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―現在―
…しかし。本当に『閉じて』しまうとは思わなかったんですが。
[昨日の物騒な呟きは耳にしていたものの、
よもや囲い込み漁じゃあるまいし。
――デザート(昨夜友人が作った物の一つだ)をつつきながら、
久しく声を掛けた第一声が、これ。
そんな不躾を当の本人は気に病む様子すら無く、楽しげな声が響く。
…尤も、滅多に連絡を取る事すらせずに、
面倒事を丸投げしていた立場で口煩く言えないのは十二分に承知だが。]
/*
で、すれ違いの様に中発言失礼しますねー。
3連休の昼間は中の人が仕事なので、ご挨拶が遅れました。
まとめサイトが覗けないので、確認出来なかったのですが……表COに制限ありましたか?(手遅れ!)
しょっぱじめから動く気なので、早々にCO紛いをしてしまいましたが
もしダメだったら申し訳ないです。
閉じちゃったらしいよ。
てか宝条君かよ。
[不意に聞こえた声にそう返しつつ。覚醒後に接触が無かったために、僅かばかり驚きは含まれていたか。比較的聞き慣れた声。その声の主が応龍であることは、消去法で理解した]
生徒会関連で四瑞が固まるってのも何かの因縁かね?
妥当と言うか何と言うか。
[言いながらからりと笑う]
/*
いえいえ、こちらが暇人なだけでs
表COは後々やる予定だったようなので、そこまで問題では無いとは思うかな。
アタシは敢えて隠したままにしてるけども。
隠せてるかの自信は無い(ぁ
と、追記あった。
【覚醒イベント後、メモに『■陣営所属:四瑞・五神・天魔/各瑞獣名(天魔はあるなら固有名詞)』の項目を追記しておいてください】
まぁ今COしてても大丈夫かと。
そういうわけなんでよろしくお願いします
[言って携帯を切って収める。
八つ当たりして少しすっきりしたが解決は無理なわけで、だから帰ろうとした世話係の人に連絡して切ると]
もう一度寝直したくなるこの事態。どうするもんか
[誰も通れないならそれこそ何か仕掛けでも……というか騒ぎになっているだろうが、それもない。上も下もやっぱり壁]
……駄目だこりゃ。
[どこか別の道でもないかと日陰を辿って徘徊]
[通りを一つ進んで…見えない壁にぶつかった。
また違う通りを進んで…壁にぶつかった。
そんなことを四度ばかり繰り返して…なんとなく嫌な予感がしなくもないのは気のせいか]
[日差しは暑かった。それは汗かきの彼にとっては地獄と言っていいかもしれない。それでも比較的影の部分を伝いながら若干散歩がてら進んでいく。
その途中で何度か見えない壁にぶつかった。
自宅だけではなくて街中にもこのようなものがあるとは邪魔だ。程度の感想を抱きつつ、どうやら壁は円を描きながら建っているらしいとぼんやりと考えた]
[街中通過中は壁にぶつかることは無く。悠悟達と別れた場所からだいぶ離れたところでふと思い出す]
そういやこっち側って恭也の家ある方だっけか。
[ただそれだけなのだが、何故か思い出して。そのまま進んでいくと、見慣れた背中が見えてくる]
……恭也ー?
[道の真ん中で立ち止まってるように見える親戚の名を呼んだ]
[声がした。聞き間違いは暑さで脳がやられてないときっとない。
幼き頃から幾度もした反復のせいか。振り返ると同時に逃げる姿勢に自然となってしまうのは訓練?の成果かもしれず]
…おはよ。幸貴。朝の運動みたいだが、元気だなぁ
[いいながら見えない壁を手で軽く押すようにして突く…逃げ場は少ないような。]
―寮―
[荷物を置くついでにイトコへと電話する。
もちろんバイト面接のフォローについてだ]
あ、熱出したって言ってくれたんや。ありがとー。
うん大丈夫。怪我とかしたんやないよ。
ただ…ちょい訳わからん事態になっとって。
[バイトはもう絶望的だが、行方知れずよりまだいいだろう。
よもやイトコがコトの事情を予測してたとか知らず、素直に感謝。
なんか見えない壁っぽいのの所為で面接行けなかったコト。
それが自分だけじゃなくアズマんとライオンみたいな女の人もで、最終的に家庭科室で待ち合わせてるコトを一方的に伝え]
うわ、喋りすぎた!
はよ行かな焦げるー! また後で連絡入れるわ!
[何か言おうとしたっぽいイトコを待たず、目に入った時計に慌てて電話を切った]
[そんなやりとりの後、ヒサタカと別れ、寮へ帰ると、ケイコに旅行の話を振る。
あまりのヒサタカのヘタレっぷりに仮にケイコが呆れていようとも、こっちは首を傾げる程度。
キョーヤ? そいえば、途中で帰って行ったネ。用事でもあったのカナ?]
[そして翌日。町を歩いていたのだが、とある位置でピタッと立ち止まり、]
…………ナンだろ。これ。
[手を伸ばすとちょうどあと一歩進んだ位の所に不可視の壁。
その横をサラリーマン風の男が何もないかのように通過していく。]
……んー??
[わずかに首を傾げていたが、きょろきょろと辺りを窺い、誰もいないのを確認すると]
ッセィッッ!!
[突如、回転の勢いをつけての廻し蹴り。でも、がいーんと弾かれる。]
[相変わらず逃げ体勢になる様子にけらりと笑って]
うはよー。
朝の走り込みは日課だかんね。
暑いからって中止はしないよ。
それに汗かいてからシャワー浴びるとすんごいさっぱりするからさー。
それを目標にしてる感じ?
[笑って言いながら逃げようとする恭也の手の行く先を見て、一度瞬いた]
あー、ここもなんだ。
てことはこの辺りがあそこの反対側かなぁ。
[壁の傍──自然と恭也の横に立つことになるわけだが──に向かい、自分も手を突き出す。案の定その先には手は抜けていかない]
ふむ、恭也も通れなくなったわけだ。
[それからスーパーひまわり基点で冷房の恩恵に預かりつつ、壁を数箇所確かめた。
何せ今後のバイト計画に関わってくるからそれなりに真剣だ]
さって、こんなもんでええよね。
家庭科室ってお昼期待は出来へんかなあ。
せやけど一人買ってくんもやらしいし、手ぶらで…あ、飴あったっけ。あれだけとってこ。
しっかし、美味しかったなあ、パフェもソーダも!
なんやろあのグラスに沈んどったの。甘酸っぱーて最高やった!
[イチゴのグラニテのとか説明は食べるのに夢中ですっこぬけたらしいです。で、デザートの美味さに食べるのをやめたマンゴーの飴だけ持って学校へ。
一足お先に家庭科室に到着するも、お茶のありかは知らないので、*飴でも食べてます*]
鍛錬はかかさず…かぁ…って。ここもって
[同じ認識だからその考えに行きついたのであろうか。
しばし何かあったら逃げねばという思考を忘れ(その割りに本能のほうが身についてるが)同じように突き出して壁に阻まれる一連を見て]
あー…俺だけじゃなかったんか。
俺の家の手前からここに来る通りまで全部途中で阻まれてよ…原因もわからねーしまいった。
僕ですよ。
まぁ、そういう君が霊亀とは思っていませんでしたが。
[投げられるツッコミに小さく笑いながら、デザートを一口頬張る。
朝からエアコンの効いた部屋で甘味を食べるのは、ちょっとした贅沢だ。
…誰に譲る気もないが。]
…ところで先程から騒がしい様でしたが。
俺の可愛い従妹が、何か壁にぶち当たりでもしましたか。
[くつりと喉を鳴らす声は楽しげに。
まさか、友人の一人もぶち当たっているとは思いも寄らないが。]
/*
ああ、ならば良かったです。
うっかり怒られるかと思ってしまいました。
(先に確認しましょう)
夜になればしっかり参加は出来ると思いますが、
…いかんせん、接客業勤務には鳩を覗くもなかなか難しく(笑)
[壁に跳ね返される手を下ろして]
アタシの他にも二人、阻まれてる人が居たよ。
我妻悠悟ってのと、えーと。
[もう一人はやっぱり名前聞いてなかったことを思い出し、言い淀んでから]
…メガネでおかっぱの女の子が。
[特徴だけ告げた]
ある一定の範囲で見えない壁が出来てるみたいだね。
ここからほぼ反対側の川原沿いの土手も壁が出来てた。
どこら辺に壁が出来てるのかと、もし円になってるなら中心に何かあるんじゃ、ってことで、さっき言った二人と壁の位置を調べてるんだ。
ある程度調べて回ったら学校に集合するんだけど…恭也も来る?
ここで壁と格闘してても疲れるだけでしょ。
[お茶もあるよ、と誘ってみたり]
[何気なくそのまま見えない壁伝いに歩みを進めた。どうやら考えたとおりに壁は円を描くように建っているようだった。
マリーやキョウヤと旅行の話でも……と思って出てきたが、やはり壁については様々な考えが浮かぶ。それこそ宇宙人の侵略や政府の陰謀まで、論理的な理論からB級映画の内容全てを網羅していたとしても過言ではない]
……昨日読んだ広辞苑には、こんな現象については書いてなかったなぁ。
[当たり前である]
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