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5360、5360……いや、3560だったかな……。
ああ、あった。これですね。
[やがて手に取ったのは。
いかにも安物で、少しよれた黒の上下と白のシャツ。
そうして、灰色のベスト。
衣擦れの音に背を向けて、自分も着替え始める]
全ての悩み事を、完全にかくしきれてしまう人は、さびしいですよ。別に、それでいいのではないえすか。
まあ、私もできれば教え子たちには悩み事を見られたくないと思うことが多いので、何とも言えませんが。
―― でも、何でか。ばれてしまうのですよねえ。
[ふっとそういって、ボタンをはめる手を一度止めた。
実は、しゃべっているうちにこのボタンと格闘すること3回目]
別に、無理強いしようとは思いませんから。
あの薬を持ってきた男性に話せるなら、それはそれで。
でも私たちは体の調子だって悪いのに、悩みごとを抱えてつぶれて欲しくないなとは思ってますよ。
[4回目のトライは、成功した。満足そうに頷く。
複雑な響きの相手の声音。全て分かるわけではない。
ただ、調子が悪そうだったから。少しでも楽に、と]
うん、蛇の、声。
[威嚇する声が耳に届く。助けを求める声も]
どうして、蛇がいるんだろう? 外から、入ってきたなら、どこから?
[行っては迷惑だろうと、動かずに、廊下の脇へと避難する]
[重ねて聞こえる、悲鳴>>880。
片手を額に当てた状態で、声のする方へ天鵞絨を向ける]
……ちっ……。
[中々合わない焦点。
それでも、蛇出た、という事だけ周囲の声から把握していたから、扉を押すときに下ろした鞄を手探りで探す]
……野外採取に来てんじゃねぇぞ、ったく……!
[ライヒアルトの近くまで走って。
ふと我に返って立ち止まって蛇の方を見た。]
あ、イレーネ、ごめん。
[イレーネとライヒアルトを見比べてオロオロしている。]
─ 廊下 ─
[武器庫から飛び出して来る。
悲鳴の主とおぼしき女性二人が居る方角へ視線を巡らせ、]
…何が、起き
それは、蛇 か?
[大きく両眼を見開き、武器庫からそのまま持ち出して来た、武器に視線を落とした。弓と矢。アーチェリーは嗜んだ事が無い。
足が竦んだ様子のイレーネを見て、弓矢を持ち出した事に対して軽く舌打ち。]
―二階廊下―
[足は竦んで動けない。
手で何かを殴るのを避けている場合でもなく。
小物入れを手首に下げたまま、胸の前で硬く両手を組んだ]
ばれたくない人に限ってばれて、
知ってほしい人には分かってもらえない……。
世の中ってそんな感じですね。
[オトフリートも服を見つけれたようで、その着替える様を少し見ながら頭を掻く。
ふっと――彼の指が何度も同じボタンを掛けようとしていることに気が付き、少し眉を顰め、かける言葉を探す間が開く。]
オトフリートさんも、何か悩みがあるなら言ってくださいね。
僕は、まだ、医者ではないけれど、
特に身体に関して悩みがあれば。
[結局は遠まわしな言葉を選ぶ。
首のバンドの数値が他人から見難いように、
襟の方に寄せていると、廊下から聞こえる悲鳴。]
……何かあったのかな。行きます?
[そちらに首を巡らせて、尋ねながらも、
自身はもう最初の一歩を踏み出していた。]
―2F 6の部屋―
[壁が動く、その拍子バランスを崩して
そのまま壁にもたれるような形となる。
ぱらり。
土が落ち、いばらが揺れた。
叩いた音、向こう側は空洞。
僅かな隙間が見えた。
――扉だ。]
……な
[廊下側の喧騒が一瞬遠のく。
石像たちは、これについて争っていたのか、と]
−部屋・5−
ふぅ……。
[武器の物色を終える。
そしてめぼしい物を並べる]
短剣が5つ、斧が1つ、刀が3つですか。
これだけあれば、まぁいいでしょうね?
[勿論自分の分だけではない]
ショックなら、医務室で休むときっといいです。
疲れてなくても休めるときに休むといいです。
[疲労や困惑が見えるゲルダに対して言葉をかける。
返事は聞かずに見繕った武器を持ち上げて若干よろめきながら部屋の外へと出て行った]
[壁に手を突いたところで、地響きのような音と揺れに気づく]
こっち?
何の、音……?
[6の部屋へと足を踏み入れる。ふわりと風を感じて、そこにも穴が開いたことを知った]
窓? 扉? 今の音だと、扉、かな。
今、こっちの廊下には蛇がいるから、こない方がいいの。
[蛇の意識をイレーネから自分へ向けるよう、弓本体で床を叩き、振り向いた蛇のボディに叩き付けた。]
獲物は、こちらだ。
[跳ねる蛇の身体。]
癒しの星は誰の上にも輝いているわ。
貴方も…その力がある。
[外が、と言われれば確かに騒がしい。
何かあったのかと思い視線を向けるけれど
壁からした不思議な音に視線は奪われた。]
――…何か、見えた…?
[ヘルムートの動きに目を見張り、信じられないように見た。]
議員……?無理は……
[その時ちょうどユリアンが部屋から出てきただろうか。
そこにいくつかの武具を見ると・・・・・・>>898]
それ、貸してくれ。
[斧を指差した。]
−廊下−
[外にでるとなんだか騒がしかった]
ええ、っとなんですの?
[なぜか何処かのお嬢様みたいな口調だった。
騒ぎの方へ向かおうとしたのがまずかった。
武器を抱えていて足元が見えなかった為、自分の足に引っかかり体制を崩した]
あ、これはこれは非常に危険でデンジャラスですね。
[妙にゆっくりと地面が近づいてきた。
まるで時間が遅くなったみたいだと思いながら盛大に地面に口付けをした。
手に持った武器が散らばり余計に騒ぎが大きくなったのは不可抗力だと思いたかった]
議員!何やってる!!
[ユリアンが斧を差し出してくれたなら、それを持って、
そうでなくても、ヘルムートに向かって駆け出した。]
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