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[森の中を歩いていると、少し離れたところに人影を見つける。]
あれ? えーっと、ブリジットさんでしたっけ。
何、してるんですか?
[声をかけて近寄る。]
[ごろごろと数十個のポテトと焼き茄子を取り出してオーブンへ]
こういうとき火炎だったら楽なのかなって思ったりしますね。
まあ・・・料理に魔法は邪道かな。
[言いながらも手は止まらず。常識外の速さで料理は完成していく]
[ゆるり、]
[顔が相手へと向くのに連れて髪が流れる]
[海より深く][闇より淡い][左眼を隠す青]
ん。
何か、無いか。捜してた。
それから。
機精、何処か。行ったらしくて。
[ぽつぽつ、][途切れ途切れの言葉を発する]
< 猫はいつのまにか、真っ白な猫のすがたにかわっていました。多分、アーベルが出て行った頃に、かわったのでしょう。二匹でてちてちぺちぺちぺろぺろ。くりかえす様子は、すごく熱心に遊んでいるように見えたでしょうか。
入ってきた人影に、最初は気付かず、黒と遊びながらそのうちはたと目をそちらに。 >
あ、マテウス。
< 猫のことばは、わからないでしょう。でもいつものこと、なのかもしれません。
あら、そういえば、イレーネたちの位置も変わっています。不思議なことです。と、黒に一撃くらって、猫もおおあわてでねこぱんち☆ >
[おお語彙が増えてる!と、密かに驚いたかもしれない]
何か、か、あなた自身は、何なのかな?
[目を細めて、無意識の問いを口に乗せ…機精という言葉に、僅かに首を傾げる]
機精というと、ギュンター殿か?どっか行ったって、どこへ?
[彼が感じた通りに、機鋼の属ならば、もしかして知っているかもしれないと思って問いを重ねた]
[ポケットの中で、半ば存在を忘れ去られていた機器が動作したので、驚いて取り出した]
……。
[特に返答はしなかったが、どうせアーベルは何も言わないだろうと思った]
[黒いにゃんこは白いにゃんこが随分気に入ったようすで自分よりちょっと大きい彼とそれはもう全力でじゃれ合いじゃれ合い。
飼い主のことなんか忘れて幸せそうに猫パンチを食らってころころ床の上を転がっていた]
[さて、そのころの飼い主は、哀れな竜の少年を玩具にしていた遊んでいて。
大きな魚とともに現れた男にちらりと視線を向けただろう]
なんでもないさ。ただのにらめっこ。
[ねぇ?と同意を促すように視線だけをイレーネに向けて]
お待たせしました。
[厨房から大きなお盆をもって。]
今日は・・・時間がなかったので簡単なものにしました。
ジャガイモとナスを焼いて。味はついてますのでそのままどうぞ。
それに南瓜の花とニンニクの炒め物とコンソメスープ。
マテウスさんのお魚は普通に塩焼きにしてみました。
お肉なし希望の方が多かったので野菜主体です。
[テーブルの上にお皿を並べ]
何?
……は、何?
[問いに返す問い]
[意味が解らない]
[そう言うように]
さあ。
聞いただけ。だから。
…………、
[時空の竜の、][名が思い浮かばない]
翠と紫の睛の、から。
[それでも、視線は中央部へと向いた。]
[ゆっくりゆっくり木々をぬって空中移動。時折姿を現す小動物を見て、のどかなもんだ、と小さな笑みを浮かべた時だった]
…!?
[風がざわめく。『止まれ』、と風に言われ、宙へと停滞する。直後、目の前に一つの影が現れた]
おあ、ブリジット?
[間抜けな声を上げる。先程までは気配がしなかったはず、と不思議そうに少女を見た]
―森林地帯―
[木々の間を縫う道を、鉄馬の唸りが切り裂き走る。
受ける風に揺れる前髪。]
…ん?
[違う風を感じて見上げると、
…空飛ぶオッサン。
疲労による幻覚だろうかと、思わず額を押さえ、そのシュールな光景を見上げる。]
――うん。にらめっこ。
[ヘルガさんの同意を促す視線に、こくこくこくと頷いた。
笑いが怒るどころか、椅子移動なにらめっこなんて
……聞いた事ないけど。でも、にらめっこだと思っておく。
と、運ばれてきた料理に、わぁ、と思わず声を上げる。
さっき、厨房に入ったばっかりなのに。すごいな。
おいしそう。スープ欲しいなぁ。熱いかなぁ。]
これ、おねーさんが、全部作ったの?
[最初の問いに答えが返らなかったことは、実はそれほど意外ではなく]
自分のことを、名前しか知らない?
いや、アーベルというのは、本当にあなたの名前?
[それでも確かめるように、問いを繰り返して。けれど視線は、共に中央部に移る]
機精殿から時空竜殿へ連絡があったということかな。
わっと!
[中りをつけすぎたようです。危うく正面衝突]
うん、こんばんは、ハインリヒさん。
[まだどこかぼんやりとも見える姿のままご挨拶。
で、同じタイミングで別の方向からも声が掛かって]
ひゃっ!?
[小さく悲鳴を上げながら振り返った。
そこにはこの場に満ちる翠樹の気配に、僅かな違和感を刷いた人]
え、あ。ミリィさん。
ええと、ちょっと探しもの?
[びっくりしたぁ、とか何とか言いながら]
…さっきの違和感、ミリィさんだったのかな。
翠樹の気配は他にもいっぱいだったから見落としちゃった。
[それでは役に立たないのではないですかと]
―屋敷・自室―
[窓辺に立ち、女はぼんやり考えていた。クラウドはその傍ら、おとなしく羽を休めている。考え事をしている女にちょっかいをかけると危険だとわかっているから。]
『無造作を装ったれぞれの属性を持つ者の呼び込み。
新たな竜族の誕生。
界の閉鎖……。
命を取るつもりなら、ここにわざわざ呼び込む必要はない筈。という事はそこまで危険はないのでしょうけど……何をしたいのでしょ?
多分、何らかの意図があるのでしょうけど……それは、誰の意図? 』
……情報が足りなさ過ぎるかな。
ま、いきなり危害を与えてくる事もないでしょうし、少し外でも見て回るかな?
[傍らのクラウドを見やり。]
ラディ、貴方昨日ある程度見て回ってるんでしょ?道案内してくれない?
『おーけぃ、夜のお散歩としゃれ込みますかぃ。』
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