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……さて。
どうやって、あっちを止める、か。
[炎と雪のぶつかり合いを見つつ、カードを用意する]
……相手が精霊使いなら……やっぱ、これが一番有効か!
[どこか冷たい笑みを掠めさせつつ、カードを用意して]
……魔導の象徴の名の下に。遍く力に、気だるき衰えをもたらさん!
[ゼルギウスに向け、投げるカードは二枚。
『魔王』と『衰退』。
もたらすのは、周囲の精霊の力を僅かに弱める効果。
勿論というか、古代語魔法の呪文のように、完全な打消しなどは不可能なのだが。
干渉に手間取れば、相手の動きを鈍らせる事もできるはず、と判断して]
ふむ、準備運動ですか。それも良さそうですが、ブリギッテはどうしていますかねえ。
/*
若干悩みつつ、ブリギッテが来れたときのために手を開けておこうかと。てわけで導師がんばってくださいね(にっこり)
[吹雪が視界をさえぎる]
だ、が、この程度!
はぁぁぁぁぁ!!!
[纏う火炎を強化する]
[雪や霙の礫が軍刀の周辺で一瞬に気化し、風で飛ばされた後一気に凍り付いて、背後でダイアモンドダストが生じている]
[寒さは防げる、しかし風圧と衝撃により、進む足は鈍る]
[だがそれでも、敵に向かってただ前進する、そうやってどんな防御も、防衛陣も、攻撃力のみで打ち破り、焼き尽くしてきた]
[そして]
っ破ぁ!
[懐に飛び込む大地を擦り上げるような太刀筋、ベアトリーチェとの戦いで見せたのと同じ、防御ごと焦がす火炎の剣]
まだ寝てるとしたら、ぎゅん爺が傍についてるはずですが。
さて、起きたかは確認してませんね。
それじゃあ動き始めた時のために学長は待機と言うことで。
こちらは俺が相手しておきますよ。
/*
了解、2on1バッチコイですよ。
[共闘を決めたベアトリーチェとカルメン。
その様子に口端を持ち上げ]
おっと、そこの生きた盾はそっちで見物な。
まだ痛みは引いて無いだろう。
[そう言うと、パチンと両手を合わせ、その両手を地面へと叩きつける。
途端、バチッと凝縮されたマナが床を走り、ヘルムートの足元へと到達。
アクリル板のような透明な壁でヘルムートを囲むと、そのまま壁際へと押しやった]
L'anima di naiad.Risponda alla mia voce.Venga a dare un sonno pulito in tutto come impanato ad una goccia nato dalla madre mare chiamato la pieta!
〔水の精霊よ。我が声に答えよ。敬虔なる母なる海より生まれ落ちた一滴を糧として全てのものに清らかな眠りを与える存在となれ!〕
[エリアの特性上、風よりも水が合うと判断し、水の精霊の守護結晶体を召喚するべく詠唱に入った――その時、飛来した二枚のカードがゼルに命中した]
(しま……あれ?)
[ダメージはない。だがおかしいと思った瞬間、頭に鈍痛が走った]
(干渉魔法か!)
[痛みが詠唱に影響し、思うように魔法が練れないが、それでも水の精霊を召喚した]
Acqua Una principessa!〔水姫!〕
[しかし、干渉の影響か、本来の大きさの半分程度の妖精型水の精霊が召喚された]
そんじゃこっちは俺一人だ。
いつでもかかって来て良いぜ。
[魔法素材は再び碧の異界龍へと持たせ。
自分の傍からも離す。
碧の異界龍は、壁際へと追いやられたヘルムートの上(と言っても簡易結界の天辺)へと降り立った]
「ほなワイは見物さしてもらうわー」
ふむ、やはりいいバランスの攻防です。これは、どちらが勝つか読めませんねえ。
[ずずず、とハーブティーを啜りながら、高見の見物続行]
しかし、ふわふわは、多めにしておくべきですか。
[ちらと、別の場所に視線をやって、ふわふわをまたまた増量中]
来たか…いいだろう…全てを拒みし氷壁よ
[進む速さを減退させたが、それでも進んでくる様子に目を細め、密やかに呪を紡ぐ。
先ほどは。接近戦ならともかく。などといったが。剣士と相対するのに接近戦をせねば意味もないと。気迫をこめ、氷の守りを左腕一本に絞り込む。
とはいえそれだけではあの強化された炎は防げないのはわかるが]
(はてさて。アルの術はどの程度か)
[考えれば結界などは第一層のときしかみていないが、それを信じる。
そしてゲルダが直前に迫ったところをみて不意に前に出でて、体を横にそらしつつ。振り切る勢いがつく前に。軍刀の刃部分。その根元を左手で握る
直後せめぎあう衝撃は感じて、刃の部分に触れる手のひらは勢いに切られそして焦げ付くが]
…くっ…だが…メラニー。放てっ!!
[その言葉に、いまや遅しとまっていた、メラニーがゼルダの懐をめがけて至近距離に近づけていた右腕よりサンダーブレスが放たれる]
あの状況で、召喚成功させるかっ……。
[現れた水の精霊の姿に、小さく呟く。とはいえ]
……は。面白れぇ。
[それはそれで、阻み甲斐もある、などと考えつつ、カードに紅でルーンを描く]
我に近しく、最も遠き月闇の波動、貫きの一閃となりて、駆けよ! 闇夜槍!
[ナターリエとゲルダのぶつかり合いに、無茶しやがる、と思いつつ。
ゼルギウスに向け、闇の力の槍を解き放った]
ぐぁあああ!!
[激痛]
[懐に零距離からのサンダーブレスが撃ち込まれる]
だ…が…!
[防御姿勢はとらない]
[両腕は軍刀を握っている]
[さらに力を込める]
[いくら魔術防壁が追加されているとはいえ、この自分の剣をいつまでも片腕で支えられるものなどいはしない]
[自分が動けなくなるのが先か、相手の腕が斬り飛ばされるのが先か]
[肉の焦げる匂い]
[これは自分のものか相手のものか?]
ゲルダ!
[水姫を使ってゲルダの援護も成功させようとしたが、未だに残っている干渉魔法のせいか、多方向に魔法や意識を飛ばしている余裕が持てない。額に脂汗を浮かべながら、ライヒアルトの放った闇夜槍を打ち砕くため水姫を操る]
水姫! 迎撃!
[妖精のような水の羽を羽ばたかせ、両手に水の玉を生み出して闇夜槍と相殺させる。だが、聖属性や光属性ではないため、水姫の左腕が消滅した]
くっそ……。干渉さえ受けてなければ……。
[唇を噛み締めて悔しがる。ゲルダへの援護も干渉を受けてしまっている自分にも歯噛みしてしまう]
水姫! そのまま水球爆!
[残された右手の水の球を強大にし、ライヒアルトへと撃ちだす。その周囲に、雪の欠片を付着させ、表面が氷状へと変化して殺傷力が増した]
[二人が相談している間は別の方向に視線を向け。
何やらぽりぽりと後頭部を手で掻く]
…死なない程度に死に掛けるってのは、実のところ生徒同士で作りだしてる部分が大きいよなぁ。
[本気のバトルをするのだから、当たり前とも言う。
バトルフィールドの様子を確認した後に二人へと視線を戻して。
頭を動かして首をこきこきと鳴らす。
その後に屈伸やら手足をぶらぶらさせてストレッチ]
剛毅だなっ!
[肉を切らせて骨を絶つつもりで放ったサンダーブレスを受けて尚。両腕を離さず攻勢を止めない姿勢に厄介な。とひそかな賞賛を持ちながらも、握る左手に更に魔力をこめる。
とはいえ。明らかに相手の炎がこちらを浸食させていくのが速い。]
奇手は通じないのはわかった。接近戦ではやはり勝てないな
[黒衣こそその特殊な品ゆえに無事なれど。既に己の左手は…そしてそのままいけば腕は焦げ付き炭化していく
肉のこげるいやなにおいなど感じることもなくその激痛に脂汗がでるが、それでも表情は尊大に。メラニーにサンダーブレスを続けて放たせ。密やかに呪を続けながらも、両腕の黒衣より。黒の布が鎌状の刃となって。両腕の筋を切り裂かんと走らせる。
その拍子に。指、手。または腕を切り落とされるのを覚悟で黒い布を後ろに脚のようにのばして大きく後退しようとする]
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