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降るといいな。
[足は中心部へと向けられていく。
人の居るであろう、場所へ。
じゃらり――玉が奏でる、音色。]
ひふみよいむなやここのたり
ふるべ ゆらゆらとふるべ
[響く、凛とした声。
朗々と、遠き国の詞が唄のように紡がれる。]
――闇罔象(クラミツハ)。
[黒が、揺らめいた。]
空を覆いしは雲 雲を作りしは水
落ちる水は寒き冬には六つ花となり
大地を白く包みゆく――
[まるで誰かに対して語るようにやわらかな声。
じゃらりと奏でられる音色と共に遥かの遠くまで。
紡がれる旋律に重なるように。]
<言の葉通りに、空は翳りゆきて、>
貴女に向けて投げたところで、避けられてしまうでしょうね。
…でも、このコードが完全に断ち切られるのは
――早い回復を望む今の貴女には、好ましく無いのではないですか。
[此処を出たいならば、尚更。
何処か挑発的に、ゆるりと首を傾いで見せて。
…引き下がる黒に一度翠を瞬けば、此方も戦意を無くしたかの様に
徐に壁へと刺さるナイフを抜き取った。]
我慢して頂けるようで、それは何よりです。
其の調子で、刻が来るまで大人しくしていらして下さいね。
…今は暇でも、その内『仲間』もいらっしゃいますから。
[何の仲間かとは、口に出しはしないけども。
翠を細めて、浮かべた笑みから。安易に想像は着くだろうか]
――遊戯に負けた者同士、傷でも舐めあっていたら如何ですか。
…と言う意味ですよ?
[くつりと、喉を鳴らして。白銀に煌く刃を仕舞い直すと
黒い棒を握り締めたままなのは承知しつつも、
躊躇う様子も見せず、ひらりと手を振って相手へ背中を向ける。
真直ぐに向かうのは、地上へと向かうエレベーター]
ご主人様のお望み通り動けるのなら
どうぞ、お好きに動いて下さっても結構です。
[この場所から出れるのなら、ね。
冷やかな響きを残して、鉄の扉の開いた先へと、踏み出して。]
『ん――上手く行った、かな』
[ぱさりと、折り畳み傘を広げる。
白のちらつく廃墟を見つめ、眼を細めた。
虚偽の言葉は、奏でられる音と声により、真実と成る。]
白く、白く、白く――
全てを覆い尽くすように。
[しん、しん、しん、と。]
[ふ、と、感じた違和感めいたもの。
すぐ側の窓の方に視線を向ければ、舞い散る白]
……。
[旋律を紡ぐ手を、一度止めて]
Obwohl ich sage, das ich in Winter kalt bin.
In der Tat bin ich sehr warm.
Die Warme einer wichtigen Person.
Es wird so nah empfunden….
[再び織り成し始めた旋律と共に、小さく、歌めいたものを呟く]
嗚呼、嫌って頂いて結構ですよ。
好かれる心算も、ありませんから。
[振り向き様に、笑みのまま飛んでくる枕を片手で受け止める。
ばふり、と空気が鳴って。僅かに羽根が跳び散った。
指差す相手に、くつりと、喉を鳴らして。]
――元気になったら、お待ちしていますよ。
「エンジェル・リッパー」
[静かに、冷やかに。言葉を投げる。
――鉄の扉が、*閉ざされた*。]
[音を奏でる事に気を取られて、
ユーディットへの問いの答えが返ったかは、知らず。
そして――
鈴により伝えられる音波が影響を及ぼすとは、思わず。]
―???―
[余程注意していなければ判らない程――微かに響く低い駆動音。
其れが止んで、暫しの後。
白い壁に隠された鉄の扉が開かれる。
――モニタールームに誰の気配も無い事を確認して
ゆっくりと室内へ、足を踏み入れた。
モニターから洩れる音声の中に混じって、カツ、と足音が響く。]
……、…
心配する必要も無かったですね。
[むしろ五月蝿い。と、僅かに眉を寄せたままぽつりと呟く。
受け止めたままの、羽根が飛び出て半分になった白い枕を
無造作にモニタールームの端へと放り投げれば、
部屋の隅でばさりと羽根が舞い散った。]
<雪は、平等に降り注ぐ>
[紡がれる音の聞こえし者に、平等に。
其処が何処であれ。
それは――つくられた真実なのだから。
天の降らす六つ花はなく。]
<目に映る白も、手に触れる冷たさも、解けゆく滴も>
[全て、全て。
うたかたの夢。]
/*
そう言えば、音伝わってしまうよなと、補足しておきます。
言霊は、要するに「音の伝わる範囲に幻影を見せる」能力です。
アイテムを使って、範囲の拡大を行っていますが。
ただし幻影とは言え、抗う意志の力が足りなければ、真実と変わりはなく。
五感の全てに訴えてきます。痛覚も無論、感じると。
なお、範囲外の人間が当事者を見ると、間抜けなこと間違いなし。
*/
帰る、か。
[ふと思い出すのは抜けたグループのこと。
いつかは戻ると約束した人のこと]
でも今はそれ以上に。
[負けられない理由はあった。いつかを引き寄せる為にも。
恐らくはもう消えているのだろう彼との約束の為にも。
何よりも、自分の未来を再び掴み取る為に]
―廃墟の過去―
[日碧と騒いでいたら、そこに現れたのは裸足の李雪。
一瞬あっけにとられ、それから重いため息]
…李雪。
[眉間に皺寄せ、小さく息をはくと少女の前に立ち、腰を屈めてその目をじっと覗く]
[流れてくる柔らかな旋律。
やがて空から白が降ってくる。
壊れた天井から舞い降りるその一片を手に受け止めた]
Es schneit.
Das Weiβ, um sich darauf zu wickeln, ist schon.
Es ist nachst Tur zum Tod.
[途切れた旋律が再び流れ出す。
その音を振り払うかのように、小さく紡いで]
―― Kampfformanfang.
[息を吸い、その言葉を口にする。
露草色に戻っていた瞳は緋色…昼間より鮮やかなそれに変化した]
[ふと。響いた音に、ゆるりと瞬く。
鈴の音が紡ぐ韻は、此方への伝言ではなく――]
――、…。
[と、白い羽根と共に、ふわりと舞い降りた白に気付いて。
掌に触れるように舞い降りた冷たい其れに、僅かに眉を寄せた。
本来ならば、室内に降るはずの無い、其れ。]
……、…少しぐらい考えれば良いものを。
[溜息混じりに、ゆるりと視線を上へ向ける。
恐らく、屋外に降り注ぐ程では無いにしろ――
まさかモニタールームに影響は出ないだろうな、とぼんやり考えて]
/*
ある程度、能力について知ってることにしちゃいましたが、オーケイ?
耐性は無い方向で。せっかくなので反映してみたり。
*/
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