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ユリアンだったんだ…。
[その声には安堵が混ざる。]
うんと、全然知らない人じゃなくて、良かったな、って。
…そう、だね。このままずっと、変わらなかったら良かったのに。
[ユリアンが仕える人狼様だったのは、自分にとって嬉しい事ではあったが。その為に彼が夢を奪われ追われる事になった事、最悪、殺されてしまう事はとても恐ろしかった。
さきほどのユリアンの荒らぶる声は、まだ耳に残っている。]
[イレーネの漏らした掠れた言葉に、僅かに眉根が寄る。
その表情の変化は表にそのまま直結したが、人狼騒ぎに対するものに紛れて他の者には分からないことだろう]
……協力してくれるのは、嬉しいけど……。
[そこで声は途切れた。
心の中に葛藤が生まれる。
今の状況で自分達が生き残るには僕であるイレーネの協力は必須だろう。
しかしそれはイレーネの身に危険が及ぶ可能性があると言う事。
相反する事実に、心が揺れた]
崩れしは塔か。
それとも、
[閉まる扉を見た後も、変わらず呟きを零しながら、ゆらりと少しく店内を歩き。そのうちに店を*後にした*]
……安全な場所、ね。
容疑者として名が挙がった以上、どこに居ても『安全』が無い気がするよ。
人狼からの危機然り。
──……容疑者以外の村人からの危機然り。
[誰が人狼なのか分からぬ以上、強行手段に出られる可能性は否めない]
ハ、ハハ。
私も死にたくはありませんでしたからね。
それが悪魔の囁きかもしれなくとも、手を伸ばしてしまいましたよ。
[軽く言われればキリと奥歯を噛む。
意外そうな気配には自嘲の混じった調子で返す]
九死に一生を得たと思ってみれば。
見事にその代償も払わされたということです。
[ユーディットの声。言っている意味も、内容も理解できはしたが。震えはおさまらない。
ユリアンの声にようやくゆっくりと、顔をあげて頷いた。]
…うん、今日はそうする…。
あの、帰ってはいいんですよね…?
[そうギュンターに小さく尋ねると頷ずかれ。それには少し安堵した。
食事も取らずに戻る事に。ゆらと立ち上がり、ゆっくりとした足取りで外へと向かう。]
それは、まぁ、そうですね。
[指摘を至極あっさりと肯定し]
けれど、幸いなことに「まだここでは何も起こっていません」。
人間は基本的に、何かないと動けない、動かないものじゃないでしょうか。たぶん……容疑から外れた人たちは、何かが起こらないと動きませんよ。もっと直接、自分たちの命に危機を感じない限りは。
[肩を竦めた。]
人狼から逃れられる安全な場所は……私には判りません。
でも、今居られる最善の場所、なら貴方にもあるんじゃないですか。
[イレーネの返答には「……だな」と短い返答しか出来ず。
オトフリートの言葉には]
ふぅん。
…人狼は代々続くものか、先祖返りくらいのものかと思ってたけど。
人を人狼にすることも出来たんだな。
先生の話からいけば、瀕死の時にその選択肢が得られるってところか。
[軽い口調は相変わらず。
分析するように言葉にしながら相手の声を聞く]
まぁこうなったからには、お互い協力するしかねぇよな?
折角戻した生をまた失いたくは無いだろ。
そうだ。
俺達人狼には『真名』があるのは知ってるか?
生まれた時より記憶に刻まれている、人狼としての本当の名があることを。
イレーネにも在るのかは分からないが…今後はそっちで呼んでくれ。
うっかり他の奴らに名を聞かれても、バレにくくなるしな。
[そこまで言って、一度呼吸を整える。
そして静かに口を開いた]
…俺の真名は『エウリノ』だ。
改めて、よろしく頼むぜ?
…俺らがどうなろうとも関係ない、っても聞こえるな、それは。
[自分らの命に危機を感じなければ、と聞いて眉根が寄る。
続く言葉には]
……入れてもらえるか分からないが、戻る唯一の場所は工房だ。
後は──。
[言いかけて、視線はイレーネへと向かう。
そのイレーネは隣から立ち上がり、娼館へ戻ろうと歩き出している]
あ…イレーネ、送ってくよ。
[その心労を心配し、ユーディットとの会話の半ばで席を立ちイレーネの傍へと]
[表で見せる震えも怯えも、自分の本心ではあったが。
その内に含まれるものにあるのは、ほんの少しの歓喜。]
…平気。私はその為に、在るんだから。
[ユリアンの葛藤に、穏やかに答えた。]
どうぞ貴方等の心のままに。
私のご主人様。
[深く一礼するような気配が見えた。]
私も寡聞にして存じ上げませんでしたよ。
ええ、そうですね。
無駄に死ぬつもりはありません。
[相手はどこまでも冷静だ。
ならば己も取り乱すわけにはいかないと、無意識の内に念じて]
真名ですか。
私は生まれつきではありませんので……
[答えかけてフッと動きを止めた]
あ、うん。
ユリアン、ありがとう…。
[送ると、来てくれたユリアンにどこかほっとした様な、安堵の笑みを浮かべて。それでも顔色は戻らないままだったが。
宿の中に残っている人に軽く頭を下げ、ユリアンに送られながら、娼館へと戻って行った。]
[イレーネの穏やかな答え。
一礼を感じさせる気配]
…そう、だな。
共に、この局面を乗り切ろう。
[主と呼ばれ、普段は奥底に押し込めていた享楽の念が表へと浮上してくる。
他の者達に気付かれなければ。
ここは抑えていた感情を惜しげもなく晒せる場所になるのではないか。
ふつふつと、ユリアンの中で葛藤が消え始めた]
でも、そういうものですから。
自分の命は誰より大事です。
[去り行くユリアンの背中に、呟く。]
私だって、そうだった。
[何かを思い出そうとする頭を振って、エーリッヒの方へ振り向く。]
エーリッヒ様、帰りましょう。
……私は、今私が居られる最善の場所は、あの家だと思います。
エーリッヒ様にとってもそうです。
もしエーリッヒ様が私のことを信用できなければ、ここに置いていってください。
[そしてエーリッヒが許すようなら、そのまま二人で家へと帰るのだろう。許さなければ、宿の一室を借りないといけないだろうな、と、ユーディットはぼんやりと*考えていた。*]
[ふらつきそうなイレーネの身体を支えて。
宿屋に残る者達には一応の会釈をしてから、扉を出た。
イレーネの状態を気にしつつ、歩くペースを合わせながら、娼館へと送り届ける]
…女将さんに言って、今日は客取らずに休ませて貰え。
[心境を案じ、そのまま休むようにとイレーネに提案する]
『ロスト』
[長い沈黙の後、ポツリとその名を口にした。
意識するよりも先に表に出た真名。
その瞬間、抗っていた一線を越えたことを自覚した]
ああ、こういうものですか。
では以降私のことは、ロスト、と。
宜しくお願い致しますよ、エウリノ。
[何かを諦めたようにそう答えて。
イレーネにも「よろしく」と囁きながら、疲れたような彼の気配は*遠退いていった*]
/*
…返事が遅くてすみません。
こちらこそお付き合いいただいてありがとうございます。
イレーネもご無理はなさいませんように?
勿論エウリノもですけれど。
それでは今宵はこれにて。
中身共々、本当に宜しくお願い致します。
…そうさせてもらう。でも…。
[言いかけると、どうしたといった様子で尋ねられ。
緩く首を振り、少し諦めたような風に。]
たぶん、もし女将さんに話が伝わってるなら…心配ないと思う。
人狼、かもしれない私に、お客さんなんて…
[おそらくつかない。
その懸念は正しかったようで。戻ると女将が渋い顔で出迎えてくれた。]
ユリアン、ありがとう。また…。
[そう小さく手を振り、娼館の中へと消えていった。]
[如何に人からの転変とは言え、人狼へと『生まれ』変わったことになるのだから、オトフリートにも真名があるのは道理で。
長考の後にオトフリートの口から漏れ出た名に、に、と口端が小さく上がった]
ロスト、だな。
真名が出るということは、我が同胞である証拠。
あの時の怪我が原因だとしたら、俺はアンタの親みたいなもんなのかな?
[遠のくオトフリートの気配にそう返したが、返答は期待していない。
オトフリートへ対する軽い口調はどこまでも続いていた]
[客は割り当てられない。
この状況では確かにそうか、と心中で思う]
……ん。
とにかく、ゆっくり休んで。
それじゃ。
[娼館へと消えるイレーネを見送って。
姿が見えなくなってからその場を後にした]
うん。
だから、ユリアン…じゃ、ないね。
エウリノ…様は、どうか自由で。
[一瞬、様を着けるか悩んだが、一応つけてみた。
そうしてオトフリートが真名を名乗るのを聞いてから。]
父から継いだ名は『ゲイト』。
[短く、告げた。]
[娼館を後にしてから、一度宿屋へと戻って。
当初の目的であった晩飯の調達をする。
こんな時でも腹は減りっぱなし。
尚且つ工房では技師が待っているために]
…さんきゅ、それじゃこれ代金。
[晩飯代を払い、包まれた料理を手に宿屋を後にする。
戻る途中、様々な視線を感じたが、極力気にしないようにして、足早に工房へと向かう]
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