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[上空から様子を伺っていた鴉は白梟からの視線>>63に、礼を言うように軽く頭を下げました。
そんな苦労性鴉の主の頭に落ちてきたピンクのふわふわはいまだにそこに鎮座在しており。
両手にたくさんふわふわ抱えながらアーベル達の方を見ていたら何やらどこかに視線を向けているのに気付いて自分もその視線を追いかけた。]
あ、ゼルせんせーと、ハーちゃんせんせーだ。
[伊達に7年在席しておりません。
学院内で多かれ少なかれ話題にのぼる導師の顔は繋がり無くても大体覚えております。
例え一度も話したことがなくてもあだ名をつけてしまう悪癖ですが、当人から嫌がられればちゃんと撤回します。]
…、…余程の目に遭ったんだな。
[>>63妙に苦労を感じさせる応えに、青年が鴉へ向けるそれと似た何だか同情を籠めた視線を返す。自分も今から味わう羽目になるのかも知れないが、それは考えない事にした。
大丈夫との声に、そうか、と笑って]
嗚呼いや、導師方なら何か分かるんじゃねーかと思ってさ。
…――本当か?
[アーベルの言葉>>64に彼の視線を追った先。
最初に目に入った人影は何だかこう、悪魔と見まごう姿でいらっしゃったものだから、一つ瞬いた。
そして、話した事があるかどうかはさて置き。隣の導師のちょっとした噂は、此方の耳にも届いており]
お、おお。すげー。
[相手の呟きに追従した。]
おう、すまんな、タマ。
[飛んできたふわふわを弾く白狼の奮闘>>57に、珍しくも素直に礼を言ったりして。
自分は自分で、わふわふしているもふらいおんをじい、と見る。
こちらに視線を向けていれば、ある意味目立つその姿も目に入るか]
……お。
おう、無事か、お前ら。
[さて、どうしてやろうか、と。
思考を巡らせている所に聞こえた呼び名>>66に、そちらを振り返って問いを投げてみた]
─ ダーヴィッドの腕の中 ─
[ティルが目を覚ましたのは、ダーヴィッドとオトフリートがゼルギウスの話>>47を聞いた後のこと。
彼らが会話している間にダーヴィッドをよじ登り、仔熊の姿のまま、肩車の状態になりました。
両手はダーヴィッドの頭にしがみ付くように当てられています]
くーぅ?
[ゼルギウスの話は耳に入っていたのかどうか。
養父が連れる龍とは異なる色の龍がふわ溜まりを散らす様子>>48を見て、まぁるい瞳を輝かせていました。
見たことも無い、ふわふわでパステルカラーのぬいぐるみ。
そんな認識をしたティルは、ぴょい、とダーヴィッドの肩から飛び降ります。
そのままふわふわなぬいぐるみ──もふらいおんに飛びかかろうとしましたが、逆にふわふわに押し流されてしまいました]
呼んだ、…っつーか平気かい?
[>>65ふわふわ塗れた少女の方へ些か心配気な言葉を投げるのは、アーベルの経験談を聞いたので。
が、逆に返された真っ当な忠告に、さっと諸手上げふわふわから遠ざける腕輪。肩上で黒猫も同じポーズをしていたとか。
無事、ぽぽぽぽーんも止まりましたとさ。]
…へぇ、成る程。
─ 『世界中の仔』付近 ─
くぅんくぅん。
……きゅう。
[押し流された先で、ふわ溜まりから出ようとティルはもがきます。
最初にお尻が出て、まぁるい尻尾を天に向けながらもそもそと左右に振っていました。
ようやく頭が抜けた時、ちょっとした奇跡が起こります]
……ぅ?
[仔熊姿のティルの首の周りに、大きめのふわふわが取り巻くようにくっついていたのです。
それはまるでもふらいおんのよう。
どうしてそうなったのか、それはティルにも分かりません。
唯一分かったのは、ふわふわが首の周りに取り巻いているお陰で、とてもぬくいと言うことでした]
え?
無事ってなにがー?
[ゼル導師からの問いかけ>>68が何に対してか解らずきょとんと首を傾げ。
ここでようやくこの一帯が結界で封じられているのに気づきました。]
あれ、この結界って…
せんせー、何かやるのー?もしくはやったのー?
[ふわふわ抱え込んだまま、今度はこちらから導師に問いかけた。]
…とりあえず、一カ所にまとめるのは…無理ですね。
多すぎて集めるだけで一苦労でしょうし。
[自分の周囲にもたくさん居るふわふわを見て、小さくため息を一つつき。
煽いで飛ばせないかなぁ、などとぱたぱたやってみたり、
一匹捕まえようとして指輪に触れて増えたふわふわに埋もれかけたり。
気が付けば、周囲のふわふわは増えていて…]
・・・下手に手出しすると余計増える、と…
そっとしといた方が安全ですかね?
[手出しする前に気付け、というツッコミを入れる人は周囲にはおりませんでした。]
…でも、ふわふわ集めてティル君を抱っこするのも捨てがたい。
[ふわふわ集めと抱っこに関連性はあまり無いのですが…
その辺に気が付くほど頭は回っておりませんでした。]
[放っておいたらふわだまりに埋もれるかもというオトフリートの言葉>>44には説得力有り過ぎだったので、結局そのままティルを抱き抱えて導師達の元へ]
確かに、学園中に広がられても困る事は困りますが…
[そこで告げられたゼルギウスの意図は>>47、理解出来ないでもなかったが、あまりにもあっさり言われると、微妙な気分になるのは否めない。だが、その間にも、周囲でぽぽぽぽぽぽぽとか増えてる>>54わけで]
何事も無ければ、です、か…?
[続けられた言葉>>48に、軽い疑問を感じた瞬間、ふわだまりの奇妙な動きに続いて現れた傍目には愛らしい?パステルカラーのもふらいおん>>50]
ぅ?
くろ えー よんだ?
[名を呼ばれたような気がして、ティルは相手に問いかけます。
声から誰なのかは判別出来たようです。
近くにいない可能性は……考えていないようですね]
………やっぱり。
[三年前の騒動に、進級前だった男は直接関わってはいない。が、その噂はしっかり耳にしていたので、相手の気の抜ける外見にも関わらず思いっきり表情は渋い。そこへ聞こえてしまった声に>>58]
楽しくありませんっ!
[相手が導師なのも忘れて(でもしっかり敬語のまま)思わずツッコミ入れたのはやむを得ないと思ってほしい]
ハーちゃんじゃなく、せめてハッちゃんにしてくれ。
[ミリィの自分に対する呼び名>>66が聞こえれば、そんな事を言って視線を向ける。
角や翼が生えてるほか、腕や首などは黒っぽい鱗に覆われてるが、顔は普段どおりである]
で、お前らは大丈夫か?
[ふわふわに埋もれかけたりしてる3人を眺めながら]
……あ、はい。
無事、というか何というか。
[二人の圧倒的な存在感に、思わず遠巻きに見てしまっていた此方。
隣でミリィが上げた>>66屈託ない呼び名に答えるよう、此方を振り返った導師の姿>>68にちょっとばかし姿勢を正す学生的反応添えつつ、何とも曖昧な言葉を返して頬を掻き]
この子達、何でまたこんな事になってるんでしょうか。
……おう。
お前も、特別選抜試験受ける事になったら、気をつけろよ……。
[選抜以前に、ここで喰らう事になるかも、とは言わずにエーリッヒ>>67に頷く]
ある意味、物凄く目立つ組み合わせだよな、あれ。
[次元魔法の素養はないため、疾風学科は縁遠い事もあり。
こちらも、黒笑みと称される導師の事は噂でしか知らないのだけれど]
……っていうか。
あれ、なんだ?
[そんな事を考えていると、ふと目に入ったのはわふわふするナニカ>>50の姿]
…おや。
………探してみてもティル君が周囲に見えないのに声は聞こえる。
ふわふわって、声を伝える効果もあったんでしょうか?
そうだとしたら意外に便利ですね、これは。
[明らかにずれた事を呟き、
メモする紙を探すべくポケットの中をがさごそがさごそ。
…返事を返すことを思い出すのは数秒後で。]
えと、呼んだわけではないので気にしないでくださいっ!?
[己の呟いていた内容を思い出し、真っ赤になりながら伝えました。]
ぅ?
ぅん わかった。
[最初に呟かれた言葉の内容は良く理解出来なかったため、ティルの意識には残りません。
気にしないで、と言われると、その通りにしようと承諾の返事をしました]
ハッちゃんせんせーでいいのー?
わかったそーするー。
…あれ?
[ハインリヒの変貌>>76にも動じることなく、あだ名の訂正を受けて笑顔で返したところで、なにやら見覚えのある姿>>50が見えて瞬き。
3年前に見たものよりは小さいけれど、見間違いようのないその姿は。]
ずるーい、私は怒られたのにー!
ゼルせんせー、そのもふらいおん誰が持ち込んだのー?
[楽しくありません、というダーヴィッドのツッコミ>>75には、そちらに視線をむけ]
そうか?
前ん時は入院してたから、アレ見るの初めてだからなぁ。
[当時は、魔族も虫垂炎になんてなるのか…と、一部から驚かれたものだ。しかもこじらせて腹膜炎にまでなってたらしい]
と…ティル?!
[そのツッコミと、ほぼ同時にだったか、いつのまにか頭によじ上っていたティルが、飛び降りてもふらいおん目がけて駆け出したかと思うと、ふわふわに押し流される>>69]
ちょ、またか!
[慌てて後を追うも追いつけず、ふわ溜まりから自力で頭を出したのを見るとほっと息をついたが>>71]
何をどうやったらそうなる…?
[みにもふらいおんというか、もふこぐまというか、な姿を見ると、遠い目になった]
……ま、ふわふわに飲まれて枯渇してないなら、問題はないか。
[首を傾げるミリィ>>72に、なんかさらっと言いました。
実はふわふわの中には、微弱な魔力ドレイン能力を持ってるのもいたりするんですよ、ええ]
ああ、実習でやらせていた召喚呪が暴走してな。
影響受けて、増殖中だ。
とりあえず、被害を最低限に抑えるべく、結界でここらを隔離した。
[エーリッヒの問いかけ>>77には、状況を簡単にまとめた説明をして]
まあ、そうしたら、予想外のものまでわいてでたんだが。
[あっちを向いて、こっちを向いて。
首を動かしてもふわふわはまだ取れる様子がありません]
……くぅ?
[ダーヴィッドの突っ込みには、わかんない、と言うようにティルは首を傾げました]
…て、…あれ?
[気付けば導師の近く>>68、ふわふわ所か、わふわふしている姿も居る様な。
何とも言い難い表情を浮かべていた所、>>76悪魔的な姿を取る導師の声掛けが聞こえれば少しばかり頭を下げ]
俺は大丈夫です。有難うございます、ハッチャン…いえ、あの、導師。
…所で、あの生き物って何なんでしょう。
あ、ちょっと疲れてるけど平気ー。
[エーリッヒからの問いかけ>>70には笑顔でお返し。
まぁぶっちゃけゼル導師の言う通り>>82大絶賛ドレインされ中なわけなのだがあんまり重要視してないのは後先考えてないから。
もっとも自分なりのセーフライン越えそうになったらふわふわ離す予定です、が。
導師からの現状の説明を聞けば、ふーん、と納得したようなしないような。]
いや、誰が、と言われてもな。
[ミリィの問い>>79に、緩く首を傾げる。
というか、いる可能性は見ていたものの、本当にいるとは思ってなかった、という裏の心理を知るのは水晶龍ばかり]
気がついたらいた、としか、俺にも言えん。
……というか、持ち込もうとしてたのか、お前。
[ミリィが三年前の特別試験の受講者なのは知っていたが。
そこまでは、さすがに聞いていなかったらしいです]
[何か言いかけて訂正してるエーリッヒ>>84の質問には]
何って。『もふらいおん』だそうだぞ。
俺も資料で見ただけだから、ゼル導師やそこのミリィのが詳しいと思うが。
[と、名前以外の説明を丸投げした]
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