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[失礼と言う二人の男性に、大仰に頷いて笑う。
アマンダは深くは気にしない。
そもそも女性じゃないので、気にしようがないのは秘密だ]
ダーヴ。
親切はいいが、きっとベアの両親が驚く。
[神父の言葉に、そちらの問題もあったかと千花が目を丸くした。
否、違う。
千花が目を丸くしたのは、癒しが届かなかったから。
アマンダと千花は一瞬目を合わせ、ベアトリーチェを見やる。
けれどやはり、言葉はなく]
時が示す移ろいの兆しは、曖昧なもの。
俺とて、完全に察することはできないが……。
まあ、落ち着いたら、『詠んで』みるとしますか。
[静かに答えつつ、蹴り足はすい、と足を組む事で避け]
……そんなに、怖い顔をしなくても。
[続く言葉は、やはりからかいの響きを帯びて。
再びブリジットへと向いた翠の双眸には、悪戯っぽい光。
まるで、照れてるだけだから、と言わんばかりの]
[一人と一匹とから眼を外して、少し考えるように天と地とに移した後、クレメンスを見ます。澄んだ緑いろの眼をにっこりと笑みのかたちに変えました。]
いっしょにお散歩をするのなら、ベアトリーチェは構わないよ。
あぁ、それもそうか…。
[確かに知らない人よりは、知ってる人が送っていった方が。]
じゃ、お願いしますね。
[神父に笑みと一礼を。]
[アーベルに続いて、酒場の中へ。手頃な席に腰掛けると]
バレる事に関してはまったくもって同感
まあ、私にとっては普通の人間に対しては記憶の操作くらいわけないんですがね
……こういう風に
[そう言ってクスリと微笑すると、対面に座るアーベルの顎をクイッと持ち上げ、魔眼を発動
無論、精霊の抵抗(レジスト)の高さで記憶操作が作用するわけなく]
私達にではなく、この世界に生きとし生けるものへの――
[道理を説こうとして、止める。混沌を望む魔に言っても、詮無き事]
貴方の成そうとする事が“門を開く”事であれば、
私にはそれを止める任があります。
[千花はくすぐったそうな少女から離れ、定位置に戻る。
瞬く様子に不思議そうに]
ベア、まだ帰りたくないの?
[既に少女を送っていく気満々の男性達に首を傾げる。
親切なのはいいことだけど]
神父、私は寝ぼけてないが。
[アマンダは神父の言葉に怪訝そうだ]
[無理にプルーンを食べているブリジットに]
苦手なら我慢して食わないで良いぞ。
イチゴにしておけ。ビタミンCも大事だから。
[プルーンと苺の皿を取り替える]
[空を切った足を、自分の足首へ重ねた。]
己を律する事の出来ないものは弱者。弱者は死ぬだけだ。
[ミハエルは、無茶苦茶睨んでいた。オトフリートを。
アイスティーのグラスへ持ち替え、のどを潤す。
ティルに、手書きの看板を指し示した。
『【今日のおすすめ】
・大豆と挽き肉のドライカレー
・イチゴのババロア 』
苺のイラストが描かれている。緑で蔦や葉の絵まで描かれていた。]
では、私と一緒に帰ろうか、ベアトリーチェ。
【ダーヴィッドに礼を返して、ベアトリーチェに手を差し伸べ、アマンダには微笑みかける】
アマンダ、寝ぼけていなくてもこんな夜には気をつけなければ。それに、ダーヴィッドさんも一人で夜道を歩くのは味気ないでしょう?
[影輝の少女の無垢な反応に、思わずくす、と笑みを漏らす。
カウンターの奥から向けられる、咎めるような視線には、まあまあ、と言う感じでひらひらと手を振る]
『王というよりは……まるで、父親だな……』
[内心では、こんな事を考えていたりするのだが]
ええと。
何があったの?
[なんだか時と氷が険悪だ。見た目はどう見たって子どもが何か我侭を言ったとか八つ当たりしたとかそう見えなくはないが。
ついでにいえばそれは年齢的に(は)微妙にあたっていなくもなかったりするが。
そんなの苗床はまだ知らない。]
あ、ありがとう。
[ミハエルに指し示された黒板を見て、わぁ、と小さく歓声をあげる。]
ドライカレーとババロアなんだ。
すごく綺麗なメニューだなぁ。
弱者より倒れるは世の理。
だが、時に弱者の意思が時を大きく移ろわせもする。
そして、弱者には強者となれる可能性が残されている。
結論として、やはり労わりは大事かと?
[睨みつけるミハエルの視線を気にした様子もなく。
あくまでさらりとこんな事を]
[一人と一匹を見つめ、直に目を離したベアに気付いているのかいないのか。アマンダは優しく千花を撫でる。
神父の言葉には、肩を竦めて小さく笑った。]
神父は、口が上手いね。忠告に、従うよ。
けれど…私の家は直そこだよ?
[別に帰ってもいいのだが、何か忘れている気がする]
まぁね。
[味気なかろうと言われて苦笑い。]
折角用事を足しに来たのに、無駄足だったもんで。
…ま、宿に戻れば賑わってるとは思うけど。
ご一緒しても宜しいですか?女史。
[そもそも彼女の性別なんて以下略…なんてしらないったらしらない。]
[アマンダの質問に、ゆるゆると首を左右に振りました。金いろの髪が合わせて揺れる様子は、まるで光の粒子が散るかのようです。]
ううん。
皆が心配するものだから、大丈夫だと云いたかったんだ。
もう、夜も遅くなってしまったから、帰ることにするよ。
[そうして、差し延べられたクレメンスの巨きな手に眼を移すと、一つ肯いて、そのてのひらに小さな手を乗せたのでした。]
ありがとう。苺は好き!
[ユリアンが持ってきてくれた皿にようやく表情が明るくなった。
嬉々として苺をつまみ始めるが]
?
[その後の彼の仕草に小さく首を傾げた]
バレたって、俺は俺でしかないし。
それにまつわる変化が気に入らないなら、また何処かを探せば良い……ってね。
そっちは、大丈夫なの?
教会に関してはろくに知らないんだけど。なんだか面倒くさ…
[顎を持ち上げられ、瞬きを幾度か繰り返して。]
あはっ、僕(精霊)らにはそれは労力の無駄、勿体無いよ?
[手首をそっと掴み、彼女の指先にそっと口付けた。]
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