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―広間―
こんばんは。
[先に来ていた2人にぺこりと会釈し、テーブルの上に料理を並べる。
先程置いた鍵がそのままそこにあるのをちらと横目で確認して、後ろに下がった]
[ 同族たる男と青年との様相が普段とは逆に成っているのに気付く者は居ただろうか。少なくとも当人達は其れには気付かなかっただろう。彼が囁くのは冷えた聲。]
獣でも情はある、か。
[ 其れを疾うに喪った――其れも自らの手で――然う思い込んでる彼には遠い。]
[握り返される手の温もりに。
少女は口許を緩めて――]
情――?
[誰に?とは聞かなかった。そして辞める理由も――]
では、神父様がこの事件を解決して…安らかな日々を送れる様に――
…誰に祈りましょう?
[少女は握り締めた手をそっと唇に寄せて――]
[ふわり――]
[花のように微笑み――]
生憎…私は二年前に…神を捨ててしまいましたの…
[悪戯っぽく呟いた――]
[ どうぞと掛けられた声に微かに頬笑んで、手を伸ばしてシルバーを取る。食欲は然程回復していなかったが、此処で断るのは失礼に当たるだろう。然し昼間に神父と交わした会話――特に毒薬の単語が脳裏を過り一瞬手を留めかけたが、ヘンリエッタが居る事を考えれば、其の様な事はせぬだろう。]
確かに。
[ 暖かいという言葉に頷き、卓上の鍵に一瞬視線を向けるも触れる事は無い。]
…少なくとも、ひとりきりの部屋よりは暖かい。
[メイの答えにそう答えると、若い女中に礼を言いながら、食事に手を伸ばす。]
[焼き立ての芋はまだ舌に熱い。チーズの匂いが食欲をそそった。
ネリーが私達を殺すつもりなら、今迄の食事に毒を混ぜてしまえばいい。
昨日だって、その前だってチャンスはあった。
やっぱりネリーを信じたくなるのは、自分が不安だからだろうか。]
―→脱衣所―
[程よく温まって、わたしは脱衣所へ戻る。
身体を拭いて、黒のドレスを身に着ける。
身体に残る傷跡は、ボレロで隠す。
膝上の丈のワンピースは、好きだったもので。
少し悩んで、そっと足を外に向ける。
こんな夜だけど、だからこそきっと星はとても綺麗だろう。
月も静かに、輝くだろう。]
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