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ちょっとやりたかったネタをぽいっとな。
そして見守られるなら、写さねば(待
とりゃーず、自転車になるんで、また後でなー!**
― その後 ―
[学園内で死んだ者らの遺体がどうなったかは此処では語らない。
ただ生き延びた者らは生者の世界へ、死者は死者の世界へ、その理が崩れる事はなく。
不幸な事件のあった後にも、生者に日常は訪れる。
1月某日、体育館にて全校集会が行われ、幻夢学園にやってきた新たな学長の挨拶第一声――]
儂が前学長平八郎の兄にあたり、新しく幻夢学園学長に就任した――――
冬休み、不幸な事件が有ったこと、皆担任から周知されておるだろう。
しかし我々はその事件を乗り越えていかねばならぬ。
そこでじゃ!
心身共に決意新たとすると同時に、また弟でもあった前学長の遺言状に残されてあった事もあり―――
―――これより特別マラソン大会を開催するっ!
[新年明けまして早々、ガラスを揺らす大音量と共に生者に試練は*訪れた*]
[ボクは最後の言葉に、いい人がいたらねと、小さくつぶやく。
後にボクは鏡の中の彼女と出会い、そのいい人はきっと一生見つからないのだけどね]
できる限り、ゆっくりはしていくよ……
[小さく添えた言葉はあえて*届かないように*]
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とか言ってたら発言同時とかwww
学長お疲れ様お疲れ様、またどこかで会えたらよろしくね!
大好きだよ学長!!!www
ところで平七郎ってことはつまりまだあと6人同じ顔があるってことですk
/*
ちょwwwww目離してたらおまwwwwwwww
学長超ありがとうwwwww
きっと村が埋まった一因はあなたのお陰だと思うんだ。
最初から最後まで超GJwwwwww
─宿直室─
[生きているのは自分一人きり、しんと静まり返った部屋の中。
どれだけ時間が過ぎたのか解らないが、ただ座り込んだまま身動き一つ取ることはなかった。
そんな静寂を裂いたのは、軽い振動と共に響いた電子音。]
ぇ…?
ぁ、そう、か。携帯、もう、使えるんだ。
[そういえば、と、ゲームが始まり使えなくなって以来存在を忘れていた携帯を取り出し、差出人を確認して。
目を、疑った。
送信者の名前は 森君 と表示されていたから。]
う、そ。
[目の前で冷たくなっている彼が、メールを送れるはずはないのに。
それでも、震える手で慌てて開いたメールに書かれていたのは、春らしい可愛い顔文字混じりの、二行で。]
……ぁ……ずま、くん……っ…
[涙が、こぼれた。
どうして、誰がこんな悪戯を、そんなことは考えなかった。
このメールは、きっと、春本人だと、信じたかった。
ううん、信じたい。
暫く液晶を見つめたまま、声もなく泣いて。
返信しなくちゃ、とようやく思い立った。]
[けれど、返信画面を開いたものの、伝えたいことも、謝りたいことも、話したいことも後から溢れて纏まらなくて。
何度もボタンを押しては失敗して、文章を作っては消して。
結局、一番言いたかった言葉だけを伝えることにした。
強張る指で、一文字一文字ゆっくりと押して。
『ありがとう』
それだけを、送った。]
[ごめんね、とはいえなかった。
私は彼を、ずっと傷つけてきたのに。
狼に怯える彼に触れようとして怖がらせてしまったのに、
彼が襲われたあの場にいたのに、守れなかったのに、
それ以前、もっと前から。
あの時、一生懸命に想いを伝えてくれたのに、
良くわからないからなんて、身勝手な理由で断った私を、それでも嫌いにならずにいてくれたことも。
謝っても、謝りきれないこと、ばかりなのに。
それでも彼は、私の幸せを願ってくれているから。
だから、精一杯の感謝を込めて、ありがとうだけを、伝えたくて。]
ありがとう、森君……
でも、しばらくは…幸せには、なれないよ…
…だって、森君が、いない。
桜子ちゃん達も、いない。
もっと、いっぱい、皆と、話したかった。
ゆー君や、キユリちゃんたちも、一緒に。
それがきっと、今の私の、幸せだったの。
…だから。
また、会いたいよ…森君…
[そう小さく、願いを込めて呟いて。
静かに、頬を*ぬらした。*]
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ってことでいる人こんばんはなのよ。
真崎君はごはんいってらっしゃいなの。
かつぶしのお掃除大変だったけど学長のおかげで元気になったよ!(
―事件後のいつか―
[ボクはあの事件後、ユウイチロウの手配した病院へと連れて行かれ、そこで療養をしていた。
療養中は、描きかけだった絵を描く時間にあてた。左腕は傷跡はたくさん残ったけども、幸い日常生活に支障無く過ごせるらしい。
新学期が始まり、早々からマラソン大会とか、皆は阿鼻叫喚の様子だった。
新しい書記ポストの人間も決まり、クラスメイトが二人減ったことも日常の中に埋もれていった。
ボクは美術部に顔を出して、ハルエの描いていた絵を一枚眺めていた。
少しでも彼女のに触れられるような気がして、鏡の向こうであった彼女に。顧問にはとっても嫌な顔をされたけどもね?]
『先輩、その絵…』
ああ、例の事件のね、完成させようと思って。
[そして今生徒会室でボクは絵を描きながら、話しかけてきた後輩に憂いの帯びた笑顔で答えた]
[パソコン室の中、ヒビキとユウイチロウとケイコとアズマが談笑をしている。
アズマの近くでは、ヘイハチが気難しそうな顔で椅子に座っていて、山ほどのお菓子を抱えたマリーと机の上に置かれたお菓子。
崩れ落ちたお菓子をサクラが支えながら、ユリとシンイチロウ、ハルヒもそれに気づいて手伝いに行く様子で、若干ユリとシンイチロウの距離は近かった。
ハルヒから少し離れた所に、少し居心地悪そうにするハルエの姿。
ボクが筆をいれるのはハルヒとハルエの間に、ボクの姿を描きこんでいく。
ハルエの絵のところに筆を加えて、ボクの傍で皆に話題に混じろうとする姿に変えた。
最後に右下のスペースに文字を書き加えながら]
「あるべきだった未来をここに」、こうだったら、よかったのにねって、せめてもの願望かな?
『そう、ですね…』
[曖昧に答えにくそうにする後輩にボクは、やっぱり常のように笑顔を向けていて]
『この絵の人って、この人なんですか?』
[場の雰囲気に居づらさを感じたのか、後輩の子は一人の女の子を指差してから、
もう一枚別の絵を手にして]
『前、描き掛けだったやつですよね。笑顔、見つかったんですか?』
うん、彼女の笑顔に少しだけ、触れることができたよ。
[ボクの答えに、後輩の子はとりあえず頷いて、よかったですねと、
それから生徒会室を出て行った後輩の子を見送り]
たまにでいいから、少しでもその姿に触れたいと、そう思うのは、ボクのわがままかな?
[ぽつりと、何をとは言わない。疑問の声に返る言葉も*無い*]
―鏡の前―
[ボクは再び、鏡の向こうの彼女に会っていて、それはボクの見た幻覚や、願望が現れただけの夢だったのかもしれないけどね。
いろいろあって、鏡の向こうの彼女を絵にしていた。
鏡の向こうの彼女は、シーツ一枚を手にする以外は何も着ていなくて]
じっとは、していなくてもいいよ。
多少は動いても大丈夫だから。
[ボクは鏡の向こうの彼女に、そう語りかけながら筆を滑らせる。
少しでも彼女に触れたくて、ボクはありのままの彼女を、ボクが感じるままの彼女を筆で描く。
そっと、滑らせる筆はゆるやかな曲線を描き、曲線はシーツの裏へと曖昧に隠れていく]
ありがとうね、こんなお願い、聞いてもらって。
[語りかけながら、ボクは筆の動きを止めることはない。
最後に描き終える絵は、きっと彼女にとっては美化しすぎだよと思わせるかもしれないけど、
でも、ボクにとってはそれが、ありのままに感じた、今の彼女の魅力そのものだったから**]
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