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>>844
シンプルに頑張るか……。
[一斉に押し切るの指示には従う所存で…。]
じゃ、ツヴァイ、お前、掛け声な。
[涼しい顔で押し付ける。]
あ、オトフリートさん。
貴方も、服を探しに?
[衣裳部屋の外から音がしたので、
ひょこりと部屋4の方にドアから頭をのぞかせ、
見えた人に挨拶をした。]
[イレーネの気遣いに目を細めた。]
休む前よりは、だいぶ。重かった体が軽くなった感じ。
[発症する以前はもっと軽かったのだけど。]
普通って、どういう意味。……んん。
[床が光った気がした。しゃがんで見てみる。]
何かのウロコみたい。気持ち悪い。
[眉を寄せ首を振った。]
―― 4の部屋 ――
[挨拶とともに扉をあければ、
ちょうどエーリッヒとすれ違ったところだろうか]
…………。
[右手に、石状の遺体が見えた。
静かに扉を閉めると、その遺体の前で十字を切る]
あなたの魂に、救いがあらんことを。
[気休めにもならないかもしれない。
そこに、もう、魂は、人格は残っていない。
それでも、遺体の服をそっと整えた]
[そんなとき、衣裳部屋から金髪が見えて]
あ。エーリッヒさん。そこに、私服があるんですか?
それは助かいますね。
この術着では、すこし肌寒いですし。
まだどれも虫に食われず残ってます?
[少し表情を明るいものにして、そちらの部屋へ向かう]
―2F 部屋6―
…解る、わ。
[彼女とは境遇も異なるものだと解っているけれど
やはりそれでも、どこか類似点を感じてしまっている。
不思議な感覚に、僅かに眉を下げた。]
奥の壁に…何か、――
[3体の石像から更に壁の方へ進めばふわりと赤が揺れる。
ブリジットの方を見て、ぱちりと瞬きを一度。
ちか、と星が煌いた気がした。]
――…あるわ。
貴方が…きっと、それを見つける。
[ちから、訊ねられる問い。それに答える程、「それ」が何なのか解ってはいなかったから、珍しく弱く笑みを向けるだけの曖昧な返事をする。]
……派手にする必要と余力があるなら、話は別だが。
少なくとも、俺はその必然は考えてはいないな。
[シンプルに、という言葉>>847に、さらりと返し]
[小さなため息>>850には、微か、笑むような弧を口元にのせて]
……いても違和感がない辺り、笑えんが、な。
[亡霊騎士、という言葉に軽口めいた口調でこう言って。
合図の掛け声と同時、扉に向けて力をかけた]
[人であった物に祈る、オトフリートに向けるのは、
穏やかな微笑。
けれど、彼の紡ぐ言の葉に、少しの違和感。
それは、少し前から感じてはいたのだけれど]
ええ、ただ、ものによっては虫食いもあるみたいですが。
[少し明るい相手の表情を捉えると、
感じた違和感を伝えるべきかどうか悩み、
微かに、微笑に暗い影を落とした。
けれど結局は、自身の服を探すことに戻ることにする。]
おや、結構簡単に見つかったなぁ……。
これも、星の導きというものなのかな。
[そして、捜索開始から、そう時を経てず、
預けていた服一式を見つけ出すと、そんな言葉が思わず漏れた。]
[二重にかかる、力。
扉の向こうのいばらが抵抗するのが感じられる。
それでも、二人分の体重は、深緑の抵抗を引き裂いて。
引き千切れる音。
悲鳴のように、響いた。
重なるのは、扉の軋む、音]
……大人しく。
[押し込みながら、片足を上げて]
……開けっての!
[止め、と言わんばかりに蹴りを叩き込む。
一際大きないばらの悲鳴。
扉は、人が通れるほどに、その口を開いた]
なにか生き物がいるのかな。………魚とか。
[言って同じようにウロコを覗き込むイレーネをじっと見た。]
メデューサも病気でしょう。 体調が悪くなるのは当たり前よ。
[損壊のあるものもある、と聞いて心配そうに眉がよる]
ああ、困りましたね。
他の方の衣装を借りるには、気が重いですし。
ええと、私のカプセル番号は………
[ところどころ乱れながら整然と並ぶ衣服。
記憶を頼りに、自らの衣装を探す。
探す手を止めぬまま、さりげなく]
……何か、お悩みですか?
ここには女性も子どももいらっしゃいませんから。
私でよければききますよ。
[先ほど、ちらりと相手の顔にさした影が気になって。
そんな風に聞いてみた。施設の関係者で、医学の心得もあるというから、だから、それゆえの悩みもあるだろうと。よもや、自分に関わることだとは思わなかった]
………おお。良かったですね。
ふたりも、おしゃべり だ な。
[押してる最中も何だか言ってるのに呆れつつ、ライヒアルトが叩き込んだ蹴りをきっかけに植物の切れる音……。]
………ッ ふぅ
[>>859
扉の軋んだ音に片目を閉じつつ、開いたドアにそのまま背を預けて座り込んだ。]
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