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[僅かに頭を傾け、今聞かされた内容に考えを巡らせる。]
では、端的に言って、彼は私達に殺し合えと言っているのですね。
[思慮深い、平静な表情。]
[玄関を目指す方向から聞こえていた鈴の音にもブーツは止まらず、待ち受けていた女の紅が刷く形を見る]
よお、ご機嫌は悪くないぜ。
食いもんもあればもっとよろしくなるがな。
[右から左へと足にかける体重を移し、体を揺らして前に出る]
ペンを?
[女のひとの声に、また視線を動かします。
ペンの形は見えませんが、そのぎらりとした光は見えた気がしました。
思わず眼をぎゅっと閉じます。]
まぁ、そう言うことになるわね。
その話を信じるならば、なんだけど。
[ナサニエルの言葉には少し肩を竦めるような仕草]
イザベラが言うには、信じないことには話は進まない。
確かにそうかもしれないけれど、信じるにはちょっと、ねぇ。
俺は、
終焉に在って、決して滅ぶことの無い者だからさ。
[愉しげに]
[だが一抹の自嘲を込めて、まだ若い同族の耳元に囁くように聲を送った。]
[ギルバート、と名乗った男から投げられた問いに、微かに眉を寄せ。
思案するよに腕を組む]
……「始まり」のない「終わり」はない、か。
「始まり」が、俺たちがここに来た事……と定義できるなら。
そこから繋がる「終わり」は、俺たちがここから立ち去る……居なくなる事、と読めるかね。
……その手段や在り方はともかくとして、な。
「始まり」は此処にはなく、私たちがこの城へと現れた時、集った時にはもう決められていたのでしょう……
その答えを我らが忘れているだけで。
[男は半眼に目を閉じ、そっと呟いた。]
[その後もあちらこちらで、何やら話は続いていましたが。
わたしは何だか疲れてしまって、眼を閉じたまま椅子に*凭れました。*]
[思案する男の呟きに頷いた。]
……おそらく。
「始まり」の定義が曖昧なこの場所で起こりうる「終焉」とは、いつの間にかただそこに在ったものが「消える」ことなのかもしれない……。
その方法は、ともかく。
「消える」のは、命かもしれないし、我々が立つ地そのものかもしれない……。
フフフ。あくまでも、架空の物語です。
気にしなくていいですよ、弱視のお嬢さん。
[ニーナに向かって満面の笑みを浮かべる。
笑顔のとき、彼女は非常に糸目になるようだ。]
お嬢さんの心優しさには、思い及ぶ限りの
讃辞を贈りたいと思います。フフフフ。
自分では見えないかもしれないけど、
貴女はかなり綺麗な顔立ちをしていますね。
視力の弱さをいいことに、世の殿方たちが
良からぬ想像に支配されそうなくらい。
[つか、つか、とニーナの前に出る。]
実際は知りませんが、実質初対面の我々です。
私たち全員を、「善人」として全面的に
信頼できる論拠を貴女はお持ちのようで。
後学のために、私に是非御教授願いたいものです。
それは良かったですわ。
佳い夜でございますものね。
――外へ行かれますの?
[留めた緋の靴を同じ方へ向ける]
残念ながら、食べ物は。
私は、この身一つしか持ちませぬゆえ。
[視線に動じる事無く、繊手の指先は胸の合間に触れる]
今このお嬢さんに言った通りですよ。
[シャーロットの方を向いて。]
シャーロットさん、貴女を含めてほぼ全員が初対面と
同じ状態です。そうですよね、違いませんね?
[左眼がギロリとシャーロットの方に。]
ですが、貴女は初対面の我々を「善人」と
仮定して接しているように思うのです。
そんな保証はどこにもないのに……。
それができるのなら、その与太話を一応は
受け入れてみることもできるのではないかしら?
きれいではありませんか?
[月を見つめたまま、届いた声に応える]
かけたることなきもちづきの。
たとえかけるさだめであれど。
[意味を取りにくい抑揚の声が続く。
翠が一度隠れるまで]
ハーヴェイさ、んは。
月はお嫌いですか?
[再び現れた翠はまた少し揺れて。
けれど今度は蒼氷から逸らさずに尋ねていた]
[ギルバートの言葉に、軽く肩を竦め]
発生の対は消滅……って所かね。
問題は、それで「消える」のが何か、って事だが……。
『番人』の物言いからするに、「命」である可能性は限りなく高い、と。
[「終焉」を望まぬならば、それを齎す者を殺せ、と言った『番人』の言葉を思い返し、呟く]
信じる信じないはともかくとして、我々は彼の、
[と男は「番人」と称する壮年の男性に目を遣り]
定義した枠の中に存在しているのです。
記憶を持っていない我々はそれに抗う術が無い……
[細めた双眸は黝の色に沈んだ。]
[「終わり」についての会話。頭を捻ったところで思いつく言葉も無く。ただ周囲の言葉を聞くだけとなる]
……消える、か。
いまいちピンと来ないけれど。
この地から消えるだけで良いのであれば、今は分からない元の場所に戻りたいものね。
番人の言う「誰かを殺す」ことなんてなく。
[その言葉はどこか皮肉めいたもの。現状を享受出来ぬが、その歯車の一つとして自分が居ることを無意識に悟っていた]
[イザベラが向けて来る言葉には細めた紅紫の瞳を向けて]
…何か勘違いしていない?
私は一度でも貴方達を「善人だ」なんて言ったかしら。
煩わしいことなく事が済めば良い、そう思っているだけよ。
[向けられるイザベラの鋭い左眼にも、今は臆することなく見返している]
[真っ直ぐ向けられる翠と、問い。
蒼氷は一つ瞬いて]
……ああ、月、か。
嫌い、じゃないな……むしろ、陽よりも月の方が、性に合うかも知れん。
[語る口調からは僅か、氷の冷たさは和らいでいた]
[か細く悲鳴をあげる風の音]
[男の視線は室内の人々をとらえ、口々に上らされる言葉を聞く]
[戻る場所という言葉に、頭を片手で押さえる]
[頭痛を覚えたのか、しかしほんの少しで元に戻った]
舞台ね
くだらない
[低く呟いて、黒紅が番人を睨んだ]
[だが、イザベラの言うこと>>55に同意なのか、再び窓へと目は向いた]
[暫くの後、名が届き目をやると、ナサニエルが目を覚ましていた]
[話に入ることはせず、向けられたシャーロットの視線>>70には、にやりと笑うのみだった]
あ゛あ? もう夜か…どうりで冷えたはずだな。
外へ――は、
[胡乱な目がキャロルのたおやかな手の動きを追い、口を笑みの形に歪める。緋色の爪先が鳴る音に下を見、逃亡を観念して竦めた肩がシャツに更なる皺を寄せた]
行くつもりだったんだが。
夜露を凌げる屋根といい女の魅力にゃかなわねえな。
食いもんがねえのだけが残念だ。
例えアンタを食っても腹は満たされねえし。
[髭だらけの口が品のない笑みを刻む]
ハハ。それは結構なことです。
[シャーロットの言葉に、ぽんぽんと手を打つ。]
私なりに彼の「終焉」について考えてみたのですけど。
[そう言って、メモを開く。]
彼の言うことは、現実的事象を象徴的に表現したもの
なのではないかしら、こう考えてみてはどうですか?
たとえば「番人」の方には記憶があるのです。
我々の中に、世間を騒がせている殺人鬼がいる。
つまり、殺人鬼を「人狼」と比喩していると。
[ご満悦そうな饒舌。]
では「終焉」とは何か?
おそらく、皆殺しということではないかしら。
現実の殺人鬼が、我々を嬲り殺そうとしている。
そのことについて、「番人」は象徴的に警告した。
[男は横たわっていたソファから床に足を下ろす。]
さて、戻る場所が果たして我々にあるのでしょうか。
この地が消え失せたとして、私たちが元いた場所に還れるものでしょうか。
――そもそも「元々存在していた場所」自体が本当に存在している保証もないのに。
我々の存在は突然、この世界に現れた瞬間に生み出されたのだと、どうして言えない訳がありますか?
[穏やかな、けれども人間味を欠くほどに平静な声音]
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