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[ほっぺつねられたまんま、おねーさんを見る。]
うー……
[ぎゅうってしてるりきっちゃんに目をやる。上を向くの疲れるけど。]
うー……
[あきらめることにした。とっても、名残惜しいけど。しゅーん。]
あっはっは。さっちゃん熱いわねー。
まー言ってる事、あながちハズレてはないと思うけど。
[拳を振り上げる聡(生?)暖かい目で見ながら。]
始まる前から熱くなったら、本番でコケるわよ?
[ちょっとは落ち着きなさいとは暗に。]
[声を落とし、また視線もわずかに落とした榛名。だが小説の話となればやはり嬉しげで]
ええ。私はたいした読み手ではありませんで、それほど深くいえることはないの葉申し訳ないことですがね。
[たはは。と誤魔化すように、申し訳ないように笑い頭を軽くかき]
この村に住んでいたというのもあったのかもしれませんが、時を忘れて読んでしまいましたよ
[それは事実だ。ときっぱり。何せその日は寝不足だったのだ
手紙といったのに対して、まさか?という言葉には内心軽く首をかしげるが。それを知る由はないまま、声を落としたりしたのを体調が悪いのかと誤解して]
そろそろ日も暮れてきます。
暖かくなってきたとはいえ夜はまだ肌寒い
屋内に入りませんか?
[旅籠を見てそう誘う。家にというなら送る心算ではあるが]
[りきっちゃんに抱きついてたけど、離れて、自分のほっぺをむにむにする。むにむにむにむに。痛かったんだから!]
さっちゃんの意地悪!
ほんとのこと言っただけなのに!
[りきっちゃんは、頼るなって言ってるけど。]
――りきっちゃんは馬鹿!
[玲との微妙な距離感を、いっそ楽しんでいるかのようで]
ああ、うん。
時間が平気なら、他も頼みたい、が。
[くるり、建物を眺め]
…確かに、規格は……。
兄妹揃って、家で同じ体験をしたのかな。
[悪戯に笑う]
りっチャン、女の子泣かせんのはマズいっしょ。
もっと丁寧に扱わんと。
[利吉を見て、涼を見る。
話の流れはさっぱり分かっていない癖に、そんなことをのたまった。]
・・・さて、と。
んじゃ、オレもそろそろ退散しまッス。
[カメラを鞄の中に突っ込み、桜をちらりと見上げた。
引き止められないならば、そのまま降りて行こうとする。]
人の生き死になど、ままならないもの。
それをどうこう言ったところで益など無し。
そう、死んだ者は帰ってこない。それが絶対。それを乗り越えられないようでは。
[そう言って、チラリと少し離れたところにいる綾野を見やる。
だがすぐに視線を戻すと]
まあ、これ以上は語る舌を持たん。察せよ。
[帰り着いたものの、何となく中に入る気にはならず。
また庭の木に寄りかかり、新しい煙草を出して火を点ける。
視線は、色彩の変わり始める、空へ]
……明日、墓参りがてら、文句の一つも言いに行くか。
[しばし、空を見上げて。
呟いたのは、そんな言葉]
[裕樹に微笑みかけながら]
ああ、でもうちは洋式の建物だよ?
明治時代のモダン調のお屋敷って言えば伝わるかな?
お眼鏡にかなうかはわからないけど、
見たいなら今度案内するよ。
[時刻のことを言われ窓の外を見ればだいぶ時間もすぎており]
ああ、そうだね。
それじゃあそろそろ解散しようかな?
そういえば孝博もこっちに戻ってきてるんだっけ?
彼とも久しぶりに会っておきたいな。
…ええまぁ。
兄さんに注意した直後、とか。
[モゴモゴ。少し赤くなりながら、でも素直に答える]
まだ兄さんも帰っていませんし。
私はどちらでもいいですけれど。
[父親もあの様子では食事を忘れかけたりするだろう。
少しぐらい遅くても、などと普段ならしない思考]
[求めてくれた声を、少女が忘れるわけはありませんでした。
そして求めてくれたその存在の感覚をも、忘れられるわけがありませんでした。
大切にしてくれているのも、愛されているのも、自分がとても満ち足りているのも知っていたけれど、
少女を求める、その声が、ほんとうにあったら良いのにと、夢の中でも思っていました。]
ッ、あァ。
親父も、喜んで・・・・
[目の前にいないヒトとの世間話に、違和を覚えながらも。]
その話なら、ガキの頃からよく。
[直ぐ傍にある桜を、ちらりと見上げた。]
琉璃兄の家の方が大きいかな。
うちみたいな平屋じゃないし。
[どちらにともなく言って]
うん、昨日会った。
何だか、変わってた…。
[フッと声が沈んだ]
あはは、私は吸う方だしねー。
[わざわざ(利吉の当てつけであったとしても)言う涼に、ありがと、と言って。
涼が利吉を馬鹿というのをあららといった様子で見ながら。]
さっちゃんも利吉も、駄目でしょー。
女の子にはもうちょっと優しくしてあげないと。
[二人に注意。]
―― なんだか、へんなかんじ?
[少し、眉を寄せて、少女は考えました。
それが自分だけではなく、他の誰かにも届く音になっているなんて、考えられませんでした。]
あと1cmの気持ちはよく分かる。
[力強く頷いた。
掌を重ねる玲の様子に少し和んで]
化学の先生が、何かの説明の時に言ってたんだ。
ちょうど今、思い出した。
…お祭り、明日なんだ。
本当にすまなかったな。そんな時に押しかけて。
今日はこの辺りでおいとまさせていただくよ。
口癖で悪かったね。
[ぷぅと頬を膨らませてすねてみせるそぶりを見せてから、
両の手を二人をまねるようにあわせて]
似て…、非なる…。
決して重なることのない…。
なんだか歌の文句みたいだね。
[くすりと笑み、ゆっくりとした声色で即興の歌を口ずさむ]
一人一人は皆同じ人、
皆似、異なる違う人、
心は重なり、交わり、
それぞれのを刻み。
[くすりと二人に笑いかけて]
新曲の案に使えるかな?
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