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そぉよー。
大人の女の深い愛で、ちゃんとうけとめてあげるから。
[おちゃらけたようにノーラの言葉を引き継ぎ、
階段へ向かうイレーネに手を振った。
ユリアンには、ちょいちょい、と自分の皿を示して、
つづいてキッチンを指差した。]
[どうせポトフだし、すぐに食べて着替えに戻ろうかとも思ったが、食事中にこんな血生臭いものが側にあれば、他の人は良い気分はしないだろう]
すいません。ちょっと服を着替えてきますね。
あ、ポトフはこのまま置いておいてください。
[そう言うと、毛布を綺麗に畳んでソファに置いてから、広間を出た]
[治療であれば、口移しであろうが男の裸であろうがものともしない薬師のサガ。]
[悲鳴一つあげずに手早く手を動かして、多少キツメに包帯を巻きなおす。][キツイのも愛情です。]
[なんだか逆にたくましくみられるかもしれないが。]
[暫くすれば治療は終わり。][お疲れ様でしたと上着を下ろす。][乱れてるのを整えるのは任せっぱなしで。]
そういえば手帳。大事なものなんでしたっけ。
見つかって良かったですね。…何か書いてあるんですか?
[ふと先ほど手にしたものに興味引かれ。]
[追加されたニンジンとの戦いを再開していた所に、ユリアンの声が聞こえて]
っと……よ。
ザフィーア、お疲れさん。
[片手をひらり、と振りつつ、声をかける。
カラスはそれに気づき、短く鳴いて答えた]
考え事はしてても、俺は何もない場所で転んだりはしねえぜ?
[神父の言葉に頷いて、集会所へと引き返す道を辿りながら、男は軽い口調で言い返した]
[すれ違ったミハエルを、つい、目線が追う。
右腕の辺りに、赤。彼自身のものではないのだろうが]
(嫌だなあ)
[その色は、視界に焼きついて、残りやすい]
[皿を示しているのは、アマンダだろう。
彼女の所作に、まだキッチンに食事があると知り、向かう]
[リューディアの声に、きっとイイ笑顔なのだろうと思ったけれど、見えない振り聞こえない振り。あっちはきっと、無事だ。]
……そんな愛は、いらねぇっ……。
[ジト目で睨みつつ、低く返して。
残存勢力を一気に掃討する。
今度こそ駆逐に成功すれば、これ以上追加されてたまるか、と言わんばかりに空の皿を持って立ち上がる]
ごちそーさまでした、と!
…
そんなにいつも転んでるような言い方、しなくたっていいじゃないですか
[明かりが雪の上で頼りなくゆれた]
しかし、エーリッヒさんは悲しむでしょうねえ…
……どうすんのさ。
[どこか、迷っているような様子に。
無意識の内にか、コエが零れる。
月の衝動が、熱い。
それを必死で、押さえつけて]
…ぅー……
[しっかりきっちり包帯巻かれてぐったり。]
あぁ、これ…師匠がずっと調べてきて、俺が引き継いだ研究の、資料。
…人狼関係…とかの。
[少女に問われて、答える。
最後の一言は、潜め気味に。]
がんばりましたっと。
[けらけらと、楽しそうに笑いながら、
皿を片付けるアーベルにひらりと手を振った。
エーリッヒの言葉は、盗み聞くだけ。]
[音楽室の中]
[ピアノの前に座って、一つ息を吸う]
[とても久しぶりの感触][左手を鍵盤に落として]
[子守唄をたどたどしく弾き始める]
[隣で笑っていた人のことを思い出しながら]
[片方の手で、音を紡いでいく]
―自室―
[着替えに持ってきていたのは、白いブラウス。
青いカーディガンを上から羽織れば、肩の色彩も隠れるか]
…どうせなら。
役に立ちたいけれど。
[仕事道具までは持ってこなかった。
だから手元にあるのは]
…これじゃ役に立たないかも。
[苦笑しながら、筆入れの中に入っていたそれをポケットへ]
それとも。
だからこそ役に立つ…?
[一瞬動きを止めて、小さく息を吐く]
まあ、明日もう一度探しにくればいいだろう。狼は手帳なんざ食べないだろうしな。今のとこ、これ以上雪が積もる気配もねえ。
明るくなれば見つかるさ。
[集会所の明かりはすぐ目の前だ。男は、無意識に足を速めた]
そうか…そんなことかいてるのか
[エーリッヒの潜めた声も聞こえていて、しばし考えるように俯くと]
少し聞きたいことがあるんだが、いいか?
[と同じように声を潜めて言う]
…ノーラさん、かな。
[響いてきた音色に耳を傾けながら広間の扉を開けた]
こんばんは。
…師匠?
[丁度エーリッヒの声が聞こえたから。
ただ反射的に首を傾げた]
旦那、んでもココじゃ。
[いくら狼を呼ぼうとも。][流石に不味いと訴え。]
最悪、寝静まった頃、の方がいいデスヨ。
それか、獲物変えちまいましょ?
[明るい声が、困惑したような。]
ちぇ。
[ユリアンにはしっかりスルーされたので、ややむくれながら格闘を続ける。
とはいえ、先程のトラブルのお蔭でグリンピースは大分駆逐された様だ。]
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