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は、やっぱ、そうだよね…。
これで一つ内訳が埋まったよ。
[その場に居たなら、手で目の辺りを覆って天を仰いでいたのが見えただろう]
……非難したのは久鷹だ。
マリーは、多分久鷹のために動く。
[相応の対処。その言葉が聞こえると、「…そうだな」と短く返した]
─七曜学園・校門近辺─
[校門前までやって来て、ふう、と一つ息を吐く。
これから、屋上まで登って、と考えると、ちょっと憂鬱かも知れないが。
……まあ、他に入り口ないんだから仕方ない、とかなんとか思いつつ、校舎へと向かう]
……後で、出入り口は増設しとくか……。
[最初からそうしろ、とも言うが]
しゃあねえだろうが、あの二人呆れるほど仲いんだからよ
[バカップルとかには半端ない同意を返すが]
っつーかそれわざわざ告げに来た俺だって結構な手間だぜ……ま、それ以外にも三つぐらい用事があって来たんだけどな
まず一つ、おれ自身にキョウヤんよばわりは百万歩譲っていいとしても、広めるなや
[それは電話した相手にだったり。
そう言いながら一歩璃佳に近づく]
二つ目。蒼龍がすっげーむかついてその気分転換
[というか気晴らしだけど。と内心呟きながら、また一歩]
んで、三つ目なんだが…
俺は、ダチやるって聞いて、はいそうですかって素直に聞ける性質じゃないんでなっ!!
[念じると同時に右腕に出るは、漆黒の柄とそれに絡みつくように蒼龍の装飾が施された、銀の刃を持つ戟
ダンと音が鳴るほど地を蹴りつけて間合いを詰めて、リカめがけて刃で横斬りに斬り払わんと、戟を振るった]
―自宅―
[行ってらっしゃい、といつもの笑顔で従妹を送り出して。
ばたん、と扉が閉まる音と共に、小さく吐息を零した。]
…急ぎの用事、ねぇ。
[どうやら粗方の内容は聞こえていたようです。盗み聞きは良くないが仕方がない。
いつもならば賑やかに電話しているのに、突然こそこそとし始めたら…気になるに決まっている。
最後の皿を片して傍のタオルで濡れた手を拭うと、ポケットの中から携帯を取り出した。]
――まぁ、自分から動いてくれる分には構わないのですが。
[本当は自分に愉しい事が回って来るならば万々歳だが、
仕事が減るなら、それに越したことは無い。]
ん、タイムセールの時間だ。
出かけよ。
[…自分の生活もあるし。]
残る一枠がどうなるか、かね。
[呟くように言って。
続いた言葉に、大げさなため息一つ]
天魔同士であるなら、双方誅するまで。
そうでないなら、ま、大人しくしてもらうように動くしかなかろうな。
……別に、生命まで取る気はないが、暴れられると『護界』が軋む。
それは、止めなきゃならん。
残ってるのは、我妻君と相馬君。
彼らがどちらも五神なのか、マリーが五神なのか。
ま、どっちに転ぼうが、マリーは抑えないとだね。
[何度目かの溜息。その後にふと、意識が外に向く]
…何か、騒がしい。
……めーんどくせぇ、なあ。
[ ぼやきつつ、鞄をごそごそと漁りだす。
やがて、ちゃき、と取り出したのはサングラス。
フードを外して、代わりに装着。
――どう見てもヤの人です。ありがとうございました。]
―学校―
さて、来たはいいけれど。
忍び込むしかないかな、こりゃ。
[職員室では理由が言えないから拙いわけで。
そんな理由で事務室に裏から入り込もうとしてるとか]
あ、失敗。宝条先輩はともかく、我妻のはマリィに聞いても分かったかも。夜のうちに聞いておくんだった。
[今更なことを呟きながら、ピンを片手に取り出した]
ああ、そーだな。
[抑えなければ、との言葉に返す声は、かなり嫌そうな響きを帯びて]
恋愛盲目の相手は、正直うざったいから遠慮したいんだが……。
[仕方ないしな、と。重たいため息をついて]
……騒がしい?
彼氏の為に動くって?――美しい話だね。
……で、恭也君は、親友のために動くことは、無い訳?
[その方が、楽しそうなのに。
例の如く、楽しげに突然割り込む声はいつものもの。
…苦手だと思われて様が、恐らくお構いなしだ。]
[ ふっと、眼を細める。
黒のシェイド越しの瞳は、碧から黒へと色を変え。
ひゅぅと風が彼を中心に巻き起こり、何処かへと飛び去った ]
[あ、ちょっと言い過ぎたな。
とか思ったのはキョウヤが一歩近づいた時でした。時遅し]
あー、うん、手間かけたんはうちが悪かった。あんがとさん。
キョウヤんはキョウヤんやもんでつい、その…そんなアカンかった?
[一個目の内容からして文句だったんで、後の二個に備えて慌てて立ち上がる。尻に付いた土を払い、手も払って誤魔化し笑い。
蒼龍はうちのせいやない!と思うも、お口チャックで保身を図る。
そうして、三個目。
言葉と共に現れる戟、眼鏡の奥で目が金色に染まる]
――っあほんだらー!
ダチやったらヤツ止めんかいっ!
[音が鳴るほどの踏み込みに、背にした木を避け斜め後ろに飛ぶ。
着地と同時に手を天に伸ばす。黄龍のよな長い剣穂が風に靡いた]
[すたすたと、校舎内に入る。
それと前後するように、屋上には紅鴛がふわり、と飛来して]
……取りあえず、出入り口は各人に反応するように組み上げればいいから……。
後は、外殻を強化して……。
[ぶつぶつと呟きつつ、階段を登っていく。
ちなみに例によって、人がいるとは思ってもいない]
……美しいっつーか、単なるメイワクだろ。
[唐突に割り込む声。
出たな、なんて一瞬思ったかも知れないが。
取りあえず、投げやりに返すのは、自身の率直な感想]
今、鳳凰の神社に居るんだけど……。
[今のところ音しか聞こえないらしく、それ以降が続かない。他から見えないと言うことは、己からも周りが見えにくいということ]
…親友のために、は分からないな。
無いとは言い切れないけど。
[不意に割り込んできた声はもはやそう言うものだと諦めて]
いや…むしろやりかねない、かも。
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