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……失われたからと言って、止めるわけにも行かない、のよね。
[手をかけた者の判別が出来なくてもやらなければいけないと。
誰に言うでもなく独り言つ。
その声は酷く冷静で、感情の籠もらないものだった]
[ゆるゆると、頭の中で何かが解けて行く。
けれどエーリッヒはそれに気付かない。
誰が人狼なのかを知る術は持たない。
持たないからこそ、取れる手段は限られる。
やらなければ、そんな想いが頭の中にするりと舞い込み、意識へと染み渡って行った]
アタシは、一旦帰るわね。
また明日来るわ。
[宵へと足を踏み入れるような時刻。
部屋を借りる心算も無かったから、食堂に残っていた者達にそう言って席を立つ。
夕食も自宅で済ませる心算で居た]
[宿屋を出る前にブリジットの頭を一度撫でて、「じゃあね」と笑みかけてから外へと出る。
ひんやりとした空気が身体を包み、前が開いていたコートを手で握るようにして閉じた。
その頃にもなればリスも大人しくなり、冷える空気に触れぬよう、ポケットの底で丸くなり暖を取っている。
自住居穴へと戻った後は、食事を取って静かに休息を取るのだった]
─ 翌朝/自住居穴 ─
[その日の目覚めは穏やかな空気に包まれていた。
リスが、何も騒がなかったのである。
目覚めはいつも通りの時間。
リスは餌を求めてエーリッヒの周囲をうろちょろと動き回っている]
……今日は静かなのね、パラッシ。
[指の腹でリスを撫でようとすると、餌を強請っているのか指先をカシカシとして来た]
……………………。
[あまりに平和な光景に逆に脱力して、のろのろとした動きで起き上がると朝食を先に用意する。
支度を整えるといつものようにコートを羽織り、自住居穴を出て行った。
向かうのは勿論、皆が泊まる宿屋]
[夢を、見た。
父も母も共に暮らす頃の、北の寒い村にいた頃の夢。
笑う2人に一生懸命話す自分がいる。
柔らかい笑みを浮かべる二人がいる。
いつしか、穏やかな調べが遠く山の向こうから聞こえる。
ひどく心落ち着くような、美しい笛の音色のような。
両親は山の方を指さして、ニコニコと笑う。
いつしか目に見える全てはくにゃりと曲がり
円を描いて真ん中に渦となって吸い込まれていき
―――ゆっくりと目が覚めた時、枕は湿っていた]
―翌朝―
[顔を洗って食堂へと降りる。
自衛団員がざわめいてみえるのは、
夜のうちに人狼による犠牲が出たか、
また出たならば誰なのか確認できぬ為だろうか。
昨日は、ミリィの潔白をそれ程言ってはいない。
チラチラと部屋の方を見て、気にする素振りで端に立ち、
ポケットに手を、入れる。]
─ →宿屋 食堂 ─
[宿屋に入ると自衛団員が確認するようにこちらを見てきた。
また襲われた者が居ないかを確認しているらしい]
…今日は誰も襲われていないんじゃないかしら。
[ぽつりと零した言葉に自衛団員達が酷くざわめいた。
何故そう思うのかと問う声が上がる]
パラッシが、大人しかったから。
[告げた理由は自衛団員達にとっては理解しがたいものだっただろう。
ふざけるなと声を上げる者も居る]
アタシがそう思っただけだから。
本当かどうかは自分達で確かめてみれば良いわ?
[自衛団員達を映す隻暗緑に感情は籠もらない。
淡々と告げて、最後に緩く口端を持ち上げた。
それは少し不気味に見えたかもしれない。
その横でリスが呑気に「クルル」と鳴いていた]
[カルメンの問いには、彼女の仕草を見て答えなかった]
団長は知ってた筈だ
[それはつまり、団員も知っていたのではないか、と。
言外に含めてもいた]
[ウェンデルが先に居たならば、挨拶をする。
彼を早い時間に見るのは珍しい気がしたが、
ベアトリーチェと親しそうにしていたのは見ていたから
そこについて、ゲルダが突っ込むことは無かった。
自衛団員が声を荒げたのを耳にして視線を向ける。
リスを連れた長身を見止めて、足をそちらへと向ける]
…、
[ポケットから文字を書き付けた紙片を出し、
彼に見せようと差し出した。
そこには、『ブリジットは人間』と、書かれている。]
[声を使う彼女に対する注意に
金の狼も頷いた]
三人だ、カルメン。
――ベアトリーチェの事は、言わずに悪かった。
[理由も説明もなにもなく、
ただ謝意を伝えて]
― 朝:宿屋 ―
ん、はよ
[挨拶には、琥珀を瞬かせ、笑う。
エーリッヒがやってきた時のざわめきに視線をやったが、
自衛団員の姿に緩く口元に笑みを作った。
ゲルダの動作には、怪訝そうにするものの、
声をかけたりはしない]
[ウェンデルの笑みと、エーリッヒの笑み。
それからエーリッヒがウェンデルかける言葉に、
少し表情緩めて、ふたりを交互に見る。
それでもチラチラと部屋の方を気にするのは、
誰が現れるかで―――身体を揺すり、落ち着かない*]
怒っちゃねぇ。
気にする事でも無ぇよ。
[告げる言葉はぶっきらぼうに。
エーリッヒの答えには、怪訝そうな顔をした]
そりゃ確認はするだろうが、
なんでまた、そんな風に思ったんだ?
[放された栗鼠を眺めつつ、
団員と同じ事を問う]
─ 前日/宿屋・自室 ─
[一頻り、楽を紡いだ後、笛を置いて。
笛と共に包んであった剣を引き抜き、指先をその刃に軽く滑らせた]
在继承飛水星的血和工作的者,流星的名。
(フェイ・シュウェシンの血と役目を継ぐ者、リュウシンの名において。)
绿宝石的守护的咒文,的收到的。
(翠玉の守護の呪い、届く事を。)
[小声で紡げば、指先から滲んだ紅は銀の刀身へと吸い込まれ、柄に飾られた翡翠が微かに光を散らす。
──同時、花を象った組紐飾り──ミリィに渡したそれの中央にある玉が微かに煌めいたが、果たしてそれには気づかれたか]
……正式に継いでるわけじゃないし。
媒介がないと届かないのは已む無し、か。
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