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ー広場ー
[教会を出ると、異なる光彩に彩られた者達の姿が目に留まる。しかし、笑みを浮かべただけで、近付こうとはせず、そのまま足を西通りに向ける]
うん、無理はしていないよ。
こればかりは仕方ないんだよ、僕にとって。
君の存在が放浪を求めるように、僕の身体は破滅をもたらす力を受けては渡すものなのだから。
これでも壊れないように、気をつけているよ。
[時の竜に笑い。]
……それは、どういう意味なのかと。
[ハマりすぎ、という言葉に、怒ったように眉を寄せるも]
俺は、普通に生まれた竜じゃないから。
そして、生まれてから初めて降り立ったのが、この世界だった。
この世界は、虚だった俺に、そのままでは得られなかったものを、いくつも与えてくれた。
……だからこそ……虚として視て来た世界のようには、したくない……。
[静かな言葉の最後の部分は、どこか独り言めいて]
ああ。訪れる時を、楽しみにしている。
[なんとなく、雰囲気が重くなったようにも感じてしまいました。なにかいけないことを訊いてしまったのでしょうか、ううん、と首をかたむけます。]
?
[クレメンスが通り過るのはベアトリーチェの眼には入らなかったはずなのですが、天聖の気配につられたのでしょうか、きょろきょろとわずかに眼を動かしたのでした。]
[肩と腕と、巧妙に隠された気配が無いかと探ろうとして、目の前を過ぎった桃色の光に、一瞬注意が逸れた]
…あ! しまっ…
[高く跳躍したユリアンに対し、アマンダは身を落とし右手を大地に。着地点を狙い――かけて、気付く]
『あ、桜が…!』
[ユリアンが逃げようと力を振るえば、桜が散ってしまう。
未だ覚醒してない青年が、桜を避けてくれるとは思えない]
ユリアン!
[着地しようとした彼が足を取られたのは、アマンダが捕らえようとした名残か、それとも受け止めようとしたせいか。
アマンダは、思わず引きとめようと、ひび割れた左手を伸ばす。
けれど疾風が積もる花弁を舞い上げて、一人と一匹だけを残した]
―中央・広場―
[向けられた曖昧な、それでいて複雑な視線にまた戸惑い]
[眉間に皺を寄せて困った表情は、端から見れば睨み付けているようなのだろう。]
[一人の神父が教会から現れ、西へと向かった事には気付かず、用も無いのに時計を見上げた。]
[身体は遠ざかりながら、心は、近付き、語りかける]
「今は未だ、力を貯めておおき、愛しい生命の子。直に、お前の力が必要な時が来る…ああ、そうだ、出来ればナターリエを引き止めておいておくれ、その娘は色々と煩いのでね」
[くすくすと笑う]
「そう、二つのうち、一つ…しかし、人間の力は弱い、さて、迷宮の力を引き寄せる事が適うか否か…」
/中/
時間も少ないので、中会話ばかりですみません。
あれだけ消える消える言ってると、ハインリヒに吊り票が来る可能性もあるんでは、と悩み中。
死にフラグは、吊りを呼び込むことがあるので。
[砕かれた鉱石に、アマンダは困ったような泣きそうな表情を浮かべた。その目に涙は無いけれど]
……ん、わかってる。乱暴だって。
でも…でも、持ってたら、絶対言わない。
だから、調べる。それしか、わからない。出来ない…から…
[「ゴメン」と零れた呟きは、彼に届くことなく*風に溶けて消えた*]
/中/
あったら、エピローグで皆にハリセンするくらいにないと思うのだけれども。
それに、吊り襲撃被ったらティル襲撃だった事にして誤魔化せば(ry
[こどもはいつもいい加減です。]
[庭で話す二人の会話は聞き取れるものではなく。
挨拶を返してもらえばにこにこと手を振り返して。
そのまま二人の様子をなんとなく眺めていた]
え。そんなの君が色男の姿だと言っているだけだよ
[くすくす笑いながら、時の竜に言う。]
この世界をどのようにするも、それは今ここにいるひとたちが決めることかもしれないね。
君も含め、僕も含め。
鍵の書、の存在が、そう思わせるよ、ほんとうに。
[そして、楽しみに、という言の葉には微笑みだけを返す]
お互いに、色々無理には気をつけたほうがいいんだろう。
それじゃあ、無理をしないために、森へ行こうかな。
力を補給しに。
[顔をミハエルのほうに戻すと、こてんと頭を倒します。怒ったようなかおをしていたように見えたのは、気のせいでしょうか。]
おかしな気配? よくわからない。
[ううんと考え込みます。ベアトリーチェは、そう云ったものには疎いのでした。]
鍵の
[云いかけて、前とおんなじように口を押えて、外します。]
あれと、なにかしら関係があるのだろうか。
[ふと、思い出したように]
「そういえば…あの探偵は、ギュンターと親しいのだったな。送ってやるのが親切か」
[笑う]
……それはどうも、と答えるべきなのかな?
[ため息まじりに言って]
世界の行く末は、一部の力ある者が決めていいものじゃない。
そこに住まう者たち。
その意思によって、行く先を定めるもの。
[静かに静かに、言った後。森、という言葉に、肩の相棒がばさりと羽ばたいた]
……ああ、悪い悪い、相棒殿。
そっちの食事を忘れてたな?
[苦笑しつつ、白梟を撫で]
……森に行くなら、『送ろう』か?
俺も、行かなければならないし。
─朝・自宅兼事務所─
……まだ来てない、よな?
[急いで事務所まで戻ってきた。
あとは、朝飯食いに行くとでも言えばいい……か?]
―南通り→広場―
[通りには昨日よりも自衛団の姿が目に付いて。]
["自衛団長が消えたのがアレのせいなら、普通のヒトじゃぁどうにもなんないだろうに…"などと思いながら。]
[やがて広場へ差し掛かれば、見慣れた姿に手をふり歩み寄る。]
やぁ、こんばんわっと。
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