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思いつくままに?
[誘われるまま、意識を深くに向ける。
咳と共にゆっくりと何かが浮かび上がってくる]
……リート。
アベンドリート。
[コホリと。咳が一度止まる]
ウィルムリエル?
[ライヒアルトの額へと指先が触れるのは一瞬。
熱を確かめることも出来ぬままそれは離れて]
ん。心配してくれてありがとう。
でも、私のことよりも……、自分のことを大事にして。
風邪なら無理しない方がいいわ。
こじらせでもしたら、大変だもの。
[薬師見習いであるゼルギウスにちらと視線を向けてしまうのは
彼に診てもらった方がよいのかという考えが過るからで]
心配するなって言ってもダメよ。
ラーイのことなんだから、心配するに決まってるでしょう?
[咳がおさまらぬおとうとをじっと見詰めた]
……まったく。
いくら、薬師んとこのがいるとは言え。
[広間を見回し、視線を止めるのは、ゼルギウス。
それからまた、視線をめぐらせて]
……目に見えて体調が悪いのがいるってのに、隔離するとか、どうなんだよ。
[ソファに座るライヒアルトを見て、またため息。
勿論、言った所で聞かないのはわかっている。
『わかっている』、で諦めがつく辺り、多少の嫌気も差すのだが。
なお、自分の体調は棚に放り投げているのは言うまでもない]
[別のところで喧騒が起こっていたが、そちらはエーファの意識の外のようで]
[ゆるり]
[団長の決定が聞こえて、そちらに視線を戻して]
……かく、り。
[その言葉の意味するところは]
[顔色は優れない]
だって、こんな時に。
[頭に手を乗せられると、続いていた咳が止まった。>>78
普段よりも熱が高いと、兄のような存在なら気づくかもしれない]
それはそんなに。
ただ胸が少しムカムカしてる。
[クレメンスの問い掛け>>85にことりと頸を傾げ
彼の視線の先を追う。
観察すること暫し――]
んー…、交流を深めているだけ、だと思う。
[険悪だったり殺気が宿っている様子は感じられなかったので
じゃれあい、と判断したらしい]
[コエがリートと紡いだのを聞いて、一度翡翠を瞬いた]
……オレを呼ばれたかと思った。
アベンドリートか。
………リートの方が呼びやすそうだな。
[自分の名前と被ってるが、まぁ他の連中は別の方で呼ぶから問題ないだろ]
そ、ウィルムリエル。
オレの人狼としての名前。
[団長と話すエーリッヒの姿。
孫との会話というようには思えなかったが、それは置いておいて、
まだぼんやりとしているのか、ゆるく瞬いた。
隔離。
それから室内へと視線をめぐらせて]
……
[なんか賑やかなカウンターの方では何やってんだ、って顔をした。が、ソファから移動するつもりもなく、はふ、とまた欠伸]
でも、本当に平気だよ。
俺よりずっと気をつけた方がいい人達がいるでしょう。
例えば、そこに。
[軽く指差したのは、伝承を調べていた友人の方だった。>>84
深緑の視線は彼と話しているブリジットの方にも流れた]
ふむふむ、やっぱりそんなものですよね。
なら堂々としてよっと。怖がっていてもいいことありませんからね
[エルゼの意識が制裁に向かってる中、とヴィリーにとってはじゃれあいのようで>>90の話に頷いて答える。その後、ひそひそとされる言葉には、にやっとだけ口元をゆがめて応えた]
[隔離、という自衛団長の言葉>>69にぴくと肩が揺れる。
どうやって見つけるか、とゼルギウスの声>>77が聞こえて
女は微かに眸を伏せ、髪と同じく金の睫毛を微かに震わせた。
次いで聞こえたのはエーリッヒの言葉>>84。
意識がそちらに向けば震えは消えて]
エーリッヒさんこそ、大丈夫なんですか?
[自分の事を棚にあげる彼に頸を傾げてみせる]
リートって普段は呼ばれている?
[耳に入ってきたのはヴィリーとやりあうエルゼの声。
エルゼリートさんと。そう呼んできた相手に気がついて、息を飲む]
リエル。ウィルムリエル。
人狼としての……はぃ?
[あっさりと告げられた正体に、意識が白くなった]
ま、お二人は昔なじみとの交流を深めるのに忙しいらしいですし、俺も俺で、ちょいと抜けますね。
[とエルゼとヴィリーの二人にことわりをいれてから席を立つ。
向かう先は、人狼の話、及び、そのあと問いを重ね続けていたものたちの元で]
大丈夫?
[それはライヒアルトに対して、でもありエーリッヒ宛でもあり、ブリジットに向けてでもある。どこから反応が戻るかはわからないけれど]
[自分も不安に思う気持ちは同じ、それでもエーファが不安にしていると守らなきゃと思う気持ちが働く。
姉なのだと、それは単に与えられただけの役目に過ぎず、二人は本当は一緒で、その間にどちらが上ということはないはずで。
それでも自分にとって、それが大事な事のように]
エーファ、俺がいるから。
だから、大丈夫だよ。
[自分にできたのは根拠も何もない、ただの言葉でしかなかったけども]
[繰り出す拳は悉く防がれ。>>90
そのうち勢いを失って、作業台に両手を突いた。
息が上がった。疲れた。
コイツと良いゲルダと良い、何で呼び名直さねぇんだ。
……面白がってるからだな、確実に。
過剰反応しなければ良いってのは分かってても、やっぱ女と思われるのは嫌なんだよ。
くそぅ、腹立つ]
あーくそ……。
[オレは呼吸を整えて、冷めかけたホット・バタード・ラムに口をつけた]
[カウンターの喧騒は、気づいていないわけではないが、口を挟んで巻き込まれる気などは毛頭なく。
故に、傍観。
エルゼに対しては、そういう『距離』を取る、無意識の癖のようなものもあるのだが、それはそれとして]
……あの、な。
なんで、そこで、俺を見る。
[>>92 そうされる身である自覚はあるが。
やはり、目に見えて具合が悪い相手に言われると、眉も寄る。
真白の猫が、自業自得、と言わんばかりに鳴くのは無視して]
……今は、安定してるから。
よほどの事でも起きなければ、大丈夫。
[ナターリエ>>94とゼルギウス>>95、双方に告げる。
今、気を抜くと危ない、というのも、なくはないのだが、それは表に出さぬように気をつけて]
[ライヒアルトの指摘>>92に微かに笑みを零した。
自分も思っていたことだったから
ずっと一緒にいれば思うことも似てくるのかとか
そんなことを思ったのはひみつにしておく]
お義兄さま。
ラーイは、大丈夫……?
[案じるように声を掛ければ
自分と同じように案じるゼルギウスの声>>95が聞こえて
わからない、とばかりにふるりとヴェールを揺らした]
大丈夫です。
この位、休んでいれば治るでしょう。
[>>94ナータに頷こうとしたら、クラッとした。
それでも近づいてくる人に気がつけば反射的に返している。>>95]
…ん。
とりあえず、横になっとけ。
後でおまえの部屋に連れていくから。
しばらく、ラーイの食べるものは消化に良いもの、だな。
[ふむ、と考え込みながら、ナータの言葉には]
そうか。
[ふむ、と頷いた。]
少し休む?
[顔色が優れない様子にエーファに尋ねて、自分の方も少しばかり不安が表情ににじみ出ていたかもしれない]
泊まる場所ってそういえばどうなってるんだ?
[まともな説明をしてもらっていなかったので、問いかける声。
答えは誰かからあっただろうか?]
そう呼ばれる場合もあるよ。
普段は別の呼び方の方が多いけど。
[流石に気付くかな。別にクイズやってたつもりは無いけど]
オレのことは好きに呼ぶと良いよ。
…うん?
[リエルと呼ばれて、オレはリートにそう言う。
けど疑問調のコエにオレも疑問調で聲を返した。
オレなんか変な事言ったか?]
[何にせよ自分は聞かずとも、たいていのことはおそらくエーリッヒが聞くか、他の誰かが言うのだろう、
とまで判断すると、しっかり畳んだ毛布をもって立ち上がる。
もちろん、毛布を戻そうと思ってだが、どこにあったのか知らないので、ナターリエへと少し近づいた]
シスター、話中にごめんね。
本当にさっきはありがとう。助かったよ。
これ、戻してきたいんだけど、どこにあったんだろう。
[これ、と、毛布を掲げてみせてから、]
それとも、ライヒアルトにかければいいかな。
クレメンスさんはどうも、八年ぶりです。
[今更ながらに挨拶をするのだった]
[エーリッヒの安定しているという返し>>98に安堵の息を漏らす。
けれど大丈夫といいつつ大丈夫でない人も知っているから
それを鵜呑みにするわけでもなく]
エーリッヒさんもご自愛下さいね。
このような状況ですもの。
尚のこと、無理は禁物ですよ。
[修道女らしく諭すような柔らかな声音を向けた]
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