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村を守るとか抜かしながら勝手にしにやがって……戻るぞ。アーベル。
[それは食い漁られた無残な死体のギュンター
呆然としているアーベルにかける気の利いた言葉など浮かばずにただそれだけで]
なんだ…ミハエルも来たのか。
[若干のあきれを込めて、そう呟いた]
[大きな背中がひざまづくのが遠くに見え。唸る。
アーベルの姿も見えて。]
ああ。
[追いすがって、彼らに追いついて、勿論できることなどない]
……。
[シスターの声にのろのろと顔を上げる。
真っ青な顔のまま、問いには答えずに]
…私の花は。
咲かなかったのに。
咲かなかったから。
兄様は私には。
[どこか違う光景を見ているような瞳で]
……でも、まだ。
[マテウスの呼びかけに零れたのは、こんな言葉]
何にも、聞いてない、から。
なんにも。
たくさん、聞いたのに。
じーさん、一つも、答えてない、から……。
[だから、行けない、と。
ぽつり、呟いて]
[同じように少女を引き止めようとしていた青年が動きを止め、その後ろから飛び出して、少女の腕を掴むと、半ば外に落ちかかっていた身体を引き戻そうとする]
みんな戻ってくる!お前は待ってろ!
[少女の口にする中の一人が傍らの青年であるとは気付かずに]
[そう、問いには何一つ。
とはいうものの。
不意に襲い掛かった、蒼狼の問いになど。
ましてそれが。
表面上は疎みつつも、それでも大切な孫であると。
そう、思っていた青年の声によるものになど。
答えられる者など、いるはずもないのだが]
[ミハエルの先に見えた、二つの人影に。][赤い雪の脇を通り、近づいて。]
…アマンダさん、マテウス、さん。
[声は掠れ、顔は青ざめたままだったが。]
これは、これって…。
[状況が、読めない。][否、読めているのだが、理解するまでに。][酷く、時間が。]
[――――同じ所に引きずり落とした。]
[その結果に、銀の意識は満足気に笑んだ。]
[揺らぎの可能性が、全く読めない訳ではなかったが。]
[そうなってしまえばそれは、それ。]
[狂おうとも、分かれようとも。]
[彼の本質は変わらない。][同じもの、同じ、仲間。]
[銀の雑音は。][くっくっと、ワラう。]
[追いついた先に広がるは、赤。]
…はじまっちまった。
[祭りの開始を告げる、獣達の血の宴。
贄に捧げられるのが自衛団というのも、あの事件と奇妙に一致して。
役者は揃い、舞台は整い、そして幕は今さっき開いたところ。]
…さっさと戻れ!
どの道もう助からない!
[先へ行ったものへと声をかけ、銃を抜く。
死体に群がる獣達が、生者に興味を持つ前に戻らないと。]
アーベル。戻るわよ。
おじいさんは、明日まで待ったって答えないの。
[かける言葉などないのだけれども、
誰かが言わなければ彼は帰らないのだろう。ならば]
ブリジット。近くにきちゃだめよ。
あなたも一緒に帰りましょう。
[できるだけ、やさしい声をかけたかった。
でもきっと、失敗している]
[結局来た、アマンダや、ブリジットを視界に納めながら、呆然と、いけないと呟くアーベルを強引に立たせる。
爺さんといっていたのがギュンターであることは察していて、ショックなのだろう。
だが酷ではあるが、他の自衛団員を食事している飢狼がいつこっちに牙を剥くかことになるのかを考えれば悠長なことなどしているつもりはなく]
もう聞けねえよ。アーベル。あの爺さんは頑固だからな
…なんでそうなったかは。後ででいい。今をどうするか、今はそれが重要なのはわかるだろう
くく…。
[表の声は、今は傍に駆けつけたブリジットを通じてはっきりと聞こえる。]
[直接、見ては居なかったが。][その光景は鮮やかに。][手に取るように分かる。]
[ギュンターの驚愕した死に顔が、全てを物語って。]
[ぼんやりとした様子で答えるイレーネはここを見てはいなくて]
イレーネさん?
兄様、が…?
何か、思い出したの?
[問いながら]
[それが何も今でなくても、と思う]
イレーネさん?
[蹲る彼女を支え、目で探す]
[ブリジットは今ここにいない]
しっかりして、ね?大丈夫だから。
[何も出来ない自分を、今ほど恨めしく思った事はなかった]
[呆然としている青い髪の少年に、飛び掛ろうとする獣の姿。
咄嗟に銃口を向け、引き金を引いた。
彼を掠めてしまうかもしれないが、獣を貫く音高い銃声。]
・・・・・・あ、
[男性の力に少女が抗える筈もない。ましてや今は、探している筈の1人の声も認識できない程。
ぐるりと視界が変わる。白い地面から黒い夜空へ。
窓枠に踏みとどまれる程の力はあるか否か。]
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