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[脳裏には悲鳴をあげて抱きついて来た少女の姿。涙すら浮かべて縋る姿。一度ならず二度までも、彼女はその娘の恐慌状態を目の当たりにしていた。
その姿と、主を死に際まで弄んだ人狼の像は如何しても重ならない]
――違う。
[声に出してそう言うのは、それでも頭の何処かで人狼の狡猾さを理解していたからか。
でもきっと彼女は違う。
ならば、如何するべきか?]
[ 両手をポケットに入れた儘にトン、トン、と慣れた革靴で一段一段と階段を降りて行けば、緋色の絨毯を踏んで溜息を吐いて、]
然様で。怪我しても知らないが。
[他人事の口調で矢張り軽く返す。]
[人恋しい、と聞いてふと、自分もそうなのかと思い。
そんなことは今までなかったのに、と少し困惑。
しかしそれは表には出さずに]
確かに大勢の方が良いかもな。
一人では良くない事ばかり考える。
人狼は…どうだろうな、居た所でそう多くは無いと思いたいね。
[目の前の綺麗な顔が、白い腕が、崩れていく。
それは少女にはどうにも想像がつかなくて。
言葉が見つからず、ただぼうと口を開けたまま。
その微笑が、なんだかとても儚く見えた。]
……占いの力を持っていたら、誰も疑わなくて済むと思ったの。
[力があればよかった。
自分が先ほど投げたその言葉は、彼女にとってどう響いただろう。
占いの力に頼れば、無実の人が誰も死ぬことなく狼を殺すことができると思っていた。
けれど、彼女に頼ると言うことは彼女に代わりに死ねと言うことなのだ。
何に頼っても、結局は誰かを死に追いやるのか。]
私は、あなたを信じない。
占わなくても狼を見つけるわ。
[そう告げる言葉が、既に彼女が占い師であると認めかけていることに、ヘンリエッタは気づかない。]
…そうですね。
[些か弱弱しい笑みを向け。]
そう沢山は居ないのでしょう。多分、人狼よりは人間の方が多い。
人狼相手に一対一じゃおそらく敵わないでしょうし…そのような状態では、多分みなさん無事では居られないと思います。
そうね、そうかもしれない。
占った人だけは、信じられるわ。
言い換えるとね、それは誰も信じられないって言うことなのよ。
[困ったように笑って]
大丈夫よ、わたしは死なないわ。薬があるのだもの。ママだって……あ、本当のお母さんね。わたしの本当のおかあさんもそうだったけれど、薬を飲んでいれば大丈夫。
わたしも持っているの。
[それは今飲んでは、毒薬になるのだけれど。そんなこと言わなくても大丈夫]
でもありがとう。
あなたはとても優しい子ね、エッタ。
この程度で怪我するほど、抜けてないから。
運動神経は、自信あるんだからね?
[くす、と笑いつつ、こちらも軽くこう返す。
笑い方は、比較的いつもの、自然なものに近いか]
[取り出したその刃物へと目をやる。]
物騒ですが便利なものですよね。何かと役には立ちます。
…いえ、使い方次第…なのでしょうか。
[いつか見たあの部屋の刃達も、おそらくそうなのだろうと思いつつ。]
――客室――
[謝罪を口にすれば、怒声が飛んでくると思っていた少女は、ルーサーの態度に少しばかり驚いた表情をしてから――]
ごめんなさい…、起きた時はまだ日が高かったから…大丈夫かと思って…。でも気が付いたら…夜になってて…だから慌てて…
[きつく抱きしめられる温もりに、少女は警戒心を解いていく――
それが危険なことなのかどうかは。もう、少女には判別できないのだけれども。]
[暫くの抱擁後――
意を決して身を離すルーサーの、ただならぬ雰囲気に。少女は僅かに顔を強張らせる――]
「嫌うかも知れない――」「嘘の事を――」
[負の言葉が並ぶ彼の言葉に。少女は一度だけ深く息を吸い込むと、何かを決心したようにすっと目を細めて――]
解りました、神父様。
あなたのお話…、聞かせてくださいな?
[少女は今まで見せた事の無いような大人びた微笑を湛え――]
[目の前の神父を見上げた。]
……まあ、其れでなけりゃ、態々此処までは来られないよな。
[ 片手をポケットから引き抜けば、其れを項に遣り首を横に傾ける。]
広間にでも行くところだったのか?
[薬を飲んでいれば大丈夫との言葉に、知らず力のこもっていた肩が少しだけ落ちる。
目に明らかな安堵の光。
けれど、それに続くローズマリーの言葉には狼狽えて。]
なんでそうなるの!?
私はあなたなんて信じないって言ってるのに。
うん、そうね
[小さく笑う。
子供の言うことは、とても素直で、わかりやすいのだとは言わない。]
さあ、風邪を本当にひいてしまうわ?
温まっていらっしゃい?
[わたしは服を脱いで、タオルを身体に巻く。*背中の傷は見えてしまっただろうか?*]
―→浴室―
あぁ、人間の方が多い筈だ。
一対一じゃ勝てないだろうね…
[思い出すのは昔、自分を襲った赤い眼の男。
夢中で何度も刺して、そのまま逃げた。
……勝ったわけじゃなくて。
彼の目が隠したそれに向けられたと知ると、笑う様な表情で]
護身用だよ。
旅をしていれば珍しい事じゃない。
こんな物で勝てるとは思ってないけどね。
[使い方次第、と聞いて少し胸は痛んだが]
ま、そういう事。
[変わらず、笑顔のままで。
続いた問いには、僅かに首を傾げ]
ん……部屋にこもってても何だかな、って思って。
取りあえず、宛もなく出てきたとこ、かな?
まず最初に。
私は、あの男……アーヴァインを嫌っている。
30年前に、毒を盛られて死にかけたから。
だから、私があの男の為になると考える行動は基本的に取っていない。
瀕死だったあの男に止めを刺したのは、あの男の言葉を聞きたくなかったから。
シーツを被せたのは、私が二度と奴の顔を見たくなかったから。
手向けの花は、私が30年間分溜め込んだ悪意をばら撒く為の物。花言葉の本で調べれば大体分かる。
そして。
私は、あの男が神の元に辿り着いたなどとは微塵も思っていなかった。
むしろ煉獄の焔で焼き尽くされていればいいとさえ思っていた。
[抱擁を解き、語り始める。
語られるのは、故人への憎悪。]
[戸惑ったまま、逃げるように脱衣所を出る。
彼女の儚い笑顔はなんだかとても暖かく、優しく見えて、それがもどかしいような懐かしいような気持ちにさせて、落ち着かない。
その優しさは、自分の心を弱くさせてしまいそうで、何も答えることが出来なかった。
脱衣所を出る背中にかけられた、暖まってらっしゃいの言葉にくしゃみを返す。]
えぇ、山道でも、夜道でも…何が起こるかわかりませんから。
…自衛のためならば、仕方のないことです。
[やや複雑そうな色を浮かべた笑みでうなづく。]
……っと、
[我に返る。危うく料理を焦がしてしまうところだった。
外れた袖のホックを留め、オーブンを開ける。ジャガイモの皮をジャケットに見立て、粉チーズや炒めた玉葱などを上に載せて焼いた料理―ジャケット・ポテト。本来なら昼食に良いのかも知れなかったが。
皿に載せ、厨房を後にする]
―厨房→…―
似た様なものだな。
[ 返って来た答えに首筋に当てていた手を外せば、周囲へと視線を巡らせる。然う云えば、彼の鍵は元の場所へと戻されたのだろうか。]
……此処に突っ立ってても仕方無いし、広間でも行くか?
行きたい所が有るなら御自由に、だが。
……本当なら、この感情は隠しておくべきだったのでしょう。
しかし、そうも言っていられなくなりました。
何故なら。アーヴァインを殺した人狼は、私と同じ感情を抱いていた可能性が高いから。
つまり、やはりあのバラバラにされた遺体は故人に関わりのある者にショックを与える為の所業だという事。
足が玄関にあった事は解せませんが。
おかしなことに気付きませんか?
もし、分割された遺体が故人と親しい人物の元に送られるのなら。
……何故、『彼』の部屋には何もなかったのでしょう?
[ 夜の帳が下り月の昇れば、其れは“我等”の時間。
余り人気の無い場所は危険な様に思えた。
片方は獣の本能の覚醒め、片方は命の花が散る危険。]
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