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[エリカの言葉に少しだけ笑う]
うふふ。
別に大丈夫よ。
彼らには、私の裸を見せたから。
見たなら、怯え、惑い、呆けて、帰るしかないわ。
だから、二度と私を乱暴しようなんて思わないでしょうね。
開けてはならない。禁断の箱の中身を見たのですから。
…うん。
人狼には誰が占い師なのか分かっているのかもしれない。
…でも。
もし真の占い師を知っていてもだよ。
疑いを向けるために仲間を切り捨てたって。
そんな可能性もない、かな?
…だって。
あまりにも怪しすぎない?
残った方を疑えといわんばかりで。
なんか、あたし。
でもとかそんなのばっかりだね。
[考えながらぽつぽつと言って]
[最後に溜息と一緒に笑った]
禁断の箱……って。
[帰って来た言葉に、ほんの少し、戸惑うものの。
笑いながらの問いには、ふるり、と首を振って]
遠慮します。
今は……狂ってるヒマなんて、ないですもん。
同じに、しないためにも。
[最後の一言には、やけに強い、意思の響き]
…そう!そこなんだ。フラン。
人狼とコンタクトの取れる占い師がいたら、そいつはもう、占い師じゃないだろ?
占う必要なんか無いんだ。
誰が人狼かわかってるんだから。
〔パズルのピースがひとつ嵌ったような気分になり、少々興奮したようにフランに話しかける〕
人狼は邪魔者を喰らって生きる。
クローディアは占い師だった。
ノブは人狼リディアをその手にかけた人間だった。
ディーノは?
シャロンが占って、人間と判定したから、それだけで喰われるのか?
もしかしたら、目撃されるかもしれないリスクを犯してまで、ディーノを喰うメリットを考えると…。
そして、ディーノが一人になるチャンスを作った人物が誰だったのかを考えるとな。
俺には、ディーノが本物の占い師で、シャロンは人狼とコンタクトの取れる人間…狂人って奴にしか、思えないんだよ。
〔と、ここまで一気に己の考えを吐露する…。しかし、目を瞑って小さく付け加える〕
…証拠となるものは、何も無いんだが、な。
ああ、そうだな。
俺みたいに考える人間がいるのを期待して、わざと仲間足りえる人間を喰ったのかもしれんな。
…そうか。
フランは、シャロンを疑ってないんだな。
〔やっと吸えた煙草を味わいつくすかのように、小さくなったそれを地面にぎゅっと押し付け、煙を消した〕
そう、同じに。
ボクが、ここに来るきっかけの時と。
姉様が壊れてしまって。
父様と母様が人狼に殺された……。
……故郷が、なくなっちゃった時と。
[静かに口にしたのは、遠い日の記憶。
それは、忘れていた力の目覚めと共に、思い出したもの]
疑ってないわけじゃなくて。
…誰も信じられないというか…。
[潰される煙草]
[それを目で追いながら]
信じられるとすれば。
こうして目の前で話しているランディくらいかな。
[下を向いたまま]
[寂しげに笑う]
お前の信じたい人間が見つかったんなら、良かったよ。
〔ほっとしたように、笑い、フランの頭を撫でる〕
…シャロンか…。
あんまり俺、喋った事ないんだよな。
そのせいかね。
妙に、信じようって気持ちにならんのは。
〔宿へ視線を移し〕
…嫌そうな顔されんのが、関の山かもしれんけど、話してみないとわからんのも道理。
玉砕覚悟で、疑問をぶつけてみっかな…。
…長話しちまったな。悪い。
俺、今からシャロンと話してくるわ。
あの時はボク、ほんとにちっちゃかったから……ほとんど、何にもできなかった。
いつも母様にくっついて、教えられたとおりに力を使って……人の魂を視るだけだった。
……もしかしたら、考えたくなかったのかも知れないけどね。
大好きだった姉様が……壊れて。
人狼の手助けしてるなんて、思いたくなかったもん。
[くすり、と。
ほんの少し、寂しげに笑んで、黒猫を撫でて]
[頭を撫でられれば]
[くすぐったそうに目を瞑って]
あ、うん。
こっちこそ、引き止めちゃってごめんね。
あたしも後で…多分、行く。
まずは薬とか片付けてくる。
[また後でねと]
[ランディを見送るように]
[その場に立って]
[エリカの言葉を、真摯に聞き。
そして。
ゆっくりと口を開いた]
・・・人の魂。
それは何度も輪廻転生を繰り返すもの。
きっと。
貴方が、姉さんを好きだったように、姉さんも貴方のことが好きだったんでしょうね。
・・・ほら。
貴方のそばで・・・いつだってそばで・・・笑っているのですから。
そうだと、嬉しい……けど。
[言いつつ、ふと目を伏せて]
……姉様がおかしくなった原因は、ある意味ではボクだから……わかんない……。
・・・了解。
[何故だか、その声は―――とても弱く]
ねえ。エリス。
貴方はとても、優秀。
私が見た中では、一番優秀な人狼ね。
うふふ。
エリカさん。
そうなのか、とか。
原因は自分、とか。
勝手にふさぎこまないこと。
最後まで気を強く持ちなさい。
最後まで―――。
[そう言って、シャロンが手袋を脱いだ。
その手は、何故か、少しも火傷を負っていないキレイな手で。
エリカの頬を撫でた]
―――じゃあ。
私、行かなければいけないところがあるの。
貴方と一緒に歩いてみたかったけど。
どうやら。
それは私の役目じゃないようね。
[脱いだ手袋を付け直して。
シャロンがエリカの返事も待たずに扉を開けて、小さく呟いた]
―――さようなら。
[パタン、と扉を閉まる音]
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