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[ミハエルがユーディットを立ち上がらせるのを見、ゼルギウスとのやり取りを見。ふと、荷台の音に気付いて振り返る]
やぁゲルダ。
お喋りと言うか…。
[一度ユーディットに視線を向けてから戻し]
またユーディットが転んだらしくて。
[おそらくそれだけで伝わることだろう]
うん。
沁みるのに、きちんと我慢してユーディは偉い。
痛みが引いたようでなによりだ。
……。
腕はいいのにな。
ゼルギウスも。
[立ち上がるに手を貸して危なげない様子に頷き、後半は残念がるような声音で付け加えて、二度目の礼には笑みで返す。]
あ、ルゥねえだ。
[荷車の音>>60に、そちらに向けて手をぱたぱたと振る。
ゲルダからの問いかけには、どう答えればいいのか、思案したりしていたのだが]
……リィにい、別に、言わなくてもいいのにー。
[エーリッヒにあっさりと言われ>>61、ちょっとむくれた]
あっちは痛くねぇ分、効きが遅いんだよ。
一つの怪我に時間掛ける程、こっちも暇じゃねぇ。
それともあれか、そんなに俺の小言が好きか?
[少女2人を見下ろしたまま、ふんと鼻を鳴らす]
ったく。
こいつの教育はどうなってるんだ。
[自分の口の悪さは棚に上げて、矛先をミハエルの兄に向ける。
向かってくるゲルダには一瞥をくれるのみ]
[泣いた所で手心はもらえないというか、我慢するしかない、というかな状況だったのだが。
偉い、と言ってもらえると>>62、やはり嬉しいもので表情は明るい]
……うん。
そうだよね。
[後半の、残念がる響きには、似たような調子で同意の頷きを、ひとつ]
エーリ兄。
ゼルギウスにはこのくらいで丁度いい。
どうも言葉の使い方が違いすぎて、そりが──
[後ろから来た兄に窘められて振り返り、
反論するも、むぅ。と唸って顎を引き>>55
──ごつりごつりと車輪が地面にぶつかる音を聞きつけて、
ぴこん!と、顔をそちらに向けた。]
ゲルダ!
[翠の瞳が荷車を引く笑顔の女性の姿を見つけ、ぱっと表情が明るい笑顔に変化する。こっちだというように大きく手を振った>>60。]
―中央広場―
え、大丈夫?
[エーリッヒに告げられ>>61少し心配そうにユーディットを見たものの。ゼルギウスが居たし、ユーディットはもう立ち上がってるしで、治療は済んだか大事無いんだろうなとは思ったり。>>63むくれた声には、ごく小さく笑った。
ミハエルの声の、腕”は”の所に含まれた物を微妙に感じ取り、少し困ったような顔をした。]
えと…あ、パン。
今配達してるんだけど、先にもって行く人いる?
あとエーリ、新しいパン作ったんだ。食べて?
[と最後はエーリッヒに向かってお願いした。
お願いしているのだが、断られるとはあんまり思っていないような、満面の笑みで。]
みんなも食べる?
[とそのままの笑みで他の面々にも尋ねてみた。]
ああ、ごめんごめん。
[むくれるユーディットに苦笑]
でも気をつけないとダメだぞ?
ユーディットの綺麗な手が傷ついちゃうのはお兄さん感心しないな。
皆だって心配するしね。
ゼルギウスだって口は悪いけど、何だかんだで治療してくれるだろ?
毎回転ぶとか、放っておけない可愛さはあるけど、怪我しちゃうようなのは注意しなきゃね。
[ね?と言ってユーディットに微笑んだ]
―中央広場―
[ミハエルに手を振られれば、こちらもぱたぱたと振って返した。
エーリッヒと同じ色をした、可愛らしい子。
エーリッヒがマズイと称した、
草を乾かさずに生でたっぷり入れた真緑の苦いパンも、
塩分を減らしたらどんな味になるだろうかと作った綿のようなパン(口触りは良かったので改良型が暫く続いた)も、
とある所から入手した、水を固める粉を使い、水を固めてジャムのようにしたらどんなパンが出来るだろうと作った結果、外はガチガチ、中はぐっしょりの何とも形容し難いパンも、完食した彼女の事は一目置いていた。]
ミハも食べる?新作。
とりあえず二種類作ってきたんだけど。
[と、荷車に置いていた袋から取り出した、一見普通に見えるパンと、淡く光るパンを取り出して見せた。]
……。
ゼルギウスは、言葉による説明。というものが
絶望的に足りない。とボクは思うのだ。
[ゼルギウスの方へ振り返り眉間に皺を寄せ、翠の目が浮かべる表情はころころと変わり忙しい。]
そうならそう、と最初から言ってくれれば
ボクとて嫌疑をかけずにすむだろう。
[>>64 兄に逸れる矛先に、むぅっ、とゼルギウスを下から睨んだ。]
うん、大丈夫、大丈夫。
もう、平気。
[ゲルダの疑問>>67に、ぱたぱたと手を振って。
小さな笑みには、また、少しむくれた]
ふにぃ……。
気は、ちゃんと、つけてるんだよぉ。
[それから、エーリッヒ>>68に返すのは、細々とした反論。
どこがだ、と突っ込まれそうではあるが]
……うん。心配かけるのはよくないから、もっと気をつける。
手、傷めると、糸、紡げないし。
飾りも、作れないもんね。
―ギュンターの家―
はい、頼まれていた分です。
革も広く使えそうですがどうしましょう。
[広場に行く前に立ち寄ったのは村長の家]
[まずは村の維持で革や骨が必要とされていないかを確認する]
[相談もしながらの話は長引いてゆく]
[村長宅を出るのは予定よりも随分遅く*なりそうだった*]
[パンに関しては、取り敢えず静観することにした。
要は他のものを毒見係扱いである]
そいつは悪かったな。
[ちっともそうは思っていない態度でミハエルに]
甘ぇなぁ。
[エーリッヒがユーディットに向ける言葉や、目を逸らす様子に溜息]
うんうん。
ユーディットの作る飾り見るの、楽しみにしてるんだから。
俺だけじゃなく、皆そう思ってると思うよ。
[だから、ね?と笑みかけて。嫌がられなければ、ぽんぽんと軽くユーディットの頭を撫でることだろう]
…… ゼルギウスを見ていると、
言われない言葉が勿体無く思うのだ。エーリ兄。
[エーリッヒに撫でられ乗せられた手に添うように首を傾け、ぽつり小さく不満げに返し、少し悩むようにそう言ってからゲルダに向き直る>>70。]
うむ。勿論食べる。
実はとてもボクはお腹が空いていて、
ゲルダを恋しく思っていた。
[取り出される二種のパンをしっか。と視界に捉えて手を差し出した。]
新作だな! おお。食べていいのかね?
[発光しているパンを見て、好奇心に目をきらきらとさせ、ごく素直に、ひとつほしい。と、手を差し出した。]
君が鞭を揮うなら、飴を配る人が居ても良いだろ?
[ゼルギウス>>77にはそんなことを言って。口に運んだ新作パンを咀嚼する]
ああ、その気持ちは良く解るな。
俺も新しい色を模索するのは好きだ…し……………。
[ゲルダ>>76に返した途中で言葉が途切れた。食べたのは一見普通に見えるパン。パンに視線を落としたところ、小トカゲと目が合ってしまったようだ]
……んー……。
味自体は悪くないと思うけど、食べやすいように細かくした方が良いかなぁ。
これはこれでインパクトあって面白いけど。
泣いちゃう子出そう。
[もっきゅもっきゅと食べ進めながら、感想を紡ぐ]
[年長の二人に続けて撫でられ、嬉しそうに目を細める]
うん、わかった。
……あ、リィにい、後で糸染めお願いしたいって、お師様が言って……。
[言いかけた言葉が止まる。
頼むための糸というのは、紡ぎ途中の自分の仕事で]
……た、から、その糸、急いで仕上げないとなんだ。
ディ、作業場に戻らないと……みんな、また、後で!
[早口にこういうと、とたとたと走り出す。
先ほどまでの注意がちゃんと行き届いているかどうかは、いささか怪しい足取りで**]
[ゲルダからのパンを受け取り、ユーディットの明るい表情に、
うん。とひとつ確かめるように頷いて、]
だ。勿体無い。
[腕はいいと言った部分への同意にも
やはりこくこく頷き>>65]
……。まるっきりっ悪いと思ってないのが伝わるぞ?
反省のいろが見えない。
[力を込めてそう言って、いーっとゼルギウスに歯を向いた>>77。]
[ゼルギウスが静観しているのには、「いつものパンもあるよ?」と一応言ったが聞こえたかどうか。]
あはは、それじゃこっち通ってよかったかな。
[パンが恋しいと言わんばかりの食べ盛りっぷりを見せるミハエルに、光る方のパンを差し出して。
その様子をわくわくといった様子で見つめていた。]
その飴が甘すぎるんだっての。
[エーリッヒの返しには不機嫌そうに呟いた]
一々煩ぇなぁ。
[ミハエルにはうっとおしいというようにひらひら手を振る。
その間もユーディットの立ち去る姿は目の端に捉えている。
危なっかしさにやはり眉を寄せつつ]
なら、いつものやつ。
それとそいつが食ってるやつを一つ。
[ゲルダの声は届いていたようで、エーリッヒの食べているトカゲ入りパンを示した]
ああ。時間は常に限られる。
ユーディは気をつけて急ぐといい。
[用事があった、と言うユーディットによく転ぶ彼女には難しいかもしれない声をかけ]
…、──大丈夫だろうか。
[ゲルダから貰った光るパンを手に、少々危うくみえる後姿に呟いた。ぱくり。と発光する食物をひとくちを齧る。
白い膚の頬が内から照らされヒカリゴケのランプのように灯った。]
うん。
[味は悪くない、の感想は、わぁぃと嬉しそうに受け止めた。]
そっか、よかった。ありがとうエーリ。
刻んだ方がいいのか…うん、じゃ次は刻んで入れたものを作ってみる。
[すでに次はこうしよう的な構想は頭の中にあるようで。
と考えていたら、ふいに走り去るユーディットが視界に入る。]
あ、ユーディ!気をつけてね!
[何だかまた急いでいるような彼女に声をかけたが聞こえたかどうか。
大丈夫かなぁと思っていたら、ゼルギウスに声をかけられたのでそちらに向いて。]
うん、ちょっと待って。
[と、何時ものパン――何も入ってないものから、木の実や果実の入った普通のものを纏めて一纏めにしてある紙袋一つ――を取り出し、小トカゲ入りの新作をその中に一つ加えてから、ゼルギウスに手渡した。]
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