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─ 自衛団詰所前 ─
[歩きながら巡らせる想いは多々。
あまりにも多岐に渡り過ぎて、まとまりに欠く。
ともあれ、やって来た詰め所の前には、団員の他にも見知った姿があり]
……何、してんだ、お前ら?
[首を傾げて問いかける。
呼びかけの声はやや、かすれていた]
…、ら、イヒアルト。
[見えた姿に、視線を向ける。
胸元に畳んだ布握りしめたまま、掠れた声に首を傾けた]
わ、ワタしは、団長、ま、待っテぅ。
[知らない?と問を言外に添えてじぃと見た]
─ 自衛団詰所前 ─
……団長、を?
[ゲルダから返された答え>>86に、翠を伏せる。
落ち着こうとする時の癖で、ベルトから下げた紐飾りをきつく、握り締めた。
エーリッヒからの問いかけ>>88には、一つ、息を吐いて]
そう、か……。
俺は、ひとを、呼びに。
……団長が……。
[ここで一度、言葉を切る。
過ぎるのは、凄惨な光景]
……団長が……死んで……た。
それも、普通の死に方じゃない。
なんていうか……そこまでするか、っていうか、なんというかな、状態で。
[掠れた声で紡ぐものの、さすがに状態の仔細は告げられない]
……ヨハナさんが、傍にいたんだけど……ちょっと、話とか、聞ける状態じゃないし。
俺だけじゃ、どうにもできないから、とにかく、人手を、って、思って……。
[ぽつりぽつりと告げた言葉に、団員たちがざわめく。
場所はどこだと問われると、玉泉への道、短く答えておいた]
…ッ
[ライヒアルトの言葉に、ゆっくりと目が見開かれる。
ざわりと全身に鳥肌立てて口を開くも、
ざわめく団員たちの声に、言葉は埋もれて]
じ、ろロウ、のの、し、しわざ?
[やっと届けられたのは、それだけ。
握っていた布がはらりと足元に落ちて広がる。
描かれているのは、ロミだと見れば分かるかもしれない]
─ 自衛団詰所前 ─
……ああ。
少なくとも、俺には、そう思えた。
[ゲルダ>>91とエーリッヒ>>92、それぞれから向けられた言葉に、返すのは肯定。
ゲルダの手から布が落ちるのは見ていたが、それに対して動くより先に、騒ぎを聞きつけてきたらしき自衛団の副長に名を呼ばれた]
……いや、だから。
俺も、玉泉に行こうとしたら、そうなってるのを見つけただけだから。
とにかく、団長と……ヨハナさん、あのままに、できないだろ。
……かなり、酷い、状態だったし。
[ぽつり、と告げたなら、わかっている、と返された。
これからどうなるのかとか、聞きたい事はあったが、問える状況でもなく。
指示を受けた団員たちが忙しなく動く様子に、は、と息を吐いた]
あ、
[エーリッヒの言葉に顔を向けて。
拾ってくれようと伸ばされた手が止まるのを見る]
あ、あノ、ありがと、う
そ、そ、レ…見せに、き、キタの…
[息を吐き出す。その相手はもういないらしい。]
― 昨夜 ―
どちらにせよ、俺も永住する心算は無かったしな。
水が引いたらすぐ発てば、良い。
――…気をつけろよ。
[手伝う、というカルメンに向ける言葉は、心配そうな響きを帯びる。
が、止めはしない。
信用を表す]
─ 自衛団詰所前 ─
[影落とす表情>>96と、冷静な言葉>>97と。
それぞれの反応に、僅かに翠を細めるも、何かいう事もなく]
……案内?
ああ、わかった……。
[現場までの案内を請われ、頷く]
てわけで、付き合わされるみたいだから。
また。
[ゲルダとエーリッヒには短くこう告げて、再び玉泉への道へ向かった]
― →ロミの住居―
……。うーん。
[僕たちは手を繋いで、まずは彼女の住居へと向かいました。
追いかけてきた時とは違って、今度は辺りの様子に気をつけながら歩きます。そうして見れば、確かにいつもとは様子が違いました。
顔馴染みのお姉さんも、近所のおじさんも、誰も僕らに話しかけては来ません。よく知らない人ですら、僕らを見るとぎょっとした顔をしたり、言葉もなく睨みつけてきたりしました。
それでも直接的な危害を加えられなかったのはせめてもの救いでした。彼らの良心だったのでしょうか]
……無理しちゃダメだよ。
[2つ目の申し出は断られてしまいました>>41が、道中で何度か彼女にそう囁きました。
怯えているようなら頭も撫でました。
だけどそういう僕の顔は、少しだけ強張っていたかも知れません]
……。えっと、泊まろうって言ったの、僕なんだよ。
村の人たち、僕らを怖がってるみたいだし……ロミも怯えてた。
だから、あんまり外に出ない方が、いいんじゃないかなって思ったんだ。
[彼女とお父さんの会話に口を挟んだのは一度だけでした。
彼女が言っていたもう一つの理由――家に帰りたくない、ということに関しては何も言いませんでした。
それが後押しになったのかどうかは分かりませんが、ともかく宿泊は許されて、準備を終えた彼女と一緒に今度は僕の家へ向かいます]
―自宅―
[父も母も揃って自宅にいました。
2人にも話は伝わっていたみたいです。宿屋に泊まることを告げた時も、強く反対はされませんでした]
……。大丈夫。
僕は、2人の子供だから……きっと、すぐに終わって、帰って来れるよ。
[待たせている少女の為に、泊まりの準備はできる限り急いで済ませました。
最後にもう一度2人と抱擁を交わして、僕らは宿屋に帰ります。
繋ぎ直した手には、さっきよりも強い力が籠っていました]
―宿屋―
……。あ、待って。
[宿屋に着いて、女将さんに泊まる事を告げて。
それから与えられた部屋に向かおうとしましたが、ふと思い出したことがあって、僕は一人食堂に向かいます。
そこに戻ってきた時には、宿を一度出た時のまま置き去りにしていた手提げ袋と一緒でした]
……少し、あげるよ。
疲れた時には、甘いものがいいんだって。
[キャンディやチョコレートやマカロンや、手提げ袋から一掴み分のお菓子たちを取り出して、いつかのように差し出します。
強く断られない限りは彼女の手に握らせて、それから改めて部屋に向かったのでした**]
――…ン。
私は大丈夫だよ。
でも、ありがと。
ウェンも、気をつけて。
[ウェンデルの帯びた響きに気付けば
常のように微笑み感謝の言葉を返した]
[幼い頃から獣の聲が聞こえた。
両親には聞こえぬ聲という事を知らなかった。
だから、聞こえた言葉を無邪気に話して聞かせてしまう。
両親はさぞ奇妙に思ったことだろう。
聞こえぬ聲を聞く娘の存在を。
以来、両親は極力娘を外に出さぬようにした。
外は危ないのだという理由をつけて。
時折抜け出して外で遊びもしたが
その度にばれて沢山叱られもした。
学校にも通わせず家庭教師をあてがう。
必要な教養は身についたがそれだけだった。
家に居る時間は長く、暇を持て余す。
その時間で沢山の趣味をみつけた。
一番気に入ったのがスケッチと彫刻の二つだった]
[店を構える為に外へ出て働きたいと
両親に言って猛反対を受ける。
成長し、聞こえぬ聲の話をしなくなってはいたが
それでも尚、目の届かぬ場所に娘を行かせる事を両親は厭う。
認めてくれるまで帰らないと書置きのこし家出を繰り返した末に、
村の中でならとの条件つきで一人暮らしを許して貰えたのが8年前。
毎日のように誰かが様子を見に来るというおまけつきだったが
それでも実家に居た頃の窮屈さは薄れ自由を得た気になっていた]
[朝、目覚めが常より早かったのは夢のせい。
それは子供の頃の夢だった。
外は危ないのだと言われ広場で遊ぶことさえ
滅多な事では許して貰えなかった。
それで納得するほど出来た子供ではなかったから
こっそりと家を抜け出して同じ年頃の子と遊んだ。
後で親に知られて叱られたりもしたがそれに懲りる事はない。
外に居る時はのびのびと自由に振舞っていたし
家の事情を口にするのは避け表に出さぬようにしていた。
窮屈さを感じながらもその中で楽しみを見つけた。
今となっては遠い過去の記憶。
如何してそんな夢をみたのか当人にも知れない。
ぼんやりとした視線が虚空を彷徨う]
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