情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[目を一度固く閉じ、開いた後に憂いはない。
傷つける刃は持たず、ぱりん、と細かく散る硝子は光の雨のよう。
窓枠に手をかけ外に飛ぶ。アーベルの視界から消えた一瞬の間に力を用いたか、姿は何処にもない**]
[答えは元々期待していなかったから、困惑する鳥をぽふりと撫でて、先へと進む。
目的地を遠くに認めるのと、何かが砕ける音が耳に届いたのは、ほぼ同時で]
……あ、あららぁ?
[遅かったかしら、と。
零れ落ちたのは、どこか惚けた呟き]
[流石にそんな事を言われるとは妖精王も思っていなかったらしい。
途端に出だした文句を一通り聞き流し、もう一度問いかける]
出来るのかい、出来ないのかい?
それなら残念だが…あァん、二つもずるいって?
だが、それをいうならわたしゃ三種類作ってきたんだがねェ。
カスタードに栗に林檎。それでもずるいって言うのかい。
そもそも、お前さんがさっさと見つけてくれると期待してたのに…
[文句の言い合いの後、婆の手にはそれなりの出来の偽虹の天使。
妖精王は籠を抱え込み、ベルリーナーを両手で掴んで堪能中*]
あ、あー!
馬鹿!
エーリ君の馬鹿!!
[逃げられて、あわてて顔を出したけれどどこにもいない。]
あーもう。シチュー
――火にかけっぱなしだ。
[とりあえず、小屋へたどり着くのと、馬鹿、という声が聞こえたのはどちらが先だったやら]
……窓から出て行く、というのは、感心しないのですけどねぇ。
[零れてキラキラと光る硝子の欠片に、そんな呟きをもらし。
あいてるよ、という言葉にドアへと回った。
中に入れば、目に付くのはある意味大惨事]
あららぁ……大変な事に。
また、食べてないのですか、エーリ。
……ほんとに、困ったひとですねぇ。
[呆れたような口調は、常とかわらない]
ですねぇ、落ちなくなってしまうと大変ですし。
あ、いただけるなら、紅茶をお願いできますかぁ?
食べてって言ったのに。
わかった、紅茶だね。
えーと、たしかここっと。高いの使ってやろう
[にこにこ笑って、]
で、ミリィちゃんはどうするの?
[高いの、という言葉にくすくすと笑い。
次いで、投げられた問いに軽く首を傾げる]
どう……っていうのは、これからの事ですかぁ?
とりあえず、エーリを探して止めないと、ですねぇ。
虹の天使を持っていかれちゃうのも、エーリがいなくなるのも、どっちも嫌ですし。
……それに、『約束』もありますから。
うん、これからのこと。
そうだね、エーリ君さがさないと。
探してちゃんと馬鹿っていわないとだめだね。
言ってもきかないけど。
[こぽこぽと紅茶を注いだカップをさしだす]
[自分の分も確保]
約束?
ですねぇ。
ほんとに、お馬鹿さんに過ぎますもの。
[にこりと笑って頷き。
帽子を脱いで膝の上に乗せ、カップを受け取る]
ボクの、曾御婆様に当たる方と、守護妖精様の約束なのです。
村に何かあったら、みんなを護るために頑張る、っていう。
……守護妖精様は、追われていた曾御婆様を助けて、この地に住まわせてくださいましたから。
そのご恩に報いるのは、一族の勤めなのですよ。
[そんな約束があったから、守護妖精の意識と力の残滓を引き寄せたとか。
そこまで、考えは回っていないが]
んん、よくわからないけど。
別に危険は迫ってないんじゃないかな。
護るって何から護るの?
[不思議そうに尋ねた。]
んん、紅茶おいしいね。
まあ、エーリ君はすくいようがないくらいお馬鹿だから、ちゃんと後で頭を叩いてあげないとね。
でも、そうなるとあのラブストーリーの子孫ってことなんだね、ミリィちゃん。
ヨハナおばあちゃんが聞いたら喜びそう。
危険は、ないと思いますねぇ。
護るのは、今までどおりの穏やかな暮らし、かしら?
変化がないのは、つまらないかもしれませんけれど。
誰かが欠けたり、いなくなるのは、寂しいですもの。
[にこにこしながら言って、カップを傾け]
うん、美味しいですねぇ。
[暢気に笑った]
叩いて治ればいいんですけど、ほんとにお馬鹿さんみたいですからねぇ。
ええと、ラブストーリー?
曾御婆様が助けられた時には、守護妖精様には、伴侶がいらしたらしいですけど……。
[違ったかしらぁ、と。
首を傾げつつ、頬に指を沿え]
ヨハナおばあちゃんいわく、盛大なラブストーリーだったらしいよ。
エーリ君の本では違ったけど。
[真顔。違うとか違わないとか、そんなの知ったことじゃない]
まあ、エーリ君はいなくなるかもしれないね。
おばかだから。
[紅茶を飲み干して]
叩くくらいじゃなおんないくらい、おばかさんかも。
まあさ、過保護にしないであげるのが良いかもしれないよ。
人間不信みたいだし。
愛情不信ともいうのかな。
難しい妖精だよね、エーリ君。
[白い鳥はなんか言いたげだったものの、多分、誰も気づいていない]
……ほんとに、難しいひとですねぇ。
[こちらもカップを空にして、ため息一つ]
抱え込んだって、ぐるぐるしてしまうだけだと思うんですけど。
その辺りも、ちゃんとお話するようかしら。
……その前に問題は、どこに行ったか、ですけどねぇ。
あんま詳しくは話してくれなかったからわかんないけど。
[カップを水場に運んで、]
エーリ君は教えてくれないと思うよ。今はね。
おばかだから。
[何度も言いすぎだ]
最初は怒ってあげなきゃね。
年上なんて信じられないや。
で、飲み終わった?
片しちゃおう。
それから、探そうね。
エーリ君は嫌いな方法らしいけど、使えるのは確かだし。
[メモ帳を取り出し、笑った**]
お話していただくにも、手順が必要、という事ですねぇ。
……ほんと、年上なのが信じられません。
[さらりと言って。
飲み終わった、という問いにこくりと頷く]
ですねぇ、まずは探しましょうか。でないと、どうにもなりませんし。
……あ、カップはボクが片付けますよぉ。
探すのは、お任せしますから。
[にこりと笑って言いつつ、カップを持って水場へと。
診療所でも炊事を担当しているので、手際は良かったりする]
[カップの片づけが終わった所で、アーベルの邪魔をしないようにと一度外にでる。
彼が使うのは妖精の魔法、自分の魔法とは系列を異にする。
余計な邪魔にならないように、との気遣いからだ]
……んん。
ブルーメ、落ち着かないですか?
[悪戯妖精たちの気配を感じてか、今はミニチュアサイズの箒はちょっと、落ち着きなく]
―森―
[薄茶猫の動物的勘と警戒心を悪戯妖精避けにして、木立の中を歩く。エーリッヒに対抗手段を持つミリィを訪ねるべく村の診療所に向かいかけ、漂ってきた香ばしいを少々越した匂いに鼻を森番小屋の方へ向けた]
おォや? なにやら焦げてるみたいな匂いだねェ。
火事ならやっかいだし、誰かいるならそれはそれでいいさね。
[女は度胸とばかりに匂いの方へと歩いていく。
やがて見えてきた森番小屋の外には探し人の姿があった]
おんや、娘ッ子。ここにいたのかい。
この匂いはどうしたのさね?
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新