眼を開ける。]
…………。
[ふう、と軽く息を吐くと、ポーチ付きベルトとナイフを手に取り、部屋を出て、戦闘の行われている場所へと駆けた。]
ええ。
[さすがに衝撃から、すぐに声を出すのは苦しかったものの。
確認の声に言葉が出される。]
[そのまま身を起こし、背より落ちる血を再びすくう。
もう一つの円を描き、エルザの魔法を補強するようにと、使うのは樹の力。]
[本職はそばにいる為、それに比べてはいけないが、欠片が変じたものの下から、蔦が絡め取るように伸びた。]
─上空─
……なぁ、ピア。
なんっか、妙だよ、なぁ?
[気流を制してその場に浮かびつつ、今は首筋に確りと呟く相棒に問う]
光が……なんか、違う。
風の感触もだけど……なんだろ、コレ……?
[風や天候の変化には敏いものの、こういう部分には余り強くなく。
空に浮かんで、思案タイム]
[ノーラの言葉に、振り返る。
くい、と、眼鏡の真ん中を人差し指で上げ歩を止めて首を傾けた。]
影輝の…ノーラ殿。
危なそうなモノは見つけたりしていませんか?
―東殿/回廊―
[小さな手が躊躇いを越えて伸ばされたのを青年は口元に穏やかな微笑を浮かべ、恐がらせないようそっと繋いだ。そして目の合う合わないを気遣う余裕もなく黄蛇に視線を流す]
飛びます、しっかり捕まって。
[言いながら仔竜の手を首に回させ、膝の内側と背に腕を回し抱き上げた。刹那視線を移ろわせて目を閉じ、再び目を開くと同時に夢渡る。
出現するのは、二度寝むさぼり真っ最中の生命竜の部屋の外]
[そうして駆けて来て、角を曲がって出てきたのはちょうどナメを挟んでナターリエ側。]
……ナターリエ。とりあえず。公衆の面前では服を着た方が良いと思いますよ。
[……そこに今突っ込み入れますか。]
─上空─
[空を訝しみながら飛行していると、その視界の先に常盤緑の翼の飛行物が見えた]
ぬ?
おお、ティルか?
[本性転変していたために判別はやや時間がかかった。知己と知るとそちらへと近寄り声をかける]
何かおかしなものでも感じたかの?
[ 影の首は左側へと傾ぐ。]
見つけていると言えば、見つけていると言いますか。
[ 無論それは時折視界に入る、黒い、切れ端のようなもののこと。]
……乱れを感じた気がしたのですが、
エミーリェ殿がこうしていらっしゃるということは、
気のせいだったのでしょうか。
空も奇妙ですから、それと勘違いしたのか。
て、あれ?
[呼びかける声に、そちらへと首をめぐらせる。
首にしがみつくピアが尻尾を振ったのは見えたか否か]
ああ、爺ちゃん。
んー、なんかね。
空の感じがこう……違うなあ、って思って。
―― 東殿・廊下 ――
[カシャカシャカシャと建物の中を一周してきた機械竜が、混沌のカケラと竜達の大乱戦に出くわしたのは、ある意味必然だった。少し離れた場所で戸惑うように羽ばたきながら空中停止。ちかちかと瞳が赤く明滅する]
―東殿・回廊―
良かった。
[声に安堵が滲む。蔦と二重に絡みつかれた触手は、うぞうぞと動くもののこちらへの攻撃までは至らず]
止め、どうしましょうか。
[これ以上の力を使うには、他の刻印も傷つけなければならず、僅かに逡巡する。
後ろから聞こえてきた声に嬉しくない形で我に返らされたのもあるだろうことは、よろけかけたのに見て取れるか]
[もさもさ動く小猿の尻尾には手を伸ばし握手のように]
空か…。
奇妙な感覚ではあるのぅ。
もう陽が昇っても良いはずなのに、その明るさが少ない。
[確認するように天を仰ぐ。それからティルへと視線を戻し]
お主も郷に戻っておったのじゃったか。
姉君はご無事じゃったかの?
「―――」
[豹変したナターリエを気にも留めず、ただひたすらに、水の壁を通り抜けようとして通り抜けられずに「?」とか疑問符を上げて頑張るジャイアントスラッグが一体。
もう一体は変わらず遠くから酸のツバ]
―――良い気分で酔っ払っているのに……邪魔ですわよぅ?
[そんな混沌のカケラをナターリエは一瞥すると、水の壁を変化させて、カケラを一体包み込む形に。
そして、そこに更に水を送り込み、中央に収まっているカケラに深海の如くの圧力をかける]
蛙のように―――つぶれなさい。
[軟体動物にその攻撃が抗えるはずも無い。
カケラの一体は、ぶちゅりと水につぶされて、消えていった]
[ふわりと感じた安堵の心に消えていた笑みが口元に漂う。
仔竜達を下ろしながら、青年のレンズ越しの紺碧は月闇の竜だけでなく流水と天聖、そして欠片の魔物の動きも気を配っていた]
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