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[……とりあえず、寝てやろうか。
そんな事を考えた矢先。
遥か頭上から近づいて来る叫び声と、騒々しい音]
――…ッ?!
[状況を把握する間もなく。
衝撃。
落ちてきたそれを受け止めたはいいものの、樹は大きく軋み、
直後、一瞬の浮遊感と――重力に惹かれる感覚。
地面にいた白猫はちゃっかりと、落下してきた影を避けた]
……、
お、ま、え、な……!
何、してんだ……ッ、
[庇うように確りと抱きかかえた所為で受身は取り損ね、息が詰まる。
飛びかけた意識を繋ぎ留めつつ、
己の上に落ちてきた人物へと、文句を吐き出した]
[傍の気配が後退るのを感じる。
顔を伏せたまま、眉根が寄った。
それでも、立ち上がりながらゆっくりと顔を上げる。
欠けていたはずの右眼は傷付く以前のものへと戻っていた。
鳶色の瞳が母子の姿を捉える]
──……イレーネ。
[名を呼ぶ顔に浮かぶのは僅かに眉根の寄った苦笑い]
[これは絶対明らかに死ぬと覚悟して、固く目を閉じる。
木の枝が容赦なくぶつかってきて、痛い。もう死ぬしかないと思う。
と、――何かにぶつかった。何かやわらかいもの。
あれ、助かった?
と思ったら、また落ちた。]
っ。つ、った……。
[ふらふらと起き上がる。
痛みはあるものの、どこも酷い怪我はしていない。
それを確認して、聞こえた声にびくりとする。]
あ、アーベルっ!!
ご、ごめんなさい大丈夫だった!? 死んでない!?
ふわふわしてたらいきなり落ちちゃって……。
[慌ててアーベルの身体から降りて、起きれる? と手を差し出す。]
[――もう、死んでる。
そう返そうとして、突いた右腕に走る痛み。
枝によってか袖の一部は裂かれて、伝い落ちる赤は白を染める。
獣の爪を思い出した。
しかし眉が寄せられたのは、傷そのものより、
突然降りかかった不可思議な現象によってだった]
……どういうことだ?
[ユーディットの問いも意識に入ってない様子で、疑問を零す]
[何も言わないアーベルの視線の先を見て、あ、と小さく声を零す。]
あああ、大変! ちょっと貸してっ!
[有無を言わさずアーベルの右腕をとって、具合を調べる。
主人の腕を同じように診たことを、ふと思い出した。]
大丈夫? 折れてない……よね。
[曲げ伸ばしをゆっくりと試して、窺うようにそっと尋ねる。
しかしアーベルの意識はそちらには向いていない。
それに気付いて、首をかしげる。]
どういうこと、って?
……。
[首を傾げるユーディットを、揃いの青が見詰める。
痛みは在るにはあったが、他の事に意識は奪われて。
暫しの沈黙の後、解放された右手を、彼女の顔辺りまで持ち上げた]
/中/
せんせ?
みんな落ち着いたら、みんなで踊ろ?
宴は楽しいほうがいいもんね。
[風がよく通る場所で、少女は医師の手を握り、笑う]
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