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[死体の有様には微かに眉を潜める。
村の中で見た、他の死体と大差ない亡骸。
いつの間にという思いと、わざわざ心臓を持ち去るという行為に内心では疑問を抱く。
何が目的なのかしらと。
伝説に沿った行為であったとするなら、その結果、何が得られるのか。もしくは成されるのか。
ともあれ、玲の説明待ちだろうかと、一旦思考を止め。
裕樹と孝博の脇を通り、主人を抱えて寝台へと持ち上げ、横たえ毛布をかけた。]
…気休めだけど。なにもしないよりはね。
/*
状況によってはお任せします。
私は赤と表との連絡係みたいにでもつかってくださいませ。
それに私がCOしていてもこれ絶対狼と間違えてる人が居るんで大丈夫だと思います(何が)
[唇を噛む様子に、ぽんぽん、と肩を叩き]
ああ。
ちゃんと、相談しろ、な?
[軽い口調で言うのと、琉璃が眠りに落ちてゆくのは、どちらが先だったか]
って……どこもかしこも、無理すんなってのに……。
[しばらくして蓮実と利吉が旅籠へと戻ってくる。利吉は気を失っているようだったが]
蓮実君、お帰り…。
…利吉さん、大丈夫、なの?
[心配げに見やると、息はあるし怪我もしていないと告げられる。命に別状は無さそうであるため、ひとまず安堵した]
…あれ、涼ちゃんと、晴美君、は…?
[飛び出した本人と、追いかけたうちの一人が足りない。それに関しては、涼がどうしても祖母の安否を確認しに行きたいと言ったから、と経緯を告げられた]
晴美君が、着いて行ったんだ、ね。
一人じゃない、だけ、良い、かな。
[ひとまず納得する。利吉はそのうち目を覚ますかも、と言うことで食堂にある長椅子へと寝かせ。蓮実も適当な場所へと座り、他の者が戻って来るのを待つことになった]
琉璃…?
…お休み…。
[自分を撫でながら眠りへと落ちていく琉璃に一度首を傾げ。眠ってしまったと言うのを理解すると、その身体を少し支えるようにして。自分よりも小さいため、寄りかかられても何とか支えられそうだ]
/*
まあ仮に占われてたとしてもどう転ぶか分かりませんし、取り敢えず流れで。
・・・ところで聡クン聖痕だったらしいですが。orz
[孝博の声に、漸く我に返り、少し困ったように視線を泳がせた。
小百合が横を抜け、主人を運び、毛布をかける]
あ、すまない…手伝えなくて。
それ、と…大丈夫か、孝博?
涼ちゃん、血の味はどうかな?
[そっとささやき掛け]
涼ちゃんも、ボクたちと同じように、なるのかな?
[尋ねかける意識は、やさしい天使のようで、
また同時に悪魔のように笑いかけるようでも*あった。*]
…うん、休めるなら、その方がいいよ。
[呟きながら眠りに落ちてゆく琉璃を見て、史人や榛名に頷き]
蓮実さん。…利吉さん?
[二人が戻ってくるのを見れば少しまた緊張して。
大丈夫と言われれば小さく安堵の息を吐く]
涼さん…そう、晴美さんと。
それなら大丈夫、よね。
[自分にも言い聞かせるようにそう言って]
お茶、淹れてきます。
蓮実さんも、冷えたでしょう。
[そう言って厨房へ。…何かをすることで不安を誤魔化しているのもあったか]
中/
>孝博
でしたね…orz
悔やんでもしかたがありません、がんばりましょう。
>涼
いつもすまないね…。
私達がこんな体なばかりに…。/
/*
ああ、やっぱr(…)
はるちぃちゃんにどの聖か聞いたところでそうかと思ってましたが。
まあ聖は食われる運命……
霊じゃなくてよかったとか思っちゃってごめんなさい。
[走って、走って、戻る。
旅籠のほうに。
戻りながら、そういえばはるちぃちゃんは、足元が血にぬれてたなって、どうでもいいことを思い出す。どうでもよくないか、それも多分]
つかえる。
[こわい、苦しい。でも。
私は嘘をつくんだ。]
[どう見ても、大丈夫そうには見えず。
けれど、一人放っておく事も出来なかったから、孝博の手を引いて]
みんなに、報告に行かないか?
下で玲ちゃんから説明があれば、どうしてご主人がこうなったかの理由も分かるかもしれない。
[そう言って、皆の所へ連れて行こうと]
[お湯は沸かされて保温もされていて。旅籠の主人その人が、外から来た者達にも配慮を欠かさなかったことが知れる]
あ。人数、分からなくなっちゃった。
[困ったように暫し食器棚を覘き。足りなければ後でまた取りに来ればいいかと、とりあえず10の湯飲みを盆に乗せて戻り]
…逃げませんから。
そう苛立たないで下さい。
[聡にも淹れてその前に置いた]
[戻ってきた蓮実から、状況を聞き]
まあ、晴坊っちゃんと一緒なら、大丈夫……か。
[あれでしっかりしてるしな、と小さく呟いて、窓辺へ寄る。
煙草を吸いたい気持ちはあるが、榛名がいる場所で吸うわけにはいかず。
手持ち無沙汰に、愛用のライターをもてあそぶ]
これくらい、平気よ。
[裕樹には小さく、ほんの小さくだけ、笑んで。]
…そうね。戻りましょう。
お兄さんはここに居ないほうがいいだろうし。
[言って同じく孝博の腕を掴み、半ば強引に部屋から連れ出した。]
りきっちゃん…っ
[でも、はっちゃんを見つけて、どこにいるか聞いて。
そうしたら、演技とかそういうのも、全部どっかにいっちゃって、ただ、寝てる、気を失ってるりきっちゃんのところに、駆け寄った。]
/*
・・・よもや聖痕同時落ちとは。読めませんでした。
まあ、次頑張ろう。うん。
墓下に向かって平身低頭しながら、今日のところはおやすみなさいませ。
[体の奥底で、染まれと、魔になれと、なにかが囁いている気がしました。
少女は身をふるわせました。]
ならない。
……わたしは、ひとだよ。
人をころしても、わたしは、魔じゃ、ない。
[扉の音に振り向けば、そこには少女が一人]
涼、さ…。
[戻って来た。一人で。血のついたまま]
晴美、さんは……?
[けれど利吉に駆け寄る姿は、とても彼女らしくて。動揺していることだけが見て取れて。最後まで聞けずに]
[ライターをもてあそぶ史人が目に入ると、吸いたいのだろうと言うのが理解出来て。申し訳無さそうな表情になる。謝罪の言葉が出なかったのは、隣で琉璃が眠っているのと、謝ればまた言われるかな、と少し考えたため]
[玲からお茶を受け取ったところで、旅籠の扉が開き、涼が駆け込んできた]
涼ちゃ……その、格好。
[涼の服は紅く彩られていて。その姿に思わず息を飲んだ]
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