68 アナスタシアさんとお菓子の生る木
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― 地上・中庭 ―
ミニちゃんが空飛ぶバンシーちゃんになったら、
あれじゃね、えんじぇるみたいじゃよね。
背中に鳥みたいな白い翼が生えちゃうんじゃね。
そしたらじいちゃん、死の予告されちゃってもいいかも……。
[カップを渡しながら表情を緩めて妄想をしていたが、
ドミニカの問いかけ>>72には鷹揚に頷いて]
水分補給して元気も出たしのぅ。
皆がニキちゃんと『お話し合い』した後の事を準備しとかんといかんからねえ。
(76) 2011/11/20(Sun) 23:03:25
―低空―
[炎の壁を生み出し、視線は再び上空へ向かいます。
詳しい内容はわからずとも、白龍と紅の交差で何か攻防があった事は見て取れました。
そちらに意識をとられていると、唐突に炎の壁へ衝撃が>>74]
オイッ!
[怒鳴り声は風が壁を突き抜けた後にしか届きません。
そして風がしようとしていること、落下してくる紅と追う白に慌てて炎の壁を消そうと再び指が鳴りました。]
(77) 2011/11/20(Sun) 23:08:55
─ 上空 ─
[本性ではないから完全な速度は出せぬものの、しかし、それでも加速は相当なもの。
下からの風の援護>>74もあるならば、落ちる所に追いつくのは容易いか。
ちなみに、炎を突っ切るオリガの姿には、ちょっとだけジト目になった]
暴れてみたり落ちてみたり、せわしねぇんだっての!
[それでも、意識はニキータの方へと向けて。
落ちる前に支えるべく、手を伸ばした]
(78) 2011/11/20(Sun) 23:09:55
― 上空 ―
[風のおかげで落下速度が緩み、まともに炎に突っ込むことはなんとか避けられたが、熱した空気は肺に流れ込む]
げふっ!
[まだ残る炎が、黒い翼を舐める]
(79) 2011/11/20(Sun) 23:10:43
― 空中 ―
自由に動けなくなってる子がいっぱしの口利かないの!
私に向けられた火じゃないから平気よ。
[ピシャリ][叩きつけるように掠れ声>>75へと言い返す]
[二つの気が過多になってる身体を受け止める方が力は消耗する]
[両手を前に突き出し何とか支えようと][プルプル]
[怒鳴り声>>77に振り返る余裕はなく首だけ竦めた][ヒャッ]
(80) 2011/11/20(Sun) 23:11:45
― 中庭 ―
―― はねが、はえたら、バンシーじゃない、とおもう……
[ウートラの言葉にこてりと首をかしげて、冷静につっこみをいれた。
エントのお爺ちゃんの死の予告にバンシーがいっても、なんだか復活しそうだと思ったのは内緒。
話し合いの後の準備、といわれてああ、と納得した]
……そか、そうだよね……
うん…… おてつだい、する。
[どんな準備が必要かはわからないけれど。
上で行われている攻防をかんがみれば、取り敢えず怪我の手当ての準備ぐらいは必要かも、と考えた]
(81) 2011/11/20(Sun) 23:12:11
グレゴリーは、なんつーお転婆だ!と内心で怒鳴ったりもしたようです。
2011/11/20(Sun) 23:12:49
― 上空 ―
[炎が消えたのと、ユーリーの手が届いたのは、ほぼ同時か。その時には、すでに意識は半分喪われて]
[翼から元の姿に戻った黒いコートからは、ぷすぷすと白い煙が上がっていた]
(82) 2011/11/20(Sun) 23:14:09
ニキータは、メモを貼った。
2011/11/20(Sun) 23:16:30
─ 上空 ─
[『火』には色々と、色々と、きつい思い出もあるのだが、今はどうにか横へと蹴っ飛ばしておいて。
炎が黒い翼よりも先を飲み込む前に、がし、と腕を掴む。
それと同時、炎の壁も消え失せて]
……ったぁく。
[ばさり、龍翼を一つ、羽ばたかせて滞空しつつ、ため息一つ]
生きてるかー……って聞くより、治療した方が早い、か。
(83) 2011/11/20(Sun) 23:20:06
― 空中 ―
ユーリ。ありがと。
[フワッ][落下する身体が支えられたのを見て風の力を緩める]
[ジト目>>78は笑って誤魔化しながら息をついた][ホウッ]
そうね。まずは手当てしてあげないと。
このままだと話どころじゃないわ。
(84) 2011/11/20(Sun) 23:23:47
[ガッツリ守ろうと作った壁は、少々火力が強すぎたようでした。
完全に消えきる前に突っ込んできた黒い翼を炎が舐めていこうとします。>>79]
だーっ、散れ散れ!
[急ぎ散らしましたが、既に手遅れ。
黒コートからは白い煙が上がってしまっておりました>>82]
(85) 2011/11/20(Sun) 23:23:52
― 地上・中庭 ―
そこはあれじゃよ。
バンシーを超えた存在になるんじゃ。
ねお・バンシー的な。
[冷静な突っ込み>>81にもめげずに、新しい種族を生み出そうとしていた。
……ニキちゃん縛るためのロープとかも要るかのぅ。
[攻防が収まったらしい様子に呟くものの、何か取りに戻る様子はない。
俯いた老人のローブの裾から木の根が伸び、
土に突き刺さるまでは普段通り。
続いて、ぴし、ぱきり、と亀裂が入るような音がして老人の体が膨らみ始め、身に纏った黒い布は幾枚もの葉へと変わり、ざわざわと音を立てた。
数度の瞬きのうちにヒトとしての輪郭はぼやけ、今までの背丈の二倍程の一本の木へと成り果てる]
(86) 2011/11/20(Sun) 23:29:24
グレゴリーは、 ユーリーがニキータを無事捕獲した様子に一つ息を吐きました。
2011/11/20(Sun) 23:31:59
―空中―
どうやら大人しくはなってくれたようだな
[魔人は高度を上げ、滞空しているユーリーへと近づきました。
煙を上げるコートに手を伸ばし、スゥっと熱を取り込みます。]
こっちも少々大人しくして欲しいところだが
[ついでに風の乙女にも手を伸ばし、焦がした部分の熱を吸い取ろうとしたことでしょう。]
(87) 2011/11/20(Sun) 23:32:13
まだ…足りないのに…
[木の意志はまだ、消えてはいなかったから、焦燥は残っている]
でも、もう…誰も…
[相反する意志も、同じように]
(*2) 2011/11/20(Sun) 23:34:38
グレゴリーは、メモを貼った。
2011/11/20(Sun) 23:34:45
─ 空中 ─
[笑って誤魔化す様子>>84に、蒼を更にほそーくしたりしつつ]
ああ、そーだな。
これじゃ話す以前の問題だし……降りるか。
[言いながら、とりあえず、掴んだ腕を自分の右の肩に回すように引っ掛け、左腕で支える姿勢を取り]
……そっちも、ダメージ受けてんなら、治療しろよ。
[自分もまあ、額に引っかき傷ができていたりはするのだが、突っ込みは飛ばしておいて]
ん、ああ。
とりあえず、後は降りて、治療してから、だな。
[やって来たグレゴリー>>87に一つ、頷いた。
頷きに、二重の意味があるのは、きっと言わずもがな]
(88) 2011/11/20(Sun) 23:35:07
― 中庭 ―
――そんなのは、ちょっと、ちがう、とおもう……
[わけのわからない種族になりそうで、遠慮する、と首を振った]
あやつられてる、なら……いるの、かなあ……
でも、ひつよう、なさそう……?
[空へと視線を向ければなんだか煙を上げている様子が見て取れて。
其れで拘束するのはかわいそうかな、と思っていたら。
おじーちゃんが大きな木になったのを見て驚いた]
……わぁ……
(89) 2011/11/20(Sun) 23:36:03
ウートラは、メモを貼った。
2011/11/20(Sun) 23:38:53
―空中―
あっ。その。
あなたもありがとう。ごめんなさい。
[ハッ][ついでと伸びてきたグレゴリーの手>>87に慌てて謝った]
[酷い火傷を負わずに済んだのはすぐ気付いて消してくれたから]
[いつものようには言い返さず大人しく受けた][ソッ]
大したことにはなってないったら。
[額の引っかき傷>>88を見ながらもう一度笑った][ウフッ]
(90) 2011/11/20(Sun) 23:42:22
― 上空 ―
[熱が引く感覚>>87に、薄く瞼が開く。覗く色は、紅]
…離せ…まだ…
[熱気に喉を焼かれ、掠れた声が、漏れる]
…まだ、足りない、から…
(91) 2011/11/20(Sun) 23:44:25
ニキータは、お菓子の生る木へ引き寄せられるように視線を向ける
2011/11/20(Sun) 23:45:57
─ 空中 ─
[額に視線が向いた>>90のは気づいていたが、それに関しては何も言わなかった。
言うより先に、飛ばす突っ込みが出てきたから、とも言うが]
ここで離せ、っつわれて、頷くヤツがいるかい。
……ったく……。
[はあ、と大げさなため息一つ。
手が使えたなら、額に当てていた所だった]
……まだ足りない、っつーんなら。
自分で行って、供給してみるか?
[それから、やや投げやりな口調でこんな事を言ってみた]
(92) 2011/11/20(Sun) 23:51:12
―空中―
[大人しく謝るオリガに、魔人は口の端を少し引き上げます。
こちらも思うところがあったのか憎まれ口は出ませんでした。]
あーなんだ、二人ともお疲れさん
薬・・・どこに
[置いたっけな、と言いかけて、掠れた声>>91に眼を眇めます。]
だーいぶ深く毒されてるな、こりゃ
(93) 2011/11/20(Sun) 23:52:11
― 地上・中庭 ―
『そうかい? 残念じゃのぅ……。
でも、そのままのミニちゃんが一番じゃよねえ』
[ドミニカの否定>>89を聞いて落ち込んだ雰囲気を漂わせたものの、すぐに立ち直った。
樹の形にはなれど幹には顔と思しき亀裂や虚があり、枝は手のように左右に二本伸びている。話す言葉もエント語ではないが、くぐもった声音になっている]
『薬の類は屋敷の中にあるじゃろう。
ミニちゃんはそっちをお願い出来るかい』
[怪我の手当ての方を任せようと声を続け、己はお菓子の生る木の方へと向き直り、地上に引き出した根を伸ばす。
本体は狙わずその周囲の土へと囲むように突き刺して、木へと向く地脈の流れを変えてようと試みる。直接のダメージにはならずとも、暴れようとする力は押し留めようと]
(94) 2011/11/20(Sun) 23:53:50
― 空中 ―
………
[ユーリーの言葉に>>92、少し考える素振り。けれど、答えはせずに、片手を相手の額、自らのつけた傷に伸ばした]
…痛ま、ねえ?
(95) 2011/11/20(Sun) 23:55:51
やっぱり…それがいい、か。
[痛みと、焦燥と、混ざり合ったそれに、たった一つ、合致する答えを見つけて、ほっとしたように、囁いた]
(*3) 2011/11/20(Sun) 23:57:59
― 中庭 ―
…… うん……
[そのままが一番、という言葉にこくりと頷き。
大きな木になったウートラの、顔を思しき場所を見つめる]
――わかった……とってくる、ね。
ウートラさん、も、むりしない、でね。
[何をしようとしているのかはわからないけれど、本性をさらすほどのことだろうと案じる言葉をかけて。
屋敷のなかにお手当て道具をとりにいくのだった]
(96) 2011/11/21(Mon) 00:01:14
―空中―
[ユーリーの傷を気遣うようなニキータの姿に、魔人は顎に手を当てます。
操られていても友を心配しているのか、まだ木の意思に従い何かしようとしているのか、見定めるように漂っていました。]
(97) 2011/11/21(Mon) 00:02:06
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